※この記事には私見が含まれます。
Sweatcoinは現在流行りのSTEPNの対抗馬になりえるのだろうか。その可能性について考察してみる。
Sweatcoinとは、現在プレイストアなどで手に入れることができる、STEPNのような「Move to Earn」のアプリケーションである。それをインストールすれば、基本的にはGPSをオンにして歩くだけで暗号資産が稼ぐことができるので、STEPNと似ているといえる。しかし、それはSTEPNとは全く異なるものでもある。
まずもって、Sweatcoinは2018年にイギリスで生まれたもので、非常に歴史あるアプリである。そして、STEPNのような初期投資は一切なく、ゼロから始めることができる。
肝心なのはどのくらい稼げるかだろうが、原則として一日あたり10コインまでしか稼げない。もちろん、オプションを使えば15コインくらいまでは稼げるが、最大値は決まっている。
そして、それはどのくらい歩けばいいのか、という点では「10000歩」である。ここで、個人的な見解を述べると、一日1万歩歩いて、10コイン、これは以外にもコスパが悪い。
なぜかというと、ショップや稼いだコインを使う機会を見るとわかる。なんと、ショップでは1000コインや5000コインを要する商品が並んでいるというのだ。そして、10コイン単位で買えるのは、謎の教育サブスクリプションだったりしかない。つまり、そこまで有用なアイテムが手に入れたいならば1000コインとかを用意しなければならないということだ。
確かに、これらはランダムで舞い込んでくるようなので、10コインでもおいしいアイテムが手に入ればいいものの、それは毎日掲示されているわけではなく、原則1000コインくらいからが選択肢の幅を広げる手段になるくらいで、しんどくある。
結論から言うと、SweatcoinはSTEPNの代わりにはならないだろう。また、Move to Earnという発想そのものが、まだ社会的には詐欺臭い感じにとらえられてもいるため、ハードルがさらに下がれば、多様なサービスも生まれてくる(もう生まれている?)のではないかと考える。