Matter Labsは、個人の自由を高めることこそが、暗号分野がポジティブな変化を促進していく最も効果的な方法の1つであると信じています。 zkSyncは、イーサリアムをスケーラブルでアクセス可能にすることで、大規模な自己主権を可能にするという信念に基づいて設立されています。
「私たちの長期的な使命は、デジタル経済への自己主権的な参加、つまり自身のデジタル資産の真のコントロール権の維持を、世界中の誰にとっても手頃な価格で提供することです。」
Matter Labs 共同創業者兼CEO Alex Gluchowski
この理念を実現するためには、暗号分野が閉鎖的なエコシステムであってはいけません。現在、伝統的な金融システムを利用している人々による参加の妨げとなっている障壁を取り除く必要があるのです。これは、金融以外の面においても、自己主権の維持が困難になっている地域において、特に重要になものとなります。
暗号分野をグローバルに利用できるようにするためには、導入のための金銭的な障壁や複雑な仕組みを取り除くソリューションが必要となります。そこで登場するのが「オンランプ」と「オフランプ」であり、複雑で高価なプロセスに煩わされることなく、ユーザーが既存通貨とデジタル通貨を簡単に交換できるようにするものです。
私たちは今までも、これらのソリューションについて多くの記事を書いてきましたが、今回はメインネットのローンチ時にzkSync 2.0にオンランプ/オフランプ製品を導入する予定のプロジェクト「Ramp」についてお話します。
Rampは、シンプルなUX、迅速なオンボーディング、多岐にわたる地域や支払い方法にわたる優れたカバレッジで、暗号エコシステムへのアクセス性と利便性を提供します。Rampは、すでに世界150以上の国と地域をカバーしており、クレジットカードやデビットカード、銀行振り込み、Apple Payなどの便利な支払い方法を幅広く提供し、近日中にはGoogle Payも登場する予定です。
Rampの実装と、このコラボレーションがzkSyncユーザーにもたらす可能性について紹介します。
暗号分野の普及にもかかわらず、世界経済の大部分はいまだにレガシーなフィアットの仕組みの上で動いています。
Web3がインターネットの次の主要な概念となるには、この価値(と経済)を利用する必要があります。そこで、Rampの暗号化されたオン/オフランプが必要となるのです。
暗号資産の購入や売却には、複雑な学習と労力が必要なため、熱心なユーザー以外は、Web3アプリの実際の使用から遠ざかってしまう可能性があります。
簡単なオン/オフランプの仕組みは、ユーザーにとっての時間的なコストや、複雑さを大幅に削減し、Web3体験に集中できるようにすることができるのです。また、開発者は、金融の仕組みを複製して、運営する全ての法域で維持し続ける必要がなくなり、技術革新にのみ集中することができます。
私たちは、企業として、または個人として、より公平でアクセスしやすいデジタルライフを提唱しています。Rampは、Web3を全ての人にとってアクセス可能な現実にするというミッションにおいて、イーサリアムの理念を継承していることを誇りに思っています。
また、zkSyncのゼロ知識証明ベースのレイヤー 2ソリューションは、イーサリアムの未来、そしてWeb3の未来にとって不可欠な要素であると信じています。
そして、その可能性を実現するためには、ネットワークへの資本の出入りがスムーズで苦痛のないものとなる必要があるのです。
「私たちにとって、zkSyncに経済的価値の出入りを提供することは、分散型アプリケーションやプロジェクトのエコシステム全体の繁栄を保証することを意味します。私たちがこの潮流を促進することができれば、全てのWeb3の小さなボートを持ち上げ、それらがスムーズに航海し、より多くの価値の創出が実現することになるでしょう。」
— Ramp マーケティング部長 Greg McEwan
Rampは、ArgentなどのプロジェクトがzkSyncをフルに活用できるよう支援を続けていますが、私たちはさらにその先を目指していくつもりです。具体的には、新たな機能と支払い方法を追加することで、より多くの人々にリーチし、より多くのプロジェクトが効率的かつ持続可能な方法でイーサリアムL2エコシステムの中で成長できるよう、ゼロナレッジの扉を大きく開きたいと考えています。
Rampは、Web3を既存のグローバルな金融システムとシームレスに接続し、価値のインターネットを実現するためのインフラを構築しています。Rampのコア製品であるOn-and Off-Rampを通じて、150カ国以上の企業や個人に、暗号通貨とフィアット間のシームレスな交換体験を提供しています。Rampは、すでにデビットカードやクレジットカード、銀行振り込み、Apple Payなど、世界の主要な決済手段と完全に統合されています。
zkSyncは、ZKロールアップを採用し、最新のシンプルなゼロ知識証明を活用することで、基盤となるブロックチェーンのセキュリティ特性を保持するレイヤー2スケーリングソリューションです。
zkSync v1は、2020年7月からイーサリアムのメインネットでライブ配信されている決済用のZKロールアップであり、多くのプロトコルやウォレット、dappsに採用され、4M以上のトランザクションを実現しました。
zkSync v2は、EVM互換とコンポーザビリティを維持した汎用スマートコントラクト用のZKロールアップです。テストネットには現在、DeFi、NFT、ゲーム、DAO、取引所、オンランプ、ウォレット、デベロッパーツール、データ分析などのプロジェクトから150件以上の参加登録があります。
詳しくはzkSyncの各コンテンツに参加してご確認ください:
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