我が阪神タイガースは首位巨人に9.5ゲーム離され、借金2の3位で前半戦を終えました。
巨人、やっぱり強いやん…
前半戦最後の3連戦、甲子園で見事に3タテ食らったやん…
さて、もう終わったことは忘れて、後半戦に気持ちを切り替えていきます😝
そんなオールスターブレイクの時期に、楽しみなニュースが入ってきました。
それは、日米で活躍した川崎宗則さんが台湾プロ野球の新球団味全ドラゴンズの客員コーチに就任したということです!
日米のプロ野球でたくさんのファンに愛されてきたムネリンは、実は台湾でも大人気。
記者会見でも注目度抜群だったようです。
(ムネリン登場は1:00ぐらいから)
まだ引退したばかりのムネリン、球団からは選手としての役割も期待されているということですから、現役復帰の可能性もあるかもしれません。
ファンに愛されるプレイヤーの存在は、台湾プロ野球の人気も押し上げてくれるかも…と期待が高まっています。
はじめにこのニュースを見たとき、「え?味全ドラゴンズ?」と、一瞬、目を疑いました。
というのも、味全ドラゴンズ(味全龍)というチームは、一度、解散しているんです。
以下の記事にもありますように、味全ドラゴンズは1999年に解散したのですが、今回、19年ぶりに再結成ということになったようです。
現在、台湾のプロリーグは以下の4チームでリーグ戦をおこなっています。
・中信ブラザーズ(中信兄弟)
・統一ライオンズ(統一獅)
・富邦ガーディアンズ(富邦悍將)
・Lamigoモンキーズ(Lamigo桃猿)
味全ドラゴンズの加入により、来年から5チームで戦うことになるんですね。
台湾プロ野球については以下のwikipediaの記事にシンプルにまとまっています。
2019年シーズンはプロリーグが始まってから30年、アジアでは日本と韓国に並んで人気が高いプロスポーツのひとつです。
ワールドベースボールクラシックやオリンピックで日本と熱い試合を繰り広げたり、今年、日本ハムに移籍した王柏融選手の活躍で、日本でも台湾プロ野球の認知度は上がってきているように感じます。
今回の味全ドラゴンズの再結成をめぐっても、台湾プロ野球史上最高額の590万元(約2,200万円)で契約した劉基鴻選手の存在や、本拠地となる球場の誘致合戦が注目されています。
ただ、ビジネス的には台湾プロ野球はなかなかハードな環境に置かれています。
wikipediaの記事にもありますが、これまでの台湾プロ野球は度重なる野球賭博・八百長問題や球団の統廃合によって、なかなか安定した人気を得ることができない状況にありました。
近年は、中信(中信フィナンシャルホールディングス)、富邦(富邦フィナンシャルホールディングス)、統一(統一グループ)といった大企業が参画するとともに、唯一の中小企業であるLaNew傘下のLamigoモンキーズの人気急上昇によって、これまでになく台湾プロ野球は盛り上がってきています。
(日本ハムの王柏融選手もLamigoモンキーズの選手でした)
今回の味全ドラゴンズの参入も、こうした盛り上がりを背景にしているといえます。
ただ、今回の味全ドラゴンズの加入と同時に、Lamigoモンキーズの球団売却も報じられました。
台湾プロ野球屈指の人気球団となったことが、かえって球団経営を圧迫する結果になり、運営継続が難しくなったということのようです。
記事によれば、「もっと実力がある企業が引き継ぐのが最善の方法」ということですから、チームは存続する方向で検討されているということなので、どのような企業が手を挙げるのかが注目されています。
ムネリンの新チームでのコーチ就任や日本プロ野球での王柏融選手の活躍によって、日本からの注目度も高まるでしょうし、台湾プロ野球の人気をさらに向上させていくことになると思います。
とはいえ、プロリーグ発足から30年、人気が高まるといろいろな問題が起こって人気急落…ということを繰り返してきた経緯が台湾プロ野球にはあります。
人気の向上とショービジネスとしての安定、そのためにはスポーツ界の健全化とその持続が大切。
ムネリンのコーチ就任が台湾プロ野球の健全な発展につながっていきますように!
プロ野球ファン、台湾好きのひとりとして、これからも注目していきたいと思います!