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今さら僕が個人サイトを開設してみたのはなぜ?

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  • kaz
  • 2020/02/16 16:38
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みりんさんのイラストはいつ見ても素敵!

STUDIOというデザインツールでウェブサイトを作ってみてから1週間が経ちました。

この記事の一番最後に書きましたように、これは次に進んでいくためのステップだったので、次はWordPressで個人サイトを作ってみようと考え、この1週間、実行に移しました。

で、超初心者がネットの情報を参照しながら、いろいろといじくりまわしながら、空いた時間をすべてWordPressでのサイト作りにかけた結果、1週間でなんとかそれっぽいポートフォリオサイトを作ることができました。

とりあえず、ブロックチェーン・仮想通貨の記事を書くアカウントとして始めたこちらの情報とは今のところは区別しておきたいので、サイトのリンクは貼りませんが、とりあえずこれからコツコツと運用を進めていくところまでたどり着きました。

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ありがたいことに超初心者のTwitterでのつぶやきを、みなさまあたたかく見守ってくださっていて、本当にみなさんの優しさを感じているところですが、正直なところ…

 

今さら個人サイト?

 

と思われても仕方ないかな…という思いは、ずっと頭のなかにあるんですよね。

実際にネットで検索してみても、個人サイトを作るなんて時代遅れだというページも目にしましたし、それこそWordPressでサイトを作るなんて、もう当たり前でしょ?みたいな情報もあったり…

そういう情報を目にするたびに「わかる、わかるよ、今さら感は否めないよ、でも、それでもとりあえずやってみようって思ったんだよ…」と思いつつ、サイトを作りました。

とりあえずここでは、研究者である自分にとって、こういう場所を作っておくことは必要かなと感じたいうことについて、少し書き留めておきたいと思います。

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研究者というのは基本的に、文系か理系かということにかかわらず、また、組織に所属しているかどうかということにかかわらず、自分の名前を出して研究をしています。

自分の名前を出して研究をしているということは、自分の名前をつけて出した研究成果について、良くも悪くも、あらゆる反応やそこから生じる影響に対して、すべてを自分ひとりで引き受けることを意味します。

研究が評価されて信用を得ることもあるでしょうし、研究が酷評されて信用が下がることもあるでしょうけれど、どちらに転んでも、その結果はすべて自分が引き受けるわけですね。

特に文系の研究者は、自分が書いたものが研究業績として評価され、ある場合にはいろいろな形でいろいろなところへ影響を与えていくことを生業としているわけですから、自分の名前を出して研究をしている意味というのがより重く感じられるはずですし、そう感じられるべきだと思います。

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ところが、たとえば論文を執筆するときにはそうしたことを考えて、細心の注意を払いながら仕上げていくわけですが、そうして執筆した論文などの研究成果を発信していくことについては、途端にルーズになるという人が少なくないように感じます。

僕もこれまでは、研究成果の発信ということについてはあんまり意識をしていませんでした。

というのも、自分のなかでは研究成果をまとめた時点でひとつのテーマについては「カタがついた」と考えていて、頭のなかはもうすでに次のテーマに進んでいます。

まとめた論文は「脱ぎ捨てた服」…とまでは言いませんが、場合によっては論文をまとめながら、意識のなかでは次の新しいテーマに飛んでいる、ということも少なくありませんでした。

なので、自分のなかでは研究成果が公表された時点で「終わっている」ような気持ちでいたのですが、よくよく考えてみれば、自分の評価は、これまでの研究成果を周囲の方が目にすることで決まっていくもののはずなんですね。

そう思うと、自分の名前で出した研究成果を、きちんと自分の手でいろんな方に見てもらうようにすることもまた、自分の名前で仕事をしていることの大事な要素のひとつなのかなと思うようになりました。

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研究者の研究成果は、いわゆるLinkedInのようなプラットフォームで公開されています。

たとえば、科学技術振興機構が運営するResearchmapでは、研究者の経歴や研究成果、大学に所属していればどんな授業を担当しているかといったようなポートフォリオを一覧することができます。

また、国立情報学研究所によるCiNiiからは、研究者の論文や著書を検索することができます。

そのほかにも、ORCIDGoogle Scholarなど、研究者の業績などを登録することのできるデータベースはいろいろとありますし、大学や研究組織に所属している人には、所属機関のウェブサイトに研究者データベースが開設されていて、そこに研究成果などを公開することもできます。

ただ、こうしたプラットフォームにはそれぞれの目的に適したフォーマットが用意されていて、そのフォーマットに沿った形でしか自分の情報を発信することはできません。

また、こうしたプラットフォームの存在を、そもそも社会のどれほどの人たちが知っているでしょうか?

もちろん、なんらかの形で研究者へアプローチする必要に迫られている人たちは、こうした場所にたどり着いて、なんとか研究者を探し出そうとするでしょう。

そうした人たちだけに届けば良いといえばそうなのかもしれませんが、そのような状況で活かされる研究成果や研究者はごく一部です。

研究者の多くはそのことを知っていますが、そもそも自分の名前で出ている研究成果を、自分が関わっていないプラットフォームに丸投げして発信してもらっているという現実についても考える必要があるんじゃないのかなぁ…と思うようになりました。

そこで、自分の名前で出ている研究成果を自分が責任を持って発信するための場所として、個人のポートフォリオサイトを作ってみることがまずは大切なんじゃないのかなぁと考えて、今回の取り組みとなりました。

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そのほかにも、プログラミングの勉強の一環としてサイト作ってみたという理由ももちろんあるのですが、今回は研究者としての視点から、サイトを作った理由について書き留めてみました。

それで、とりあえず文章にしてみて感じたのですが、この記事…

 

ALISで需要ある⁉︎

 

もずく先生ぐらいしか読んでもらえないんじゃないかなと不安に思いながら…

読んでくださったみなさま、ありがとうございます!

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