巷の話題はFacebookのLibraで持ちきりですね!
ホワイト・ペーパー公開時からすでに9ヵ国語に翻訳対応していたのはさすが全世界20億人以上のユーザーを抱えるFacebookの本領発揮、データの流れのみならず金の流れを押さえての世界制覇を目指す今回の巨大プロジェクトへの本気度を感じさせます。
Moveという独自言語を利用した開発ソース・コードがオープンソースだったり、“ゆくゆくは”パーミッションレスを目指すというロードマップなど、個人的な予想を超えてくる発表に普段は深海魚なみに感情が死んでいるKatakotoさんも少しテンションがあがりました。でろん。
それでもどうしても拭いきれない世界通貨が巨大企業群にコントロールされてしまう事への不安感・嫌悪感。
子供「パパが、Facebookは僕たちをスパイしてるんだって言ってた!」
マーク・ザッカ―バーグ「彼は君の本当のパパじゃない。」
バイナンスのCZ氏も早速、Twitterで懸念を表明。
Facebook LibraコインはKYC(顧客確認)を必要としない。彼らは20億人の人々に関するそれ以上の多くのデータを保有している。名前だけじゃなくID、住所、電話番号。彼らはあなたの家族や友人、現在・過去の居場所、好きなモノ・・・全部把握してる。あなた自身よりあなたの事を知っているんだ。おまけに今や財布の中まで。最高のマネー・ロンダリング対策だな!
Facebookは、ユーザーのパーソナルデータとお金の流れを完全に切り離すために、デジタル通貨Libraを独立して扱う子会社Calibraを立ち上げ、CZ氏のみならず誰もが思う上記の懸念を払拭する目論見のようです。(でも子会社だしな!)
ビットコインのみならず他のあまたの暗号通貨への影響も気になる所ですが、ボクの敬愛するAndreas M. Antonopoulos氏は、あまり心配していないもよう。
FacebookのLibraは、あらゆるオープン・パブリックで、パーミッションレス、ボーダレスで中立、耐検閲性のあるブロックチェーンと競合しない一方、リテール銀行と中央銀行の両者とは競合することになる。見ていて面白い事になるぞ。
さっそく面白い事になってきています。
ビットコインにじりじりと迫ってた巨人達との戦いを、Libraが先だって代わりにやってくれるとしたらそんなありがたい事はないです。
Katakotoさんが数年ぶりにFacebookにログインする日が来るように、今後も進捗を楽しみにしています!