こんにちは。
皆さん草コイン掘ってますか?
私はここ最近まで BitZeny と呼ばれる草コインのマイニングをメインに行っていたのですが、GPUMinerの登場 と TITAN Vを使用しているとはいえかなりのハッシュレート が出ることからBitZeny界隈では早急に対策を講じる必要があるものの、BitZeny2.0への移行やorgドメイン問題だったりで目の前の問題に対応することが多すぎてBitZenyへの閉塞感が感じることが多くなったため最近ではめっきり掘る意欲が減ってきました。
代替えになるような、そして、GPUやASICなど一部の供給に作用されないアルトコイン(近い将来GPUがCPUほど汎用的に供給されれば良いのですが...。)を探していたところ Zoin というコインに出会いました。
Zoin 自体の説明は解説されている記事が多いので今回は割愛しますが、Zoin (ZOI)の特徴を簡単に説明すると
- monacoin や BitZeny と同じくPoWである
- BitZeny のように CPU でマイニングができる
- 非中央集権型 である
比較的新しい仮想通貨でハッシュアルゴリズムも lyra2 の派生アルゴリズムを採用しています。(ロードマップも公開されており着実に一歩一歩前に進んでいるコインの一つと言えるでしょう)
BitZenyでCPUマイニングされている方なら比較的簡単に乗り換えることが出来ると思います。
今回は macOS での Wallet 導入からマイニングプールへの登録、そして Linux でのマイニングまでを紹介したいと思います。
私の環境ではメインマシン(およびWalletを入れているマシン)はmacOSに統一しているため、Desktop Walletの紹介となります。(もちろん オンラインWalletもあります のでお好みで使ってください)
Zoinのオフィシャルページにある Wallet から、お使いの OS にあった Wallet をダウンロードしてください
落としてきたらインストールを開始しましょう
ダウンロードが終わったら Zoin Core を起動させ、Zoinのネットワークに同期しましょう(BitZenyなどと同様に同期には数時間かかります)
同期している最中でも zoin の受信用アドレス(マイニング報酬が入金されるときに使われます)は取得できるため、左のダブから Receive と書かれているところを押し、 New Address を選択して下記画面のようにラベルの入力をしてください(ラベルは後からでも変更可能です)
さて、これで受信用アドレスを作成することができました。
作成したアドレスは Copy Address からクリップボードにコピーできます。
実際に作成されたアドレスはクリップボードにコピーしてから、メモ帳などに記録しておきましょう
ここで作成したアドレスは後ほどマイニングプールに登録する時に使います。
珍しい事に オフィシャルのマイニングプール があるため今回はここを利用します。
一般的なMPOSと同じように
- ユーザID (数字・アルファベットだけの組み合わせのみで記号は使えません)
- メールアドレス(認証時に使います)
- パスワード
があれば登録できます
ページにアクセスして
必要な情報を入力して登録します
登録が完了すると入力したメールアドレスに認証URLが届いているのでそれをクリックしてログインしましょう
もし認証用のメールが届かない場合は
Resend Verification Code をクリックして再送してみるといいかもしれません
(もしくは迷惑メールに振り分けられている可能性もあるので、届いていない場合はそこもチェックしてみてください)
ログインができるようになったら、まずは profile ページに移動し Zoin address に、先程 Wallet で作成した受信用アドレスを入力し保存します
次に Worker の登録をしましょう。マイニングプログラムを動かす時に使用します
Worker名とそのパスワードは任意のものを入れましょう
ここまでできたら準備は完了です!
私の場合はマイニングするマシンにLinuxを使うことが多いです。
今回は Ubuntu 14.04 LTS の環境での利用方法となります。
マイニングを行うプログラム(cpuminer-opt)のビルドを行います。
Windowsの場合は64bit版のバイナリが既に用意されているのでそちらを利用することができるためここはスキップ可能です
まずは必要なライブラリ類のインストールを行います
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install -y git openssl
$ sudo apt-get install -y g++ make automake autoconf m4
$ sudo apt-get install -y autotools-dev
$ sudo apt-get install -y pkg-config build-essential
$ sudo apt-get install -y python-software-properties
$ sudo apt-get install -y libssl-dev libcurl4-openssl-dev
$ sudo apt-get install -y libjson0 libjson0-dev libjansson-dev
$ sudo apt-get install -y libgmp-dev libgmp3-dev
次に cpuminer-opt を git clone してきてビルドを行います
$ mkdir zoin
$ cd zoin
$ git clone https://github.com/JayDDee/cpuminer-opt
$ cd cpuminer-opt
$ ./build.sh
build.sh が走り終わると、 cpuminer がビルドされているのでこれを使います
ビルドが完了したら登録したワーカの情報を入力して、実行してみましょう
./cpuminer -a lyra2zoin -o stratum+tcp://zoin.netabuse.net:3000 -u <username>.<workername> -p <password>
私の場合だと下記のようになります
./cpuminer -a lyra2zoin -o stratum+tcp://zoin.netabuse.net:3000 -u eitosansan.machine01 -p pass01
下記のように無事実行されればマイニングが開始されています。後はじっくり待ちましょう
もし下記画面のようになり、失敗する場合は zoin.netabuse.net の GIP を指定すると上手くいくようです。
公式のページにもありますが、GIPはdigコマンドで調べることもできますが公式のページに記載があるとおりの値を入れるのが良さそうです
今回は Intel(R) Celeron(R) CPU N2807 @ 1.58GHz のマシンでの性能を書いておこうと思います。(2 Coreのいわゆる省電力マシン)
今回使用している cpuminer-opt は yescrypt8 にも対応しているため、macchky さんが公開されている cpuminer (使用しているのは v.2.5.0 です)とのハッシュレートの違いが分かれば良いかなと思います。
もちろんアルゴリズムの違いや難易度の違いもあるため参考程度です。
大体 0.28 - 0.29 kH/s となりました
大体 0.09 - 0.10 kH/s 程になるようです。
ただ、プールのWebページから見ると 0.21 - 0.26 kH/s あたりを推移しているようでした。
この記事を書こうと思ったのは 1.0 ZOI を超えたためでした。
ZOI/JPYの比較でも 200JPY/ZOI を超える日も増えてきたので今後の動向にも期待ですね
bitzenyからの移行先を探している方はzoinを試してみるのも良いかもしれません。
Have a Fun!
ちなみに私の zoin address はこちらです
ZF8q2DgRpJa3Pazm782XQh3wcJfB6SEEPS
(zoin:ZF8q2DgRpJa3Pazm782XQh3wcJfB6SEEPS)
ちなみに 過去記事はこちら → https://alis.to/users/eito