私は教員免許はありませんが、厚生労働省管轄の職業能力開発協会の「ITマスター」という資格を持っていまして、ITに関することを小中学校を中心とした若い人たちに教えることを仕事の一つとしています。学校側のメリットとしては、費用を払わずに済むことです。その代わり、私への支払いは職業能力開発協会がしてくれる(厚労省予算)わけです。昨日、新潟県内のある小学校におじゃまし、キャリア教育とWebデザイン体験を行いました。
ITマスターとしては、先進的なIT教育システムを学校の先生にも見せなければならないので、学習管理システム(LMS)「タッチクラス」を使用しました。インターネットにつながる環境なら、PCでもタブレット・スマホでもどこでも学習用コンテンツが見られるって寸法です。このシステムを使い、ITエンジニアってどんな仕事? Webデザインってどんなことをするの?というのを6年生に話しました。
受けが良かったのは、社長はどんなことをするか、社長になるにはどうしたらいいかを話したときでした。株式会社は1円で作れると話すと、部屋がどよめきました。アンケートを取ると、3/29人が社長志望でした。「今はまだ将来のことはわからない」という回答が一番多かったです(16/29人)。保守的ですね。夢を持った子が多くないなと感じました。
小学生にHTMLをWindowsのメモ帳で編集させてみたのですが、なかなかうまくいきませんでした。アルファベットは大文字は大部分の子は知っているようでしたが、小文字や記号を知らない子が多かったです。HTMLでは<h1>や<center>のようなタグ(ブラウザに対する命令)を入力するのですが、小なり大なり記号<>の打ち方がほとんどの子はわかりませんでした。ある子は「頭が痛てーーー!」と叫び、難しすぎることをアピールしていました。私は既にわかっている人なので、わからない人の気持ちがわからなくなっていると反省しました。
スマホを持つ子が多くなってきたと思います。セキュリティの話も学校には役に立つと思っています。
以上