百々目鬼(どどめき/どうめき)
女性の姿にあるものが無数にある。
教育・教訓の妖怪
百々目鬼の本質は女性の腕に現れる無数の目のこと。
その目は鳥の目です。
その女性の腕は生まれつき長く、その長さを活かして盗みを働いていました。
ある時から、女の腕には盗んだ鳥目(金銭)の精が無数に鳥の目として現れました。
盗みを働くと妖怪になるという教訓と盗みを働くときに感じる人の視線の恐怖から生まれた妖怪でしょう。
また、日本には悪事を働いたものに対しての視線というものはかなり厳しく、現代ではSNSに悪事を投稿されるいわゆる「炎上」と同じです。
それらと銅銭の中央の穴が鳥の目を連想させることなどが合わさって無数の目が現れる怪異となりました。
・女性の腕に現れる無数の目
・盗みを抑止するための教訓から生まれた。
・現代の炎上と同じ作用がある。