こんにちは。
今日は資源ごみと不燃ごみの日。
蛍光管専用の箱に大量の若い女性向けの剃刀や化粧品の使用済みの缶?箱?が入っていたんですよ。
もうね、すぐに特定されちゃうわけです。
間違って入っているものは収集せずに放置されて、後始末は町内の人が行い再分別なんですよね。
それを知らないのは、町内の掃除係が回ってこない入れ替わりが多い単身者さんの賃貸住宅の4世帯。うち女性は1世帯なので・・・大家さん経由で遠まわしで気を付けてねと連絡がいくわけですが・・・「ウザイ」と思われているでしょうね・・・
「はぁ・・・」とため息が出た東果です。
前回と同じように、私の両親に説明できるように本編仕上げます。
※今回も「もずくさん」の記事から引用しています。
本篇
・WEB3.0のおさらい
もずくさんの[入門編]Web3.0ってどんなもの?《後篇》から引用
さて、WEB3.0というのはインターネットに特化されたの一部の企業や組織が様々なデータ(コンテンツ)を独占することなく、みんなで利用できるよということなんです。
もずくさんの「ALISをWeb3.0な世界への入り口にしよう」から引用
ここでいうデータ(コンテンツ)というのは、ゲームや音楽、地図やお買い物、ニュースや広告、個人の情報(住所・連絡先・カード情報)などと仮定します。
個人情報は見せなくても相手に信用してもらえる仕組みがWeb3.0の中に備わっている。
もずくさんの「ALISをWeb3.0な世界への入り口にしよう」から引用
ということなんですね。
技術的なコトはここまで。
医療にはどのように応用されたらいいのかを書きたいと思います。
ユーザー(患者)が一番の利益の享受でしょう。
ここでいう利益というのはお金ではありません。
最大の利益は時間です。
現在、初診で病院に行き、外来受付で下のような診察申込書を最初に書いてから受付をする病院が大半だと思います。
これは、少ない方です。多いところでは現病歴、既往歴、家族歴、過去の手術の有無、アレルギーの有無、職業などすべて書かなくてはなりません。
特にアレルギーは注意が必要です。食物以外に、ハウスダストや動物の毛、なんでも書きます。消毒用アルコールにアレルギー反応がある場合、必ず記入。また、抗生物質(化膿止めなど)にもある場合は必ず記入しなければなりません。
1人で病院へ。体がつらくて書くのが面倒と省略したいと思うでしょう。早く診て欲しい。わかりますよ。わかるけど医療事故を防ぐためにも書かないとダメなんです。
違う病院に行くたびに書かされる。紹介状があっても書かされたことも。
自力で病院にいける。ということは意識もまだあるし、そこまでの体力もある。重大な事態まで至ってない。
ですが、
と、救急車を呼びました。
そんな状態で「診察申込書を書いてください」と来たら、
ですよねー。
そこで代わりに救急隊の方があなたに尋ねます。
・どうしてこうなりましたか?
・いつからですか?
・なにか思い当たることはありませんか?
その間、救急で搬送するか、そうではないかと判断するために、脈拍・血圧・血ガスと呼ばれるものを測定されたり、外傷・顔色・呼吸回数・応答の可否、様々なことを調べられます。
そこで次のような搬送の目安となる救急隊のチャートがあります。
START法による診断フローチャート ウィキペディアより
上図は、救急隊のフィールド・トリアージに使われているものです。
「あかいち!」という言葉は。
チャートでいうと「赤:Ⅰ(緊急治療)」に該当したんですね。
(アンタ、過去にあかいちを何回聞いたのか?とツッコミはなしで)
許してください.....orz
ですけど、救急車は発進しません。症状にあった受け入れ先の病院を探しています。
発進してもしなくても、まだまだ色々質問がきます。
現病歴、既往歴、家族歴、過去の手術の有無、アレルギーの有無、職業上、何を行い、何を取り扱っているか、この症状が発生する前やその日は何を飲み食いしたか。過去に似たようなことはあったか。これまでの経緯の説明をすべて求められる。正確な治療の為にだ。
救急隊員がこれをそのまま同じことを質問します。答えられる範囲内はきっと答えたかもしれませんが記憶にありません。
ほかにも家族の連絡先や緊急連絡先。会社名や会社の連絡先などいろいろと聞いてきます。
苦しくて痛くて息も絶え絶えの状態で・・・
病院につく前にこれ全部やるんですよ。
あなたはこれに耐えられるでしょうか。
家族など付き添いで来られる方がいれば、その人に聞きます。しかし、本人でしか分からないことが多いので本人に聞くのです。
