こんにちは節穴(ヽ´ん`) です。今回は「マーケティング」についての知識をシェアしていきたいと思います。
とはいっても、マーケティング学というのは非常に広大な領域なので、その中でALISの記事執筆に役立つ分野である「STPマーケティング」というフレームワークを中心にご紹介していきたいと思います。
STP分析というのはセグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングという三つのプロセスの頭文字をとった言葉で、マーケットインの考え方に支えられたフレームワークです。
マーケットインというのは、市場にあるニーズからプロダクト(ALISで言えば記事)を作っていくという手法のことです。
一方でその対義語としてプロダクトアウトという考え方もあります。これはまず自分の作りたいものを作ってから、それに合った市場を探しに行くというニュアンスが強いです。
よりマーケティング寄りなのがマーケットインで、現場主義的なのがプロダクトアウトってわけですね。今回はこのマーケットインを成り立たせるためのフレームワークであるSTPマーケティングを紹介します。
セグメンテーションとは市場を「区切る」ことです。例えば、ALISであれば「ALISユーザー全員」に好かれる記事を書くことは基本的にはできません。
その記事を好きな人もいれば嫌いな人もいるわけです。
だから、全体のALISユーザーの中で趣味趣向だとか性別、もしくは可処分所得や年齢などに基づいて市場を細分化していくわけです。
例えば、最近の人気記事ランキングを見ていくと、そのほとんどはALISのハウツー記事だということが分かります。
ここが一番大きい市場です。
そのほかにもICOトークンを解説する記事だとか、漫画で日記みたいのを書く記事だとか、企画系の記事なんかも結構上位にランクインしていますね。
こうやって市場を漠然と一様に捉えるのではなく、区切って細分化していくことをセグメンテーションと言います。
では、市場を区切ったら次は実際にどの市場を狙いに行くのかを決めましょう。
漠然と全体の市場を狙いにいくのではなく、その中の一部を確実に取りに行かなくてはいけないわけですよ。
そのうえで役立つのがSWOT分析です。
●SWOT分析とは?
S(強み):自分の持ってる強み。例えば時間が多いとか絵が描けるとか
W(弱み):逆に弱い部分。文章が下手だとかフォロワー数が少ないとか
O(機会):今から参入して間に合うかどうか。
T(脅威):後から参入してくる人がどれくらいいるかどうか。
これらを参考にして、各セグメントを見渡してみます。
例えば、「ALISハウツーセグメント」をSWOT分析してみましょう。
強みとしては「時間がある」「画像編集能力が高い」「フォロワー数が多い」などが強みとなるでしょう。逆に漫画スキルとかはそこまで役立たないと思います。
一方で弱みとしては「時間がない」「文章が下手」「ALISに詳しくない」などが挙げられるでしょう。
機会とはなんでしょうか。それは今から参入して間に合うかどうかということです。既にALISハウツーセグメントには参入者が大勢います。彼らと競争して勝てるかどうかを考えてみましょう。
脅威とは何か。それは参入障壁などの問題です。後から参入してくるプレイヤーたちがどれくらいの脅威になりうるかを考えます。ALISのハウツーというのは割と誰もが最初に思いつく分野ではありますよね。
しかも、そこまで参入障壁がありません(漫画セグメントとかだと漫画が描けないといけないから脅威があんまないわけです)。
また、「みんながALISに慣れてしまう」とか「ALISが公式でFAQを充実させてしまう」なんて可能性もありますよね。それらも全部脅威です。
それらを全て勘案した時、一見大きな市場に見えるこの「ALISハウツーセグメント」は実際のところ魅力的だと断定することはできません。
だってこれから競争が激化していくのは明白で、レッドオーシャンですからね。
この競争で勝とうとすると、「より見やすい記事」「より見やすい画像」「より多くの文章」「より多くの知識」なんて方向に向かって記事の質を高めていかなくてはいけません。
要するに一つの記事にかける時間を増やしていかなくてはいけないということなんですよ。
それはマイケルポーターの指摘する「最高を目指す競争(悪い意味)」って奴で、お互いに疲弊し続けるわけです。
これはよろしくありませんね。
個人的にロールモデルとしては、毛根女子さんやビケさんだとかが凄い学べますね。
彼らは参入障壁の高い「漫画セグメント」を独占しているので、「ALISハウツーセグメント」より「漫画セグメント」のほうが市場は小さいのだろうけど、彼らは競合の少ない漫画セグメントを独占してめっちゃいいね儲けてます。
こういう潜在的な新しいセグメントを探していくのが重要だと思います。
ポジショニングとは、ターゲティングしたセグメント内での差別化のことです。
例えば、ALISハウツーセグメントの中で、「ぼくは文章に特化するぞ!」とか「サムネに力入れるぞ!」とかのポジショニングのことですね。
ここも、やはり自分本位で自分の書きたいものをプロダクトアウトで書くのではなく、同じターゲティングをしている競合プレイヤーを常に注視してそことの関係性を意識しながら記事を書いていくべきでしょうね。
マーケティングはとても面白い分野ですし、ALISにも応用できます。
良いものを書けばいいね付く的な発想を続けて傷つくのは自分です。
ちゃんとニーズを捉えて記事を書きましょう。
自分の書きたいものを書くのではなく、ニーズのあるものを書くという姿勢が大切です。
他にもペルソナマーケティングやファイブフォース分析とか面白いですよ。
以上、節穴でした。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
過去記事↓
川上史観はこう続く←ブロックチェーンが変える未来を予想
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■ツイッター:@kouriten_2403