こちらの記事、とても好評いただいているようで、ありがとうございます。
>>>隠れて交通取り締まりをする警察について、元警察官が本音で語ります。
そちらの記事で警察官が隠れてでも必死に交通取り締まりをしている理由は
『上司に怒られたくないから』
『休日出勤命令が嫌だから』
と言いました。
つまり、基本的に警察官は交通取り締まりが嫌いです。
私も大嫌いでした。
しかし、中には
『交通取り締まりが大好き!いつまででもやってられる!』
という警察官もいます。
そこで今回は少数派ではありますが、そのような交通取り締まりが大好きだから頑張っている警察官の本音について話をします。
この記事だけでも完結するように作成しますが、本記事は、こちらの記事を受けての派生記事なので、極力こちらの記事を先にお読みください。
>>>隠れて交通取り締まりをする警察について、元警察官が本音で語ります。
私が知る限りで
「交通取り締まり大好き」
と言っていた警察官が語っていた理由は主に次の2点です。
◎、「交通課に異動したいから」
◎、「違反者と喧嘩してねじ伏せるのが快感」
これだけでも
「ん?」
と思う部分があると思いますが・・・
それでは、基本的に交通取り締まりが大嫌いな警察の中で、
「交通取り締まり大好き!」
と考えている警察官の本音に迫っていきましょう!
結論:『交通分野の実績を詰むため』
前提となる記事でも言いましたが、交通取り締まりを行っている部署は
『地域課(交番、パトカー)』
です。
交通課ではありません。
そして地域課の交番やパトカーには警察学校を卒業したての若い警察官が必ず配属されます。
彼らの多くは地域課希望ではなく、
「刑事になりたいです!」
「鑑識になりたいです!」
「白バイに乗りたいです!」
のような希望があります。
そこで
『交通課(白バイ含む)希望者』
は交通部署の実績を欲しがるんですね。
その理由は、異動方法にあります。
警察署内で、地域課以外の部署へ異動するためには
『その課からの引き抜きや推薦』
が必要です。
つまり、実績を残して目立ちたいわけです。
そうしないと他のライバル達に異動合戦で負けてしまいますので。
このように、
『交通課(白バイ含む)希望』
の若い警察官は交通取り締まりを必死に頑張り、実績を残して交通課異動へ近づこうとしているんです。
だから
「交通取り締まりを頑張るぞ!」
と積極的なんですね。
私としては、その気持ちは分かりますが、交通取り締まりを頑張ったり、交通課に魅力を感じる感覚は今でも理解できません。
これは個人的な意見ですけどね。
結論:『変人』
先ほどの
『交通課に異動するために、交通取り締まりを頑張る!』
これは理解出来ますし、健全だと思えますよね。
さて、問題はこちらです。
交通取り締まりをしていると、違反者の多くは
「こんなところで取り締まりしてんじゃねぇよ!」
「こんな軽微な違反捕まえてる暇があったら重罪捕まえろよ!」
「暇人共が!」
のように感情的になります。
貴方も思い当たる節はあるのではないでしょうか?
普通に車を運転していたらいきなり
ぴぃ~~~~~~
と大きな笛の音を出されて、止められる。
ビックリして胸がドキドキしますので、その興奮状態で怒りの感情が出てしまうから、違反者の多くは怒鳴るんですね。
私はそれを理解していたので、その感情に寄り添い、怒りを鎮めてもらって最後は握手を求められる事の方が多かったです。
最初は怒っていたのに、最後は涙を流し始めた男性違反者も実際にいました。
・・・と、私の交通取り締まり方法はともかく、
『多くの違反者は感情的に怒鳴ってくる』
これは事実です。
すると交通取り締まり大好き警察官はワザと煽るんです。
違反者は一度怒鳴った手前、後に引けないので、感情を更に高ぶらせます。
そして限界まで高まったところで、違反者にとってぐぅの根も出ない言葉を投げかけます。
「何でもいいけど、貴方が違反した事実は変わらないでしょ。」
「否認するならご自由にどうぞ。裁判になるだけですからね。」
です。
この言葉はどちらも事実を告げているだけなので脅迫ではありません。
違反者が素直に応じるならその場で処理が終わるように、裁判手続きを物凄く簡略化したのが交通切符なんです。
そのため、否認するなら裁判所で決める事になるんです。
これを言われてしまうと裁判なんて自分とは関係ない世界の事だと思っている人にとって、恐怖なんですよね。
これで意気消沈してしまいます。
警察官はその気になれば、このようにねじ伏せる最終手段を持っているわけですね。
しかし、多くの警察官はこれらの言葉を言いたくありません。
そんな中
『その激昂している違反者が悔しい思いの中、何も言えなくなる姿を見るのが快感と感じる』
そんな警察官がいるんです。
それが私の知っている交通取り締まり大好き警察官の理由の一つです。
結論でも言いましたよね。
『変人』
だと。
まさに変人で、危ない人だと思います。
実際に私の知っているその警察官は仲間内からも
『変人。変態』
と呼ばれており、本人は褒め言葉と受け取って喜んでいました。
今回お話したのはあくまでも私が実際に知っている交通大好き警察官の理由です。
全ての交通大好き警察官がこのどちらかに該当すると言う意味ではありません。
しかし、実在するのも事実です。
では、最後に
『交通取り締まりをやりたくてやっている警察官の本音とは?元警察本部警察官が本音で教えます。』
についてまとめて終わりにします。
警察官の多くは基本的に交通取り締まりは嫌い。
しかし、交通取り締まりを好きだったり、必死に頑張っている警察官もいる。
その理由は大きく2つ。
将来交通課に異動したいから頑張る警察官は、
異動するための実績作りをしたい。
違反者と喧嘩して、ねじ伏せることが好きな警察官は
『変人・変態』
いかがでしたか?
元警察本部刑事部警察官だった私の本音。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
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