こんにちは。暑いですね。。。これを書いている今日、当市の最高気温は37度だったそうです。暑いの苦手です。。。
夏といえば怪談。真夏の怪談フェス2021に参加します。私の話は怖くないので大丈夫です。どれも事実をもとにしたフィクションです。
新潟県長岡市は、平成の合併で周辺の市町村を吸収しそれなりに大きくなりました。旧長岡市から合併地域の旧栃尾市へ向かう道に「新榎トンネル」というのがあります。
ある日、私は老母を車に乗せ栃尾方面へ走っていました。交通量は多くもないが少なくもない、普通の地方の道です。トンネル内は真っ暗ではありませんが、赤い光で少々不気味ではありました。
走っていると、急に左側に人間の後ろ姿が浮かび上がってきたように見えました。
私は減速し、人との距離を保ちました。年齢がだいぶ上の、アスレチックシャツに短パンといったまるでアスリートのような恰好に見えました。その男性は、トンネル内にあるわずかな歩道を走っていました。追い越した瞬間、母が叫びました。
「今の人って、N先生じゃない?」
N先生とは、以前母が勤めていた外科医院の先生です。私もN外科医院で受診したことがあり、N先生を思い浮かべると、先ほどのランナーはN先生によく似ていました。母はN夫妻、特に奥様の方と仲が良く、お茶や食事を共にすることも少なくありません。そんな母がN先生だというなら、そうなんだろうなと思いました。追い越した後、ミラーで後方を確認しましたが、暗くてもう姿は見えませんでした。
何日かして、母がこんな話をしてきました。
「N夫妻と話をしたけど、走っていた人はN先生じゃないって。
『あの日は医院で仕事をしていたよ。でも半分上の空だったかもしれない。そろそろ走りたくて、どこを走ろうか考えていた。新榎トンネルが私の普段のコースだとよくわかったね。』
だって。」
あのランナーは、N先生ではなかったのです。でも母は、N先生に違いなかったと言います。N先生の走りたいという想いが、生霊となって現れたのでしょうか。まさか...ね。
普段使っているノートPCの調子が悪くなったので、新しいものを買ったんです。AcerのNITRO5というゲーミングノートです。仕事で使うのでゲーミングノートである必要は全くなかったんですが、スペックが良く展示品でそこそこ安かったので買いました。
各種セットアップを済ませたあと、音楽でも聴きながら仕事をしようと思い、ステレオにブルートゥース接続しようと思いました。前のノートでもスポティファイやラジコをステレオで聴いていたんです。設定画面からブルートゥースデバイスの検索をすると、ステレオ以外に「不明なデバイス」が見つかりました。
試しにつなげようとしてみると、特に認証もされずにすぐつながりました。
再生デバイスとして認識されました。再生デバイスとは、スピーカーやイヤホンなどのことです。そこで、その不明なデバイスを再生デバイスとして選んでみました。
声が聞こえる!男女が会話をしています。これはラジオなのか?ラジオだったら、効果音があったり話に盛り上げようという意図のようなものを感じるはずですが、二人は淡々とまるで生活の一部を切り取ったようなつまらない話をしています。
しばらく聞いて、私は悟りました。
私はすぐデバイスを切断しました。我が家の音ではなかったと思います。その男女は、声の感じから私よりずっと若いようでした。その後、その不明なデバイスは二度と検索することはできませんでした。
先日、駐車違反をして罰金を払った話を書きました。
地元の警察署に行ったときのことです。受付に標章を見せて、担当者を呼んでもらいました。出てきたのは、見た感じは三十代後半の大柄な女性でした。身長は私より少し低かったです(ちなみに私は180cm)。しかし横幅が私よりあって、体重は80kgくらいあったんじゃないでしょうか(ちなみに私は69kg)。その方に処理の流れを説明され、駐車は事故を引き起こすこともあると優しく諭されました。しかし私はなかなか説明が頭に入ってきませんでした。なぜなら。。。
彼女の耳が、俗に言うカリフラワーイヤーだったからです。つまり、彼女は何か「やってる」人なわけです。おそらく、柔道あるいは柔術でしょう。
怖かったです。
終わり