我が家の長男 中学1年生
それまでは
友達付き合い、学校など
問題無く楽しく過ごしてきました。
今中学1学期が終わり、
クラスに馴染めない訳ではないのだが
本当に仲良しと呼べる友がクラスにいないらしい
部活もハード、試験勉強もしなくてはいけない。
そう言う理由から
いっぱいいっぱいになってる様子
ある日部活から帰宅すると、
家ではため息ばかりで
ムクれて、日常の行動をしない。
言われた事もできない。
痺れを切らして 旦那が強く言う。
でも 行動しない長男
旦那は腹が立って
クッションを蹴り散らかし当たった
そして部屋に引きこもる。
私は「学校で何かあったの?家が嫌?」
長男「別に…」
つれない態度。
しつこく聞くと
長男「人間は クソなんだよ。
いい人に見えても 本当はクソなんだよ。
人間が絶滅すれば自然も動物も良くなる」
とか言い出し
キッチンの洗い終わった包丁を
手にして
鋭利なところを眺めてる…
危ないからと注意し
どうしたの?!と聞く。
「俺は何なの?俺は必要ない
何もやりたい事も無いし
楽しい事もない 居なくなってもいいんじゃないか」
と、言うので
そんな事ない 皆んなから愛されてる
と必死に訴えて
赤ちゃんの頃のアルバムを見せた。
すると長男は
冷たい目で「は?それがどーしたの?!」
終いには そのアルバムを
玄関に放り投げ 「別にもういらないし」
私は 「私の宝物なんだから!やめて」
これは…まずい。
色々聞いても核なる所が見えない
心が病んでるのは確かだけど
どうしたらいいかわからない。。。
部屋に行った旦那に
事情を伝えて
この夏は親子でボランティアしようかと思ってる など、言ってたら
旦那「俺がああ言うから嫌なんだろ?!
俺が居なければいいんだよ!!」
と、激高しながらクローゼットを開け
着替える旦那。
こりゃまずいなと思い
違うよ〜パパの事じゃないよー
って言って 玄関のドアに手を掛ける旦那に 何とか届けという思いで
私なりに沢山言葉を掛けた。
その甲斐も虚しく
雨の中 旦那は出て行ってしまった。
何も知らないマイペースな長男は
お風呂だ。
常に暗い長男の事で
一緒に悩み 相談に乗ってもらいたい
1番の理解者であろう旦那が
それを放棄して出て行かれ
私は 見放された。
長男も 水を手ですくったように
いつ私達から離れてしまうんじゃないかという不安と寂しさで 心が張り裂けそうになり、
思わずトイレに駆け込んだ。
悩みを共有したかった旦那への怒りや不安寂しさから
涙が溢れて
声を押し殺し泣いてたが
心臓の内側から何かでえぐられ
口から 押し出されるよう
ワンワン泣いた。
肩が震えトイレ床にしゃがみ込む
ただ事じゃないのを察して
長男が覗きこむ
「どうしたの?!ねっ どーしたの?!」
私は トイレから出て
タオルで顔を隠しながら
旦那が出て行ったのを長男に伝えた。
少し驚いた様子。
私は泣きながら
「親からの愛情は伝わってる?!」
「もっと楽しんでもらいたいの!」
「今だけが人生じゃないんだよ〜」
心の叫びが 長男へと飛ぶ
届け…
心に…
わかってくれ
愛されている事を。。。
長男は
ようやく本音で話してくれた
とっても真面目で優しい長男
真面目さ故
授業中クラスで騒ぐ子がいて
クラス評価が低い事を気にしてるらしい
自分はしっかりやりたいのに
部活も大変だけど それは辞めない
とっても仲良しな人は まだクラスには居ない。
そんな中学生らしい悩みを打ち明けてくれた。
実際に それだけかは謎だけど
お互い言いたい事は言えて
私の涙でぐちょぐちょなタオルを
テーブルに置いた。
旦那にメールで
今聞いた内容を書き
どこにいるのかを投げかける。
もう遅くなってしまったので
長男には寝な と促したが
そのメールも途中だし
パパが帰って来ないから心配だからと
ずっと起きて一緒に待っていました。
でも10分くらいしたら
玄関のドアが開いた。
まだメールは見てない様なので
色々順を追って話す私
旦那から長男への助言
「俺とよく似てるから わかるよ
好きな部活に熱中できたから俺は乗り越えられたけど お前もそう言う物を見つけな」
長男からも
学校での嫌な気持ちを引きずって
家帰ってからも気持ちを切り替えられないと、素直に言ってもらえ
家族で話し合いが出来たのは
良かったかな。
それから しばらくして
知り合いの方に聞いてもらったら
それは普通だよ
自分の存在価値 意味と言うのを考えたくなるもの。
それが 早いか遅いか
あまりにも遅くなると割と厄介だったりもする…
と、教えて頂き
心が軽くなった気がした。
カウンセラーしてるママ友には
勉強しろ や 宿題やれ言っても無駄だから言わなくていい
自分で気付いたらやるからって。
やらなくても子供は育つ
今長男はだいぶ落ち着いて
笑顔も出てきた。
夏休みの宿題も
最初は 早めに終わらせなよー
っと、声かけたくらいで
あとは本人に任せました
そうしたら
心配性の真面目な性格の長男
自分から宿題やってました。
つい、理想を押し付けてしまう
どうなるか わかってる分
そうなって欲しくないから
つい口うるさく言ってしまう。
…
…それって 子供を信頼してないって事
この子は言わないと出来ない
って どこかでそう思ってたんだと思う
失敗しても それを経験しないと
わからない
そこをどう乗り越えるか
改善するか
を知る事が 強くなる事なのかもしれない
だから
口出さずに 目をかけておこうと思う。
つい、言いたくなるのを我慢して
子供を信頼して
本当にマズイ時は
それでいいのか尋ねて
そういう子育て 頑張りたい