Dr.DoomことNouriel Roubini博士の暗号通貨へのバッシングが止まりません。
博士がどんな人かに関する説明はMARISさんの下記のしっかりした記事でどうぞ。予備知識として彼がどんなあんばいの人物なのかが、正しく知れると思います。
どうですか、この公の場で“クリプトは全てのスキャムとバブルの母もしくは父”と言い切ってしまえる胆力の強さ。
性差別にならないように"Crypto is the mother or father of all scams and bubbles,"とポリティカル・コレクトネスにもきちんと配慮!(そこじゃねぇ。)
米国上院公聴会という全員真顔、スーツにネクタイな場の証言内でクリプトランド・HODLer・ランボ!・ホエールなどなど博士ホントはクリプト大好きじゃないすか!一緒に飲み行きましょうよ!なジャーゴンを連発。証言内の
Actually calling this useless vaporware garbage a “shitcoin” is a grave insult to manure that is a most useful, precious and productive good as a fertilizer in agriculture.
“実の所、この役立たずの影も形もないゴミを“シットコイン”と呼ぶのは、農業の肥料として最も役に立って、貴重で生産的な肥やしに対して、ゆゆしき侮蔑だ。”
は、最も僕が好きな場面。排泄物を両手づかみで持ち上げる事で、蔑みたい対象をさらに汚物まみれの肥え桶の地の底の底にまで落とし込む執拗さは、まさにDr.Doom.
(あとで真面目な場で“シットコイン”とか言ってごめんなさいって謝ってました。他のあまたのアルトコイン達にも謝ってくれるかな。)
ちなみにあだ名のDr.Doom。日本の記事の中には「破壊の先生」とか訳してるのが多いんですが、元ネタはマーヴェルのアメコミから来てると思ったんですけど違うんですか?
天才だが傲慢な若き科学者ヴィクター・フォン・ドゥームは、自らの実験の失敗によって顔に大怪我を負った。醜く破壊された顔を隠すために鋳造した全身鎧を身にまとった彼は、世界征服と宿敵リード・リチャーズ(ヒーローチームファンタスティック・フォーのリーダー)の破滅に乗り出した。
Wikipediaより引用
博士のペシミスティックな世界観にイメージもぴったり。
最近ではTwitterでも半端じゃない頻度にて、両親が暗号通貨・ブロックチェーンのハメコミ詐欺にでもあって、ナイアガラ・フォールに身投げでもしたんですかぐらいの罵詈雑言が止まらないのです。
140文字によくここまでぎゅうぎゅうに罵り言葉を詰め込めるもんだと感心するレベルです。罵詈雑言のハロウィン・キャンディーバッグやあ。
ビットコイン狂信者とイーサリアム狂人者たちの荒れ狂った内戦の別の例を見ろよ。その他全部の“シットコイン・スカトロジスト”は言うまでもなく。毎日やつらが互いに虐殺し合ってるというのに、なぜ私がクリプトを批評する必要があるんだ?
そのワードセンス、少し分けてほしいわ。嫉妬するわ(シットだけに!これこの記事で一番面白い所です!)“私が出るまでもない”言ってるからてっきり、ほっといて欲しいのかと思ったら
“私が30ページの思慮に富んだクリプト・ブロックチェーン批評書いたのに誰も相手してくれないじゃないか!ヴィタリックくん相手してよ!”
とかまってちゃんぶりを爆発させるかわいらしい一面も。どうしてもかわいくて利発な若者に相手してほしいのか“ブテリンは「一生独裁者」だ”と執拗に名指しで攻撃。ほっときゃいいのにブテリン君、優しいからこんな気の利いた対応。(MALISさんの記事で、博士が2008年の世界金融危機を的中させ著名になった事は、皆さん予習済みですね?)
僕は、今から2021年までの間で金融危機が起こる事を公式に予言します。
これは別に僕に特別な知識があるとか、別に実際にそう考えたわけでもなく、25%かまあそんくらいの確率で、あとあと“前回の金融危機を予言したグル”として公に賞賛されるようになるからね。
と素晴らしい煽りで応酬。なんて賢くて優しい若者。これに対して博士は
山犬かよ。子供の煽りかよ。この論戦でヴィタリック君が自身のETH保有数を公表するなど、少しの副効用も生んでいますが、果たしてこのやり取り、忙しいヴィタリック君の時間を削って一体いつまで続くのでしょうか。
世界に揉め事がなくなるその日まで。@katakotoはクリプトランドを注視し続けます!
追記:BitMEXがスポンサーになって結構マジで両者のディベート・ライヴをやる流れになってきているので、またなんか面白い事になってきたら、後日まとめたいと思います。