今日のまおちは、テンション上がってます。
大谷翔平選手の「45-45」が達成されました。
本当に凄いよ、これは!
何が凄いのか?
大谷翔平選手が自分でホームランを打てる可能性を高めている所が凄い!
古いお話になりますが、元阪神のバース選手と比較しようと思います。
バース選手は1985年に王選手の持つ55本のホームランに迫る54本のホームランを打ちました。
しかし、バース選手は、シーズン最後にきわどいコースを責められ、敬遠地獄にも悩みました。
結果として55本を超えることはできませんでした。
これは今でも語り草になっていて、日本人の心の狭さと言う人もいます。
これを聞くと、まおちはいつも思います。
おいおい。
ちょっとまて。
王選手は国籍的には中国人だぞ。
国民栄誉賞を受賞しているけど、日本人ではないぞ!
むしろ、当時の日本を盛り上げてくれた偉大な中国人に、日本は賞を授与してるんだよ!
どこが心が狭いんだよ!
と、感情論はここまでにして、王選手は1864年に55本のホームランを打ちました。
そのシーズンで20回の敬遠をされました。
これに対して、バース選手の1985年の敬遠数は5回です。
もし、この5回の敬遠がなければ55本を超えていたかもしれません。
でも、それは王選手にしても同じ事です。
20回の敬遠がなければ60本を超えていたかもしれません。
つまり、ホームラン打者はいつも敬遠やフォアボールとの戦いです。
バース選手だけではなく、王選手も敬遠と戦ってきました。
ここで勘違いしないでくださいね。
バース選手を下げたい訳ではありません。
バース選手も偉大な選手で、その後、アメリカで政治家として活躍している本当に立派な人です。
はい。
話を大谷選手に戻して、大谷選手の場合はどうなのか?
大谷選手は、今日までで敬遠数は9回。
王選手やバース選手の時代とは試合数が違うので、単純な比較はできませんが、エンジェルス時代は20回以上の敬遠も良くありました。
それに比べたらかなり少ないですね。
なぜ、敬遠数が少ないのか?
それは、大谷選手を敬遠すると、盗塁されて得点圏ランナーを背負う可能性が高くなるからです。
さらに三盗も狙ってきますので、投手としては敬遠は全然安全策でなくなります。
今年から打順も1番になっていますし、ドジャースの打線は、エンジェルスの打線より層が厚いと言う理由もあります。
でも、その状況を大谷選手はちゃんと理解して、しっかりと活かしているのが凄いです。
その結果として、敬遠も減り、ホームランが打てる環境を作ることができている。
46盗塁があってこその45本のホームランですね。
だけど、一番凄いのは、そんな計算とは関係なく野球が大好きな野球少年が、そのままプロ野球選手になったようにファンに映ることですね。
彼を見て、野球少年たちの夢がもっと膨らんで、野球を楽しんでくれることを願います。