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先日、Play-to-earnゲームについて、暗号、NFT、従来のゲームを組み合わせることで、ビデオゲームに革命をもたらしているということを紹介しました。Axie InfinityやCryptoKittiesなどのPlay-to-earnゲームは、すでに世界中で大流行しており、ゲーム業界から大きな注目を集めています。
Play-to-earnゲームは、アバターやアイテムを機能的なリセール市場を持つNFTとしてミントし、真の所有権を実現することで、ゲームの世界に大きな変化をもたらします。また、ガバナンストークンやDAOを使ってアップデートを行うことで、開発者からプレイヤーへと力をシフトしていくことができます。そして、ゲーム内の架空のお金ではなく、暗号通貨でゲームプレイに報酬を提供することで、ファンにインセンティブを与えます。
Facebookが、Play-to-earnゲーム領域に参入することは何を意味するのでしょうか?
Facebookは既に独自チェーンとしてDiemの構築に取り組んでいます。30億人以上のユーザーを持つ1兆ドル企業であるFacebookの参入は、この分野に大きな衝撃を与えるでしょう。
だからこそPontem Networkは、インセンティブ・テストネットや開発ツールを備えたDiemの実験プラットフォームの構築に注力しており、人々が、ここからブロックチェーンの未来を作り始めることができるように準備をしています。FacebookがPlay-to-earn型ゲームの世界に参入すれば、急速に成長している暗号分野のコミュニティと資本が飛躍的に拡大することになります。そして、それはまさに起こることだと考えています。
Facebookはゲーム会社でもある
Facebookはどのような企業でしょうか?
彼らの主要製品(Facebook、Instagram、Whatsapp)はネットワークやメッセージングアプリケーションなので、ソーシャルメディアと言えるかもしれません。また、Facebookの収益の大部分は、これらのサービスにターゲットを絞った広告を掲載することで得られているため、広告メディアという答えもあるかもしれません。また、Facebookはデータビジネスであるとも言えます。なぜならば、ソーシャルメディアサービスで生成された情報を収集し、広告のターゲティングリソースとして利用しているからです。
これらの答えはすべて正解であり、重要な結論をもたらします。Facebookは多角的かつ関連したビジネスを展開しています。Facebookは様々な分野で競争し、勝利を収めており、ゲームはそのポートフォリオの重要な要素となっています。
Facebookでは、毎月3億5000万人がゲームをしています。また、2億3千万人がゲーム関連のFacebookグループに参加しています。Facebookの最新のGaming Marketing Insights Reportによると、モバイルゲーム部門はCovid-19によって2桁の割合で成長し、米国では28%、英国では50%の成長が見られました。新規ユーザーの多くは若年層です。
レポートによると、新規のモバイルゲーマーは、既存のプレイヤーとは決定的に異なる点があります。プレイ時間が長いということです。米国では、既存プレーヤーに比べ、週に3時間以上多くゲームをしているという統計が出ています。また、ゲーム内でお金を使う可能性が高く、使った場合には平均以上のよりお金を使っています。また、マルチプレイヤーモードやボイスチャットなど、ゲーム中のソーシャル活動にも興味を持っています。また、ゲームをしていないときでもコミュニティに参加するために、ゲームグループに参加している人もいます。
ゲーム内での消費とコミュニティの構築は、ゲームビジネスにとって不可欠です。そして、Play-to-earnの要素は、これらの側面を大幅に強化します。また、NFTは、ゲーム内での消費を永続的なものにし、リセール市場によってゲームへの投資をより魅力的なものにしています。Facebookグループ、Discord、Telegram、YouTube、Twitterには、Play-to-earnに焦点を当てた、それぞれの活発なコミュニティが存在します。きっとFacebookは、これらのPlay-to-earnのコミュニティを独占するための戦略を練ってくるでしょう。また、Facebookは毎年1,000億ドルの決済を処理していますが、そのパイを、ゲーム領域の促進によってより大きく取りたいと思っているはずです。
Facebookはメタバースに大きくベットしている
最近のハイテク業界での最大のバズワードは「メタバース」です。この言葉は、1992年に発表されたニール・ステファンソンの小説「スノウ・クラッシュ」に由来するものです。メタバースとは、デジタルと体感が一体となる、インターネットと現実世界の境界が溶解する場所のこととされており、「没入型、コラボレーション型、インタラクティブ型」で、シームレスな価値の交換手段が組み込まれたデジタルの未来を表しています。
