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ALISを今更始めてみた【辛口分析】

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  • BitcoinLIFE編集長
  • 2018/06/05 07:33
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私の運営するメディアでも記事を書きましたが、去年話題になった新規プロジェクトの中で実際にちゃんとプロダクトが出せたプロジェクトは1割にもみたない。( 話題になった国内ICOまとめ より)


その記事作成時「ALIS」は多額の支援を獲得したにも関わらず半年経ってもβ版すらリリースできてないという開発の遅さに、私は少しガッカリしたこともあり、β版利用に対するモチベーションは急激に下がり、実際に触って見るまでの時間が遅くなってしまいました。


集めた資金を開発費に投入せず何に使ってるのか純粋に気になっていました。参考にするサービスがすでにあるにも関わらず未だリリースに至っていない。サービスの運営の際に、そのスピード感だとユーザーは満足しない。リク○ートでは良かったかもしれないけど、そのスピード感だと今後難しそうだなと感じてます。

(ちなみには私は、アップデートが遅れるだけで、何百万、何千万の機会損失するようなサービスの現場で実際に働いてきたこともあり、サービス運用にはスピード感もひとつの大事な要素だと考えています。もちろんサービスの特性や分野によって違います)


最近ちょうど国内の優秀なフリーエンジニアに会う機会があり、話を聞いて見ると、各社は優秀なエンジニアの獲得に苦労しているらしいです。その人によれば(もちろん人による)優秀なエンジニアほど、お金で動かなかったりするらしいので、単純に金を積めば優秀なエンジニアが獲得できるというわけではないらしいのです。

ALISの開発の遅さについては、そういう問題もあったり、優秀なディレクターがいないのが原因かもしれないし、アイディアを出せる人がいないせいかもしれないし、実際のところは私にはわかりかねます。

しかし、このβ版をやることで多少なりとユーザーの意見を参考にするであろうことは確かなので、私も今回敢えて偉そうなことを言わせていただいております。


私は、あらゆる問題の解決に”デザイン”の力が役立つと考えています。

デザインの語源はデッサン(dessin)と同じく、"計画を記号に表す"という意味のラテン語designareである。つまりデザインとは、ある問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体においじて表現することと解される。- Wikipedia

デザインと聞くと「見た目」の話かと捉えがちですが、デザイン本来の意味というのは、何が問題なのかというところを再定義し、それの解決のための設計をし、それに基づいた見た目を作りだし解決に導いていくことだと思っています。

もしかすると、そういう広い意味での”デザイン”を行う人間がALIS運営に足りていないのかもしれません。

そして、これはいろんなプロジェクトや、いろんな企業で足りてないことだと思っています。(ちなみに私は、そういった広い意味でのデザインを生業にしています)


実際使ってみての感想は、文章入力はシンプルで良いです。

しかし記事の見せ方がイマイチのように感じます。4月頃に私が懸念していた通り、そこに新しいアイディアがないです。今後流行るかどうかは、この部分の改善がないと難しいかなと思っています。

STEEMを参考にしているのだから、記事を書いてそれがお金になるみたいなところは当然のこと、それ以上の価値を何か自分たちで作り出せているだろうか?


以下、公式の記事(参考:Part2. ALISとSTEEMの違いと、長期的発展のシナリオについて

ALISとSTEEMの違いについて

1.ビジネスモデルについて:我々のUVPは「信頼できる記事と人がすぐに見つかる」ことで、トークンは非常にシンプルで獲得方法もわかりやすくたったの1種類だ
2.プラットフォームについて:我々は最終的に、ALISをただのソーシャルメディアではなく信頼ネットワークのプラットフォームとして発展させたい

# ビジネスモデルについて

STEEMのUVPはrewardだが、我々のUVPは価値ある記事と人々にアプローチできることである
STEEMは明確に「報酬」をプラットフォームの価値として上げている。しかしALISにとって報酬は確かに大事な価値の一部ではあるが、プラットフォームをグロースさせるためのキードライバーとして捉えている。このキードライバーを利用して「信頼できる記事と人に人々が素早くアプローチできる」ことが我々の価値である。これは大きな違いだと考えている。


このように書かれているが、少なくともまだβ版では、信頼できる記事への素早くアプローチすることはできていない。触ってみての楽しさみたいなものが全然ありませんでした。全然興味のない記事を見せられるにしても、新しい体験があるsolaの方が楽しかった気がします。

コンテンツの質の問題もありますが、見せ方の問題がやっぱり大きいと思います。現状だと「上手なタイトルの付け方」「目を引くサムネイルの付け方」みたいなところでの争いになっていて、これってまさに嫌っていてた広告バナーみたいな方向性でユーザーが動いていることになります。肝心な記事の中身は...。そうなると、どういう方向性で改善するのが望ましいかが、見えてきますよね。


以上、ALISについて全然知らないくせに批判多めの辛口な記事なってしまいましたが、初めての投稿を体験するということで、引きとして実験的にやや辛口な言い振りな記事内容になりましたが、ご容赦ください。

あと、記事のサムネイル画像の設定方法わかりにくかったです!

公開日:2018/06/05
獲得ALIS:97.22
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