昨日は、『ゴジラVSコング』の記事を書かせてもらった。
だが、ひとつ気になることはないだろうか。そう、その後の世界だ。怪獣映画のほとんどは、その後の世界まで語らない。怪獣の決戦によって、人々がどれほど苦労するのか。家を失った人々は、何を考えるのか。それには、触れない。怪獣映画にとって、人間は、サブキャラクターに過ぎないからだ。
だが、本当にこのような事態に陥ったとき、人々はいかにして立ち上がるのか。
その世界を見てみる2022年公開予定『大怪獣のあとしまつ』。
謎のベールに包まれた特報をどうぞ。
松竹と東映という二大タッグによる特撮の世界は、新しい特撮映画見せてくれるのか。
かつて、子どもだったわたしたちが、未曽有の危険にさらされたとき、どのような情況に陥ってしまうのか。これを見せてくれたのが、『シン・ゴジラ』だとするならば、本当の復興は、ここから語り継ぐのかもしれない。
テーマの面白さから本作をご紹介するが、ほとんど情報公開がされていない今は、今後の続報に期待するしかない。
本作は、おそらく怪獣が動くシーンはないだろう。特撮映画にとって、人間ドラマを中心とするか、怪獣伝記を中心とするかは大変悩ましい問題ではあるが、本作の軸は、前者であろう。人間ドラマから見えてくる復興の考え方、物事のお片付けに対する考え方を見てみたいものだ。
どんなものにも終わりがある。大切なのは、そのあとどうするかだ。
それでは、それでは。