今日から帰省ラッシュが本格的にスタートしました。東京駅は見渡す限りの人・人・人。ウォーリーを探せのような光景です。
毎年この時期の新幹線の座席予約は1か月と7日前からの事前予約が必須。今年も朝5:30に起きて事前予約をした甲斐あって、無事に指定席をとることができました。
新幹線に乗るとき、毎回感動することが1つあります。これは日本が世界に誇るべきことだし、実際にネットでは海外の観光客が絶賛の書き込みをしたりしていること。
それは新幹線内の清掃の様子。
新幹線がホームに入ってきて、折り返し運転になるまでの約10分間。清掃スタッフの方が車内にはいり、それは見事な手際で清掃を進めていかれます。いつもホームで乗車待ちの列に並びながら車内を見ているのですが、その手際といったらあっぱれ。きびきびと無駄のない動きは見ているだけでも気持良いもの。さらに清掃が終了してそのまま去っていくのかと思いきや、乗客に頭をさげて「大変お待たせしました。ご乗車ください」と迎えてくださる。
こんな清掃スタッフが日本以外にあるでしょうか。
日本ではこれが当たり前の風景なので特に何も思わない人も多いと思います。けれどこの短時間の中でできるだけきれいに清潔に、という心の持ちようは私は日本人としてとても誇りに思います。
昔、イギリスでお小遣い稼ぎに大学構内の清掃のアルバイトをしたことがあります。日本だったら例えば9:00から12:00までの勤務だったら、この時間の中でできる限り清掃しようと思いますよね。でも、イギリス人のバイトリーダーは1時間ほど働くと、後は腰を下ろして休憩を始めました。12:00まではまだまだ時間があります。それまで清掃を続けないと、と思っていた私はリーダーに聞きました。清掃しなくて良いのか?と。
すると彼はこういったのです。「12:00までみっちり清掃するんじゃなくて、12:00まで自分ができる範囲ですればいいんだ」と。
彼には日本人の多くが当たり前にやってる「できる限り」という概念がなかったのです。そしてそれは彼だけでなく、その他のイギリス人、留学生にも似たような考えがありました。
だから新幹線の車内清掃のように、たった10分ほどの時間でごみ1つなく清掃を仕上げる技術は日本人だからこそできるサービスだと私は思っています。
言われたからやる、のではなくて一人一人が「できる限りやる」という気持ちを持ち合わせているこの奇跡。これは当たり前のことではありません。
今年も快適に新幹線で帰省ができたのも、奇跡の清掃員のおかげです。
おかげで良い年末年始を迎えることができそうです☆
____________________________________________________
英国式イメージコンサルティングサロン Millinery&Hats
contact: millineryandhats2018@gmail.com
LINEのお友達追加はこちらからお願いします_________________________________________