野菜や野草などの植物はなぜ病気に効くのか。
それは、その含有成分である「ファイトケミカル (phyto chemical=植物性化学物資)」によるところが大である。
植物は、生まれてから死ぬまで同じ場所にとどまるため、紫外線や毒性のあるガス有毒な小動物の攻撃にあっても、逃げられない。
それ故に、植物は体内でそうした有毒物を「解毒」する物質をみずから産生し、保存している。
それがファイトケミカルであり、よく知られているところでは、ポリフェノールやβカロチンなどがある。
現代人は、こうした野菜のすばらしい効能を忘れがちである。
犬や猫が、路傍の草を食べている光景を見たことのある人も多いだろうが、肉食動物の彼らでさえ、体調を崩した時、草が病気を治すことを本能的に知っているのに。
1960年代以降、我々日本人の食生活の中で著増してきた、肉、卵、バター、マヨネーズ等々の欧米食の摂取過多による血液の酸性化を、野菜のアルカリ性によって中和する……、という点も、野菜の効能として見逃せない。
欧米食の摂取過剰、運動不足、ストレス、などにより、血液中に老廃物が増え、血液が汚れて、さまざまな病気を招いている現代日本人にとって、血液中の老廃物・有害物を「解毒」して血液を浄化するファイトケミカルを多量に含んだ野菜を存分にとることは、種々の病気の予防や治療を助ける上できわめて重要である。
さて、キャベツは胃潰瘍に、タマネギは糖尿病に、キュウリは高血圧に……というように、それぞれの野菜には特徴的な薬効があるので、少しづつ紹介して行きます^ ^b
野菜を食べて病気知らずの輝ける健康生活を謳歌しましょう!