プロ野球はすっかりオフシーズン。
選手の契約更改や移籍、戦力補強などもひと段落ついてきて、野球ファンにとっては一番ヒマな時期です…
台湾のプロ野球も同様で、いわゆるストーブリーグ真っ盛り…
台湾プロ野球では、来シーズンに向けた大きな動きが話題になっています!
それは…
そのうちのひとつは、以下の記事に書き留めました「味全ドラゴンズ(味全龍)」です!
この記事のタイトルにもありますように、味全ドラゴンズのコーチ兼選手として、ソフトバンクホークスの看板選手だったムネリンこと川崎宗則選手が就任したことが日本でも話題になりました。
2019年7月のチーム結成公表以降、実際に対外試合を何度かおこない、川崎選手も実戦に参加していたようです。
以下の動画のように、川崎選手の応援歌が独特!ということで話題になったりしていたようです。
そんな川崎選手、今月には日本に一時帰国しているようです。
来期の味全ドラゴンズとの契約については未定ということで、こんなコメントを残して台湾を発ったそうです。
もちろん、もう一度戻ってきてプレーしたい。このチームが大好きだし、コーチも選手も両方とも続けたい。(でも)もし野球選手として続ける方法がないのなら、僕の選手生命は今日で終わりかな。鹿児島に帰って水道屋をやるよ。
(當然會想要再回來繼續打,我非常愛這支球隊,教練、球員兩邊都想要繼續做。如果沒辦法再當球員,我的球員生涯就在今天結束了,會回鹿兒島當水電工。)
こんな形での引退は寂しいので、来期も味全ドラゴンズと契約してもらって、素晴らしい活躍が見たいですね。
そしてもうひとつ、来シーズンの台湾プロ野球に加盟する新チームは…
そう、あの楽天(Rakuten)です!
上に挙げたムネリンの記事でも少し触れましたが、今シーズンまで台湾プロ野球のチームだったLamigoモンキーズ(Lamigo桃猿)が、今季限りで球団を売却することを表明していました。
その後、球団の売却先・買収先に決まったのが、日本の楽天なんですね。
売却・買収合意から3か月、2019年12月17日に台湾で新球団発足の記者会見が行われました。
記者会見の様子は、台湾の「NOW News今日新聞」に動画記事がアップされています。
日本の楽天もプレスリリースを発信しています。
台湾のプロ野球チームは身売り話が日本以上に頻繁で、そのことがプロ野球人気の低迷につながってきた側面があります。
Lamigoモンキーズもリーグ優勝の経験がある人気チームで、日本でも日本ハムに移籍した王柏融選手が在籍したチームとして知られていますし、チアリーディングも注目されたりして、若いながらもいいチームでした。
ただ、それだけに球団運営費も膨らんでいき、親会社のLaNewの経営体力では維持が難しくなってきたということがあったようです。
その点、楽天は日本でも東北楽天ゴールデンイーグルスをはじめ、プロスポーツチームの経営を長年にわたっておこなってきている大企業です。
また、台湾でも「樂天市場」を運営していて、台湾の人々にも馴染みのある企業ですから、これからの長期経営が期待できます。
楽天モンキーズも東北楽天と同じように、地域の人たちに愛されるような球団になっていってほしいなぁと思います!
ちなみに、台湾のニュースを日本語で発信している「フォーカス台湾日本語編集部」のTwitterには、楽天モンキーズに関するこんなツイートがありました。
「樂天」問題はなかなかややこしそうですが、こんな話題も含めて、日本のプロ野球との交流が進んでくれると、日本のプロ野球ファンとしても嬉しいですね。