台湾を中心に、中華圏の仮想通貨・ブロックチェーンの情報を追いかけてはコツコツまとめています。
特に、日本語ではほとんど読めない情報を捕まえて記事を書くようにしているのですが、今日はちょっと違う視点の話題が目に留まったので書き留めておきたいと思います。
・SBIが台湾の企業に投資!
・「奥丁丁(OwlTing)」ってどんな会社?
・台湾から日本へ、そして世界へ
今日、2018年5月9日に中国語のニュースを追っていると、以下の記事に、台湾の企業が日本のSBIホールディングスから「数千万ドル(八位數美元)」規模の融資を受けたと報じられていました。
そこで、SBIホールディングスのウェブサイトを見てみると、今日付でプレスリリースが出ていました。
SBIは2018年3月に台湾でコールドウォレット(冷錢包)を開発・販売するCoolBitX(庫幣科技)にも融資をしています。台湾の関係企業に注目しているとともに、台湾におけるブロックチェーンの発展に一役買っている感じがしますね。
今回、融資を受けた企業の名前は「奥丁丁(OwlTing)」といいます。公式ウェブサイトによると、ブロックチェーン(區塊鏈)を利用したeコマースプラットフォーム(電商平台)を展開している企業のようです。
ちなみにですが、フクロウのロゴ、なかなか可愛いです!
実際に稼働しているサービスとして、「奥丁丁市集(OwlTing Market)」「奥丁丁地點(OwlTing Places)」「奥丁丁旅遊(OwlTing Travel)」「奥丁丁支付(OwlTing Pay)」の4つがあるようです。サービスの紹介ページには日本語も用意されています。
そしてこの会社、日本支社も開設されているようで、今回のSBIによる融資の発表と合わせるように、こちらに日本のカントリーマネージャの藤園さんという方のインタビュー記事が掲載されていました。
奥丁丁のビジネスの詳細が分かる記事になっていて、とても勉強になりました。
奥丁丁は日本だけではなく、アメリカやマレーシアにも支社を開設していて、台湾の記事によれば、今後、スウェーデン、タイ、インドネシアでも支社開設を予定しているようです。
日本からの融資を受けた台湾の企業が、ブロックチェーンを武器に世界へと羽ばたいていく様子を目の当たりにするのは、なんだかワクワクします!
日本でも奥丁丁のサービスが展開されていくのでしょうか?ブロックチェーン技術が少しずつ人々の生活のなかに組み込まれていくことを実感しますね。これからも奥丁丁の動きをチェックしていきたいと思います!
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