以前に読んだ、ある記事を読んだのでそのことについて書いてみます。
今回書いた内容の元ネタはこちら。
「ビットコイン 普及への道筋」 ― 堀江貴文氏に仮想通貨の真価を聞く
btcnews.jpさんが投稿した堀江さんとの対談記事です。
ビットコイン信者にとってはかなり鮮烈なパンチを食らう記事なので是非読んで見てください。
(※ちなみにこのブログを書いた時点ではごく最近の記事だと思って読んでましたが、実際は2年前の記事だったようで、少し解釈にズレがある場合があります。。とにかくホリエモンすげーって話です。)
今後のビットコインの普及について堀江さんが語ったのがビットコインは投機でしかないということ。
これは結構ビットコインの未来やブロックチェーンの未来を信じている人にとっては認めがたい内容ですよね。
しかも、堀江さんはビットコインが一般に普及する必要はないでしょと明確に言ってます。
別に、日常的に使われることを想定しなくてもいいんじゃないですか?実際、使われてないんですよ。特に日本みたいな国で、使われるわけがないじゃないですか。
これ、あまり認めたくないんですが、読み進めていくとだんだん納得感が出て来ます。
でね、とりあえずはそれでいいんですよ。要するに、今使ってる層ってのは、昔マイニングをしてビットコイン長者になった人たちなわけじゃないですか。ビットコインがうまいこと立ち上がって、ビットコイン長者ができたわけじゃないですか。それで、長者になった人たちがビットコインを使えるような場所が、特にアメリカで出来てきているわけですよね。
なるほど....
確かにビットコインの可能性に早く気づいてそこに投資した人たちが莫大なリターンを得て、そのリターンでビットコインの実需に貢献してるのは確かに納得。。
イーサリアムの創始者のブテリンもビットコインで得た利益をイーサリアムの運営に当てています。
話を戻すと、堀江さんが言っていることをまとめると今はビットコインを含めるトークンは実需という点でユーザーが既存のサービスを捨ててまでビットコインを決済に使う利点がない。
だから結局現在の利用価値は投機でしかないということを言ってます。
投機マネーが流れて、仮想通貨で稼ぐ人たちが増えていくというのが当分の動きであって、ビットコインおよびトークンの需要だとのこと。
(まあ確かにその通りですね....)
さらに記事の中では投機としてのビットコインの利用以外にもP2Pレンディングにおける需要があることを指摘するも、堀江さんはバッサリぶった切ってます。
それはビットコインじゃなきゃ駄目なんですか?お金を集めるにせよ、ビットコインを持ってる人が全然いないじゃないですか。普通にドル建てでクラウドファンディングした方がいいんじゃないですか?
そうやってビットコインを無理やり使おうとする考えはやめた方がいいですよ。先に問題があって、それを解決するのにビットコインが必要だから使うって考えなきゃ。
まあ、確かに当たり前ですよね...
いくらビットコインに興味があるからといって、現実の需要に目を背けて、無理やり既存のサービスをリプレイスするのは無理があるということですね。
確かにICO案件も既存のサービスで事足りることを無理やりブロックチェーンに乗せてトークン化してるものがたくさんありますが、既存のサービスから乗り換える理由が仲介手数料のみというのは難しい話です。
サービスというのは築き上げてきたブランドイメージ等や利便性などがあるので、それがいきなりトークン化されただけの模造品みたいのが出回っても、使うと言ったらなんとも言えないです。
筆者も負けずに色々な実用可能な例をあげて堀江さんに迫りますが、ことごとく斬られていきます。
そして強烈な一言が炸裂します。
あなたみたいに、ビットコインに思い入れを持ってる人っていないわけですよ。皆どうでもいいわけ。99%以上の人はビットコインがどうなろうとどうでもいいんですよ。でも、ビットコインが儲かるよって言ったら、ワーッとくるわけです。
本当にそーですよね。
自分も仮想通貨はただの投機。って言ってるけど、実際一番注目されているのは投資すれば儲かるかもしれないという点で、実需まで話が進んでいないのが現状です。
そして、一般の大多数の人からしてもどうでもいいことで、一番気になるのはビットコインは買えば儲かるの?ってことなんですよね。
ただ、ブロックチェーンの可能性を信じる人たちからすると、すごく滑稽に思ってしまうし、つい世の中の仕組みをブロックチェーンに置き換えるためにどうするかという視点になってしまう。
そんなビットコイン信者たちにトドメの一撃が炸裂します。
そういう発想になったら、おかしな方向にしかいかないし、「何あいつ。あのビットコイン野郎、なんなの?」みたいに思われますよ、はっきり言って。そういう現実離れしたよくわからない話は、普及の邪魔にしかなってない。インターネットの黎明期の時にもいたんですよ。あなたみたいな人が。実際に普及させようとしてる人を馬鹿にしてるようにしか見えませんよ。
これはもう痛快すぎて、ぐうの音も出ない感じです。
インターネットの黎明期に前線で活躍して来た堀江さんにこれ言われちゃうともう何も言い返せないですよね笑
本当に堀江さんのおっしゃる通りだと思います...
確かに確信的に見える技術だし、普及させたいと思うけど、ブロックチェーンを起点に物事を無理やり置き換えるのは本来の目的を度外視してるので、ブロックチェーンを使って本当に社会課題やビックペインに向き合ってる人たちからすると、「蚊帳の外からうるせーな」って感じですよね。
これ本当にその通りですね。
確かに思いが強いと原理主義的な思想になって、合理的なものの判断が鈍ってしまう。
いや、反省反省。
それを踏まえて、まとめに進みたいと思います。
いやいや、堀江さんはいつも本質的なことを話すのでつい聞いてて納得しちゃいますね。
ビットコインにおいても、現状での需要は投機にあって、それ以上をユーザーは望んでいないということ。
それを踏まえて、ブロックチェーンの将来を信じる僕としては、世の中の需要としっかり向き合っていきながら、前線の開発者たちがどんなことに挑戦していて、どんなことができるのか、あるいはどんなことを実現しようとしているのかをウォッチしていこうと思います。
ちなみにこの前のGW期間を使ってDapps開発した記事はこちら
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(実装レベルでブロックチェーンを理解するとホリエモンが言っている意味がすごくしっくりきます!)