無事に病院に到着。救急外来に運ばれました。先生や看護師さんらは、あなたがどんな状態でも治療をする体制で待っていました。
お薬の入っていない点滴を刺されました。どんな薬をいれるべきか、まだわからないのです。
そこで、もう一度先生は。
現病歴、既往歴、家族歴、過去の手術の有無、アレルギーの有無、職業上、何を行い、何を取り扱っているか、この症状が発生する前やその日は何を飲み食いしたか。過去に似たようなことはあったか。これまでの経緯の説明をすべて求められる。正確な治療の為にだ。
を聞いてきます。
救急隊の方が聞き取れなかったか、あなたが答えなかったのか。抜けている情報・もう一度確認の為にあなたに聞きます。
おおよそのことが分かれば治療方針も決まり、処置が始まります。
がんばったね。もう大丈夫ですよ。
・待たされてイライラする患者
・ユーザー(患者)から見れば、早く治療してほしい。
・企業(医療側)は治療の為に正確な情報が欲しい。
目的は治療なんです。争っている場合じゃありません。
患者も医療側も一刻も早く治療したいと一致しています。
患者も医療側もです。
お互いの最大の利益は時間です。
重症度が高ければ高いほど時間は貴重です。一刻を争います。
現病歴、既往歴、家族歴、過去の手術の有無、アレルギーの有無、職業上、何を行い、何を取り扱っているか、この症状が発生する前やその日は何を飲み食いしたか。過去に似たようなことはあったか。これまでの経緯の説明をすべて求められる。正確な治療の為にだ。
記憶違い・気が動転して違う答えをした。こういうことも起きると思います。
そんなことが起きないように、自分の「産まれてから現在に至る」までの診療録(カルテ)や家族の病歴、アレルギーの有無、職業・住所・連絡先を一元化してほしいと思うのです。
・データの保管は国・自治体・各医療機関で分散し、医療専用のネットワークとして、外部ネットワークから遮断。(銀行のATMみたいなイメージ?)
・ユーザー(患者)は役所、病院などの窓口で自分のデータを確認、更新など出来る。
・企業(医療側)も役所、病院などでデータの確認、更新も出来るが取り扱い要資格者を配置、医師・看護師以外はユーザー(本人・家族)の2段階認証が必須。
これに各自治体や国レベルの救急隊などがネットワークに関わる。
技術的問題。個人情報の取り扱いなどいろんなハードルがあると思います。
住居・金融・資産・公的手続きなどとは別に、医療専用のWEB3.0ネットワークが医療ミスを減らし、救われる命も増えるのではないかと思います。
わたしが生まれた病院は、廃院でなくなり産まれたころのことを知ろうと思ってもわかりません。過去に掛かっていた病院もいくつか消えました。取り寄せたいカルテが、もしそこにあったなら・・・
残念です。
・超本題が私が声を大にして言いたかったことです。
前編から後編まで引っ張るだけ引っ張って、こんなに短い文章。
すみません。他に思い浮かばなかったです。
産まれてから1度も病院に行ったことはないという人はいないでしょう。
病院に行けば、子供の頃は親が子供に変わって答える、大人になれば自分で答える。自分が子供の親になって子供のことを答える。
切り離せるものじゃありません。子を持つ親ほど動転して頓珍漢な答えを出してしまうかもしれません。
WEB3.0という技術で便利になるなら、後押ししたいと思う人が増えると思います。
引用許可をして頂いた「もずくさん」には再度、感謝。
今回、書こうと思ったきっかけが私の救急搬送でした。
東京都の救急隊の皆さま。搬送先の医療スタッフの皆さま。宿泊先で救急の手配や後のことを心配せずに行ってきてくださいと言ってくださったスタッフの皆さま。そしてオフ会で出会った皆さま。
本当に助かりました。ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
メリー八百万! 医療にこそWEB3.0を (前編)(1/3)
メリー八百万! 医療にこそWEB3.0を (中編)(2/3)
12月26日夕方以降に追加
ちょっと私の確認が遅く、言いたいことを全部言ってくれた記事があります。
ほんとうに上手なんだよね。プリンさん
仕組みに惚れる技術屋の落とし穴。消費者目線のWeb3競合続々
ぷりんさんの視点は本当に面白いし、切り口もハッとさせられて、情報収集もしっかり。まとめ方もうまくて速い。広告代理店の元プロデューサー?、ディレクションだったの?と思うばかり。
そう、受託者の利益・・・
私の語彙集にはない言葉だった。
まぁ、こればかりは敵わないな。
この文章を引用して書けることがない。
プリンさん、ありがとう。