首都デリーより少し南に下ったところにあるグルガオンは、インドで最も日本人が住んでいるところとして知られています。グルガオンはほかにも「グルグラム」とも呼ばれています。
近年のインド経済成長の影響からか、深刻な大気汚染に悩まされており、現在もその影響は無視できないものとなっているようです。
今回は、下記のような悩みについて回答します。
✓ インドのグルガオンに来た、けどどこに行けば分からない。
さて、グルガオンをプレゼンする際に一番最初に紹介しておきたいのが観光地です。最もインド旅行は割と人気なんじゃないかと考えていたりしていますし、この後紹介する物価や移住の話よりも需要があるかもしれません。
1986年に建設されたデリーのロータス寺院は、蓮の花に似た形を持つ白い大理石の寺院で、あらゆる人種や宗教の人々が歓迎され、特別な儀式なしで祈りと瞑想が行えます。寺院は3層の白い花びらに似ており、9つの水たまりに支えられています。内部には彫像や装飾はなく、滑らかな床に白い大理石のベンチと椅子の表彰台が配置されています。どんな宗教を持っていても、訪問者は靴を脱いで入り、瞑想や祈りをすることができます。
インド門はデリー市に位置し、第一次アフガン戦争と第三次アフガン戦争で亡くなったインド兵を記念して建てられています。また、新旧デリーの境界線でもあります。インド門の下には未知の兵士の記念碑があり、黒い大理石でできています。この記念碑には兵士を象徴する銃の模型が立っています。
通常、インド門周辺には兵士が多くおり、観光客は兵士と一緒に写真を撮ることができますが、兵士の同意が必要です。また、近くには小さなお土産を買うことができる小売店もたくさんあります。
インド門の近くには国会議事堂もあり、その美しい建物を写真に収めることができます。時間があれば、夜に戻って夜景を楽しむこともおすすめです。白い建物が明るく照らされ、非常に印象的な光景を楽しむことができます。
クトゥブミナールはデリー郊外のメテウリ村に位置し、美しい石塔の1つで、世界遺産に登録されています。この塔は赤と白の大理石でできており、高さは73メートルで、上に向かって細くなっています。5つのフロアに分かれ、各フロアにはバルコニーがあり、外観は三角形と円形のデザインが交互になっています。
何世紀もの風雨にさらされた結果、塔は一部傾いています。敷地内には他にも古代の墓、イスラム大学、イスラムのパワーモスク、有名な鉄柱、そして地震で被害を受けたアレミナールの塔があります。
クトゥブミナールは午後に訪れるのが最適で、光が写真撮影に適しています。また、時折塔の上を飛ぶオウム、リス、ハトなどの動物が広場で見られ、地元の人々は草地でリラックスしています。
毎年11月から12月にかけては文化祭が開催され、インドの芸術家によるライブパフォーマンスなどを楽しむことができます。
「グルガオン 料理」と調べると、なぜか銀座のインド料理屋が出てきますが、これは以外にも有名なお店だそうです。ちなみに、インドのグルガオン本場でのおすすめ料理は、やはりカレーです。
また、グルガオンにも日本人が行きやすそうな日系レストランが多数開業されているようで、もしもどうしても現地の味が気に食わなかったりしたら足を運んでみるのもいいのかもしれません。
旅行といって気になるのは空港からの交通環境です。グルガオンではメトロが通っており、それを利用することになります。
ニューデリー ⇔ グルガオン(40分70円)
IDI空港 ⇔ グルガオン(1時間半、運賃不明)
上記にも出てきましたが、インドの首都近郊にあるグルガオンでは、あの「デリーメトロ」が登場します。
デリーメトロは10個ほどのラインが完成しており、1駅あたり10ルピーほどで行けるようです。基本的にはトークンを買ってそれで乗るようです。
トークン以外にもカードがあるようですが、こちらは150円から購入できるようでメトロに割安で乗車できるようです。
デリーメトロは一見地下鉄のような響きですが、地上部分もあります。またデリーメトロの車内は以外にもきれいで、東南アジアの首都圏鉄道と似たような雰囲気があります。
次に知りたいのはグルガオン、ないしはインドの物価です。インドは思ったよりも安いわけではないということが調べた末にわかってきました。
大体のレストランでは300円くらいで食べれる!
運よく安い店を見つけると50円で食べられるところも!
なんか、マレーシアと似ているような…?
日本食は600円から1000円のレンジ!
デリバリーはゾマトというアプリで解決!
インドでの三大公費総合価格は大体5000ルピーから10000ルピーとのこと。これを日本円に換算すると、8000円から20000円くらいとなりますが、これって高くない?
日本人が住みやすいような環境だと45000円ほど。ほとんど日本と変わらない?
さて、ここまでグルガオンについてあれやこれやと紹介してきましたが、移住したい!となった場合それに値するものがあるのでしょうか?
簡単に、以下にグルガオンで働いてお金を稼いだ場合にかかってくる税金を紹介しておきます。
所得税
グルガオンで働く個人や企業は、インドの所得税法に基づいて所得税を支払う義務があります。個人の所得には、給与所得、資産所得、ビジネス所得などが含まれます。インド全体で一般的な所得税レートが適用され、所得に応じて異なる税率が適用されます。
財産税
不動産の所有者は、インド全体で一般的な財産税を支払う必要があります。財産税は、土地や建物の評価額に基づいて計算されます。
売上税
グルガオンでは、インドの商品およびサービス税制度(GST)が適用されています。GSTは国内の商品とサービスに適用され、中央政府と州政府に収益を分配する仕組みです。GSTはさまざまな税率で適用され、商品やサービスの種類によって異なります。
プロパティタックス
不動産の所有者は、地方自治体に対してプロパティタックスを支払う必要があります。これには土地税や建物税などが含まれます。
ビジネス税
グルガオンに拠点を置く企業は、インドの法律に基づいて法人税を支払う必要があります。法人税率は企業の収益に応じて異なります。
インドとはいえ、日本と同様に多くの種類の税金が課せられています。他にも、大気汚染指数では世界最悪級といわれているようですが、下記のデータを参照するとそこまでひどくない?ようにも思えます。
グルガオンは昔ながらのインドのような光景をしているわけではなく、すでに多くの企業が集うビジネス先進都市です。デリーにも近いためか多くの外国人が働いており、日本人も例外ではないようです。
インドは現在、7%以上の急速なGDP成長率を維持し、将来的には日本を追い抜いて世界経済で3番目の位置になる可能性が高いと言われています。都市の発展や人々のファッションとライフスタイルの変化など、成長に伴う変化があらゆる面で感じられます。この記事を気にグルガオンに行ってみたい!と思えていただけたら幸いです。