本日、カフェトークした美女はこの子。
大阪の人なら知ってるが、大阪駅から徒歩圏内の中崎町は、戦争で焼けなかった古い町並みが残る地域。
町屋をリノベーションした洒落たカフェがたくさんある。
大阪駅で待ち合わせて一緒に中崎町へ行き、このカフェを選んだ。
はっきり言って、滞在中、日本人は僕らだけやった。
ミルクセーキを頼んだ彼女は、
初めて会った僕にも自分のを「飲む?」って言ってくれた。
それって、それって、間接キスやん。
さっき、初めて会ったのに、いいの〜?
いいなら飲むけど。(笑)
なんかストローに吸い付いているおじさんがいるんだけど~。
僕のコーヒーも来た。
スゥイーツのメニュー見る彼女、二十歳にしては色っぽくない?
彼女はニューヨークのバレエ学校を出て、ブルガリアのバレエ団への入団が決まり、ワークパーミッションが届くのを待つ間、日本に一時帰国していた。
FACEBOOKでつながっている。
互いに興味を持ち、ブルガリア出発までにお茶しようということに。
彼女はお母さんがバレエ教室の先生なので子どものときからバレエをしていた。
(うちの娘も実はアメリカで2歳から4歳ころまでは習っていたが、物にならなかったんやけど。(-_-;)
高校卒業後、お母さんは東京のバレエ団に入ってプロになるようにと願った。
しかし!
彼女はそれを拒否。
単身、ニューヨークのバレエスクールに行くことに決めた。
なぜか。
聞かせてもらったところによると東京のバレエ団に入って、プロのバレリーナだと言っている人のほとんどは、本当はバレリーナとしては赤字。
夜に水商売などの別の仕事をして、生計を立てているわけで、プロのバレリーナです!というのは、いわば見栄に過ぎないらしい。
それでも小さなバレエ教室をしてきたお母さんにしてみれば、娘がプロのバレリーナですという虚栄を張りたかったみたい。
でも、彼女は「私は本当にバレリーナになりたい」と決意。
親の援助など知れている中、単身、ニューヨークに渡り、当地のバレエスクールに入った。
その時に必要だった費用のうち、親の援助がいかにごく一部であったか。
そしてニューヨークでした苦労話。
これは僕はOKだと思う話だけど、たぶん全部ばらしたら怒られる。
(僕も自分の過去はだいぶ正直に話したけど・・・・・。)
それでも、苦学は続き、お金は尽きて、地下鉄に乗るお金もなく、マンハッタンの端から端まで歩いていたという。
僕もニューヨークは貧乏旅行したこともあるし、家族旅行したこともあるけど、マンハッタンの端から端まで歩く人なんかいないよ。
僕の電動車椅子を時速6キロで走らせても彼女の速足はもっと速い。
普通の女性は、車椅子の変速スイッチで時速4.5キロに落とさないと、怒るんだけど・・・・・(-_-;)
バレエで鍛えてあるし、マンハッタンを端から端まで歩きまわっていたから、屁でもないようだった。
そしてブルガリアのバレエ団に入れたので、ブルガリアの物価が安いこともあって、なりわいとしてバレエで食べるという本物のバレリーナになった。
えらいなあ。
作家だという僕に会いたかったようだけど、31年間の教員生活の退職金と年金がなければ生活できないニセモノですみません。(-_-;)
でも、とにかく話は尽きず、楽しかった。
カフェでツーショット撮るの、忘れていたので、大阪駅に帰る途中の公園で撮った。
おじさん、うれしそう。
なんか、この子は色気というか、華があった。
身長や立ち姿のスタイルなどで、どうしても外国人に負けるだろうから、その華はバレリーナとしてとても大事だと思う。
うまく活かしてねと言うと、魅力的な人に言われると嬉しいと言ってくれた。
かく言う僕をどういう人だと思っているの?と聞くと
じーーーーっと見て、かなり怪しい! っと言っていた。
で、僕がだいたい本当のことを言うと
なるほど、めっちゃ怪しいけど、どこか変にピュアなのは、そのせいかと言っていた。
(詳しくは秘密。)
でも、変にピュアの「変に」はどういう意味???
阪急で帰るのにJRの改札まで送ってくれて、別れ間際にハグして(さすが、にわかニューヨーカー)、またどこかで会って話しましょうねと言ってくれた。
あーあ。
今日も楽しかったっと!
中崎町のカフェの紹介記事にもなっているからグルメ・カテゴリーにしようかと思ったけど、
やっぱりビューティにするうううううう。
写真はSNSなどに載せても別にかまわないよと言われた。
シリーズ 作家の役得(1)
https://alis.to/abhisheka/articles/2xAV7Arxp1pW