まずは以下の資料をご覧ください
ALIS一般公開用Google Analyticsデータから見ることが出来るデータです
図1. 直近一か月のいいね数の推移
図2. 直近一か月の平均ページ滞在時間の推移
これらのデータから、
・いいね数が減少傾向
・ページ滞在時間が上昇傾向
ということがわかり、『ALISユーザーの目が肥え、より長い・クオリティにこだわった記事が読まれつつある』と言えます
んなわけないですよね
ユーザー数の視点が抜けてますから
そこで下の図をご覧ください
図3. 直近一か月のユーザー数の推移
図4. 7日間のアクティブユーザー数の推移
これらの結果から、グラフの傾き的にユーザー数の減少速度より、いいね数が減少速度の方が大きいので、『ALISユーザーの目が肥え、より長い・クオリティにこだわった記事が読まれつつある』と言えます
んなわけないですよね
ちゃんと『ALISユーザーの目が肥え、より長い・クオリティにこだわった記事が読まれつつある』とできる状態を考えるべきである
そこで私は
・1人当たりのいいね数が減少してること
・1いいね当たりのPVが上昇していること
・ページ滞在時間が上昇傾向
この2点が指標になると考えた
そこでデータをエクスポートし、それぞれをグラフ化した
図5. 1人当たりのいいね数の推移
図6. 1いいね当たりのPV数の推移
これらの結果から、相関係数は少し残念だが、
・1人当たりのいいね数が減少してること
・1いいね当たりのPVが上昇していること
が示すことができる
1人当たりのいいね数は平均2.45(標準偏差0.43(平均の17.6%相当))
1いいね当たりのPVは平均19.4(標準偏差3.1(平均の16.0%相当))であった
*トレンドに対して標準偏差を求める価値に議論が......
*標準偏差を平均の何%相当と表すことに議論が......
また、面白い結果として、下のような結果が出た
図7. 7日間のアクティブユーザー数に対するいいね数の推移
現代の人の生活リズムは基本的に一週間(7日間)で作られていることが多い
そのためALIS運営も7日間のアクティブユーザー数を公開していると思われる
データは示さないが、ALISのGoogle Analyticsデータを一週間、曜日という面で切って解析してみるとそれぞれの曜日ごとに傾向が見られるため、ALISユーザーも現代の一般的な人と同様に7日間を生活リズムとしているといえる
7日間での合計いいね数を計算し、それぞれの7日間のアクティブユーザー数で割ることで、7日間のアクティブユーザーが7日間でどれほどいいねを押しているかをアクティブユーザー数単位で求めた結果が図7である
図7では6月から明確にアクティブユーザーによるいいね数が減っていることがわかる
ページ滞在時間が上昇傾向というのは怪しく、前回も示したが、ページ滞在時間はDesktopではさほど変化せず、むしろMobileによる滞在時間が上昇傾向を支えていることがわかっている
下に図を示す
図8.直近一か月の平均ページ滞在時間の推移(デバイスごと)
また、Mobileによるいいね数は全体の10%未満である(前回記事参照)ことから、長い記事にいいねが付けられているとは言えない
これらのことからも『ALISユーザーの目が肥え、クオリティにこだわった記事が読まれつつある』が『長い記事にいいねが付けられているかは不明』と結論付ることが出来ると思う
本仮説に欠けている視点