とても久々に記事を書いています。
2年前から義理家族のことでばたばたして、いろいろかんがえることもできて、みなさまに気持ちをシェアしたく、ノートパソコンにむかっています。
一昨年から義理の父が救急車で運ばれ、それ以降入退院を繰り返し、現在は自宅で義理の母が介護をしています。
病名は聞いたこともないとっても難しい病名で、簡単にいうと通常の食事をすると体の中で消化しきれず詰まる病気。いっときはもうダメですと病院で言われたのですが、驚異的な生命力で介護を受けながらとはいえ自宅に戻ることができた義父です。
でも食事制限というか、基本おかゆなどの流動食のようなものしか食べてはいけないし、1日の摂取水分量、塩分量も決まっているので、義父の食事を毎日作る義母の大変なこと!
食べることが生きがいといっても過言じゃないくらい食べることが大好きな義父は食事制限が不満で不満で、一生懸命義の食事を作って自分もそれと同じものを食べる義母をずっと怒鳴り続けています。
動くことも不自由になりお風呂も義母の支えがあってこそ自宅ではいれる義父。でもそれに感謝することもなく思い通りにいかないと怒鳴る義父。
彼は義母がいてこそ、命が繋がっているのに。
そして昨年、義母がストレスからかリュウマチを発症しました。進行がはやく、あっというまに手と足が痛くて自由に動かせなくなりました。それでも義父のためにと自分は痛みを堪えて義父を支えていたのですが。
その義母が食事ができなくなり、
検査をしたら癌でした。
義母が入院することになっても義父は「わしの食事はどうするんだ!」と。
お母さんが横たわって動けないぐらい衰弱しているのに、です。
思えば義父は感謝という言葉と無縁の人でした。
人にありがとう、といったこともありません。
やってもらって当たり前、の人。
いつだか義母に聞いたことがあります。「お母さん、お父さんにありがとうって言ってもらったことあります?」と。
お母さんは笑いながら「そんなもん、あるわけないでしょ。いーっつも返事もろくにしない人だよ」と言っていました。
ありがとう。
たった5文字の言葉が言えない人がいるんです。
言うのが恥ずかしいから、という人もいます。
そしたらいつ恥ずかしくなく言えるんでしょう。ありがとうを伝えたい相手が亡くなったり、アルツハイマーになったらもうその言葉は一生届かないんです。
ありがとう。
それだけの言葉で苦労が報われるーそういうことだってたくさんあるんです。
いま、義父が怒鳴るかわりに「ありがとう」と義母に言えばー
きっと母は今までの大変な生活が、思いが報われるのに。
残念ながら他人の心を変えることはできません。
だからせめて、私は感謝の気持ちを言葉でつたえていこうと思います。