一つにまとまったメタバース、それがインターネットの未来なのです。
ニューヨーク・タイムズから大手ハイテク企業、そして暗号ツイッターまで、誰もがこのメタバースについて語っています。そのため、マーク・ザッカーバーグがテレビ番組に出演し、Facebookがメタバースに独自の空間を作ると発表したことが話題になったのも、もはや不思議ではありません。
先週、ザッカーバーグは「CBS This Morning」でゲイル・キングのインタビューを受けました。ザッカーバーグは、2台のOculus VRヘッドセットを持参し、Facebookのメタバースのビジョンを披露しました。これは、人々がアニメチックなアバターとして交流する3Dバーチャルリアリティの世界です。ザッカーバーグは、その中で、これがリモートワークの未来だと説明しました。フラットなZoomミーティングを見つめる代わりに、ワーカーは空間オーディオ、ホワイトボード、インタラクティブ機能を備えたバーチャルオフィスに没頭することになるでしょう。
この開発は、遊びではなく仕事に焦点を当てたものですが、Facebookがメタバーズに大きくベットしていることを意味します。これがインターネットの未来だとFacebookが本気で信じているのなら、ゲームを含めた彼らのビジネスモデルのあらゆる側面にメタバースを導入することが期待できます。
Play-to-earnは、ゲームの世界と現実の境界線を曖昧にするため、現在のゲームにおけるメタバースの最も優れた実装方法といえるでしょう。NFTのアバターやAxiesなどのアイテムには実際の価値があり、ゲームプレイには暗号通貨で報酬が支払われます。Play-to-earnゲームで課題をクリアすると実際のお金が手に入るので、「仕事」と「遊び」の区別自体がなくなってしまうのです。フィリピンでは、すでに多くの人がパンデミック中の収入としてAxie Infinityを利用しており、これはFacebookのゲームレポートで紹介されているCovidによるモバイルゲームの爆発的な普及を示す証拠でもあります。
興味をそそられるのは、Facebookのゲーム収益化オプションの多くが、すでに来るべきメタバースを示唆していることです。開発者向けの戦略リストの中において、最初の選択肢はゲーム内課金です。現在、これらの購入プロセスは、Facebookのサーバーに保管されている仮想アイテムを使ってFacebookが管理しています。しかし、FacebookがDiem Blockchainを立ち上げれば、これらは現実世界の価値を持つNFTとしてミントされ、Facebookに取引手数料が支払われる形になるでしょう。アバター、サブスクリプション、その他の購入は、ブロックチェーンで保護され、Facebookのゲームプラットフォーム上のさまざまなゲームで使用することができます。,またFacebookは、これらのゲームの二次的なリセール市場を管理し、それらの取引から手数料を徴収することもできます。
Facebookは、「地域市場に対応するための50以上の通貨」と「クレジットカード、携帯電話会社の請求書、PayPalなどの支払いメカニズム」をサポートしていることを強調しています。これは、Diem上の独自の暗号通貨のための明白な足掛かりのように思えます。Facebookのゲームに暗号通貨を組み込むことで、通貨交換および支払いプロセス全体が簡素化されます。また、ゲーム内での購入プロセスも合理化され、特にアイテムがNFTとしてミントされる場合には、その効果は絶大なものとなるでしょう。
Facebookのフィンテック部門の責任者であるDavid Marcus氏は、Facebookが決済分野を支配したいと考えていることを明確に伝えています。
Tweet: https://twitter.com/davidmarcus/status/1427960799214014471
もうひとつのマネタイズ戦略は、「Ads for Virtual Goods」です。
Facebookのバーチャルリアリティの世界のビジョンが明確な今、その世界に広告を掲載することは大きな機会の一つになるでしょう。また、同じように没入感がある魅力的なバーチャルリアリティゲームの登場も想像できるでしょう。Facebookは、デジタル世界の未来の在り方として、メタバースに大きくベットしているようです。そして、FacebookがVRワークスペースやDiemブロックチェーンを展開していく中で、Play-to-earnゲーミングもすぐに追随して導入されるでしょう。
Play-to-earn型ゲームの未来
Facebookでゲームをしているユーザー数と、彼らが生み出す膨大なキャッシュフローが存在するにもかかわらず、多くの人がFacebookのゲーム会社としての実力を過小評価しています。それは、ゲームやモバイルゲーム全般をカジュアルなものと考えているからかもしれません。しかし、Play-to-earnは、インセンティブを生み出すことで、その状況を一変させる力を持っています。
FarmVilleの農場を覚えているでしょうか?
