ども!kassyです。
今回参拝したのは奈良県葛城市加守に鎮座する式内社 倭文神社。
正式名称は「葛木倭文座天羽雷命神社(かつらきしとりにいますあめのはいかずちのみことじんじゃ)」
とにかく長~い名前の神社ですwww
通称「倭文(しとり)神社」の主祭神は神社名にもある通り「天羽雷命(あめのはいかずちのみこと)」で別名「天羽槌雄命(あめのはづちおのみこと)」で天照大御神が天岩戸から誘い出すため、布を織ったのが天羽槌雄命とされています。
その時に織った布が「倭文(しずり)布」と言われ、中国から「錦」が伝来するまで日本古来の布とされています。
倭文布に興味が湧いたので調べてみると復元したサイトがあったので紹介しておきます。
(中々興味深いすよwww)
正式神社名にある「葛木倭文座(かつらきしとりにいます)」は葛城の倭文に鎮座するを意味しており、この地域に機織りを行う倭文氏の本拠があったと考えられており、全国にある倭文神社の本社とされています。
私の知る限り、奈良県北葛城郡王寺町にある、式内社「火幡(ほばた)神社」も機織りの神様だったと思うので、葛城周辺は機織り集団の本拠となっていたのかも知れませんね!
話を戻しますが、倭文神社には主祭神を祀る本殿のほか右殿と左殿があり、右殿には摂社「掃守神社」、左殿には摂社「二上神社」が配置されています。
掃守(かもり)神社の祭神は天忍人命で鸕鶿草葺不合尊の誕生の際に胎便(蟹と呼ばれる)を掃除した神で、その子孫は「蟹守(かもり)」と呼ばれ、倭文神社の社家も「蟹守氏」と言うようだ。ちなみに倭文神社の鎮座する集落も「加守」と呼ばれており、地名の語源ともなっています。
左殿に配される二上神社は二上山山頂にある「葛木二上神社」の遥拝所的な立ち位置なのかと思います。
この神社自体が二上山の麓にありますしね!
相変わらず奈良の神社は見た目は地味ですが、内容が濃いwww
えっへん<(`^´)>