Ocean Protocol V4では、ラグプル問題の解決、データNFTの追加、コミュニティのマネタイズの改善を行っています。この投稿で、詳細を説明しています。
Ocean V4の現状は以下の通りです:
・V4スマートコントラクトのセキュリティ監査は完了・合格済み
・V4 Ocean Marketのフロントエンドが構築(例外としてC2Dサポートは進行中)
・V4バックエンドコンポーネントのProvider, Aquarius, ocean.py, ocean.jsなどが構築され、V4 ドキュメントが作成
・安定化、改良、内部テスト、バグ修正が進行中
本日、Ocean V4 Public Testingを開始します:
Ocean V4のスマートコントラクトがテストネットにデプロイされました。Rinkeby & Ropsten (Ethereum), Mumbai (Polygon), and Moonbase (Moonbeam/Moonriver).
Ocean Market V4は現在テスト用に公開されており、他のコンポーネントも同様です:Ocean docs, ocean.js, ocean.py, Aquarius, Provider, Subgraph, Barge
バグバウンティープログラムがあり、重大なバグが発見されると10万ドルが支払われます。詳細は以下の通りです。
今後のマイルストーンはこちら:
・V4パブリックテストプログラムの完了
・V4 Production Release — すべてのコンポーネントを本番環境に展開
・V3からV4への資産と流動性の移行 — 本番リリース当日にキックオフ
・データファーミングはV4の本番リリース後に開始され、移行完了後に規模を拡大していきます。
・V4パブリックテスト・プログラムは、OceanコミュニティがOcean V4に関わり、潜在的なセキュリティ問題を特定する絶好の機会となります。
次のセクションで詳しく説明します👇
V4パブリックテスト・プログラム
このプログラムの目的は、Oceanコミュニティとセキュリティ・コミュニティに対し、重大なバグを特定するインセンティブを与えることです。致命的なバグとは、一般的にスマートコントラクトにあり、ユーザーの資金が盗まれる可能性があるものなどが該当します。
バグを発見者には以下の懸賞金を提供します:
致命的なバグ — 100,000ドル
高 — 30,000ドル
中 — 5,000ドル
低 — 2,000ドル
V4のコンポーネント稼動後に、テスト開始となり、3月31日19:00 UTCからImmunefi bounty platformでバグを報告することができます:
当初、バウンティの対象はバックエンドコンポーネントのみです(Ocean Marketは対象外です)
その後、全てのバックエンドコンポーネント(Aquarius, Provider, ocean.js, ocean.py)に範囲を拡大予定
その後、オーシャンマーケット(C2Dを含む)に範囲を拡大
21日間にわたり致命的なバグが発見され状態になるまでプログラムは継続されます。もし重大なバグが見つかった場合は、OPFコアチームがそのバグを修正し、21日間のタイマーがリスタートします。
このループは、Ethereum 2.0、Optimism、Cosmos、Gnosisなどで実践されているWeb3業界のベストプラクティスです。(致命的なバグの可能性がありながら、スケジュールに固執という選択肢とリスクを比較してみてください)
タイミングとしては、ステップ1~3の完了に21日程度を見込んでいます。ステップ4は最低でも21日かかり、発見された「致命的なバグ」の数によってさらに長くなる可能性もあります。
Ocean V4では、ラグプルの解決、データNFTの追加、コミュニティのマネタイズの改善を行っています。Ocean V4のパブリックテストはプロトコルにとって重要なステップとなります。
Ocean Protocolのミッションは、世界に広がるWeb3データエコノミーを始動させ、データの所有者にその所有権を取り戻し、人々がデータから本来得るべき価値を獲得してより良い世界を築き上げていく事です。
データは新たな資産クラスであり、Ocean Protocolはその価値を引き出します。データの所有者と消費者は、Ocean Marketアプリを使用して、安全でプライバシーが守られた方法でデータ資産を公開、発見、消費できるようになります。
Oceanのデータトークンは、データをデータ資産に変えます。これによりウォレットや取引所、その他のDeFiツールを活用して、データウォレット、データ交換、データ協同組合を実現します。プロジェクトは、OceanライブラリやOCEANを自分のアプリで使用し、Web3データエコノミーの推進に貢献していきます。
Oceanトークンは、データへのステーク、Ocean Protocolのコミュニティへのステーク、データの売買に使用されます。Oceanトークンの供給は、短期的な成長と長期的な持続性を促進するために時間をかけて分配され、利用量の増加に応じて増加するように設計されています。
詳しくはoceanprotocol.comをご覧ください。
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