今、何百万人もの人がFacebookでキャンディークラッシュやカジノゲームなどのゲームをしています。その時間が実際の収入につながるとしたら、どれだけの人がゲームに参加するでしょうか。そして、Facebook上でのPlay-to-earn型ゲームを中心としたコミュニティが成長すれば、その参加者数はさらに増加するでしょう。メタバースにより多くのゲームが導入されるにつれて、ゲームが人々をメタバースに引き込むことになりますが、その点において、Facebookは圧倒的優位性を持っているということです。
Pontem Networkは、Facebookのパーミッション・ブロックチェーンであるDiemの最高の実験ネットワークとして機能します。Facebookのメタバースへの進出とDiemについて詳細を知りたい方は、こちらをご覧ください。Diemの構築準備ができたら、ローコード開発ツールであるPontem Blocksを試したり、テストネットでアプリケーションをテストしたりしてください。
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Pontem Networkについて
Pontemは、Polkadotを介して、DiemブロックチェーンをEthereumのようなパブリックパーミッションレスブロックチェーンの分散型エコシステムに接続するためのブリッジを構築しています。これにより、Facebookの27億人のユーザーは、分散型金融(DeFi)からノンファンジブル・トークン(NFT)まで、あらゆる暗号のユースケースにシームレスに触れることが可能になります。Pontem Networkとその開発プラットフォームにより、ユーザーは製品をDiemブロックチェーンに移行する前に、Polkadotやその他のチェーンでアプリを構築し、テストすることができます。
Pontem Networkは、Meta(Facebook)のDiemブロックチェーンのインセンティブ付きテストネットとして機能するPolkadot Substrateベースのチェーンです。このプロジェクトでは、Polkadotを使用して、クリエイターにDiemの可能性を紹介し、Diem協会に移行申請を行う前にアイデアの検証を実行する機能を提供しています。また、クロスチェーンブリッジを利用することで、Pontemは他のネットワークで確立された流動性、データ、ツールをシームレスにDiemとの間で相互利用することができます。
Pontemのビジョンは、Diemブロックチェーンの主要な実験ネットワークとしての地位を確立することであり、本質的には、流動性のためのブリッジだけでなく「DiemのためのKusama」にもなることです。これは、非常に効率的で柔軟性の高いPinknodeのコードを使用して、現在のKusamaネットワークにdAppsを接続するPinknodeの能力と完全に一致しています。既存のKusamaブロックチェーンは、初期段階のスタートアップの育成、革新的な創造の実験、Polkadot上に展開する前のdAppsのインキュベーションに適した場であるという評価を得ています。これは、参入障壁の低さ、より寛容なスラッシュペナルティ、よりスピーディなイタレーション、そして最新のテクノロジーにより成り立っています。
DiemのKusamaビジネスモデルを達成するためのPontemの旅は、野心的なものに他なりません。誰もが知るWeb2の巨大な力を、Web3の世界へ引き込む架け橋を構築していきます。
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