こんにちは、masatoです!
今日もブロックチェーン基礎学習をお届けします!
今回のテーマは「トランザクション」です。
仮想通貨のやり取りでよく聞くワードですが、トランザクションの役割とその中身について一緒に学んでいきましょう。
実は、ビットコインはウォレットアドレスを見てもそこに電子ビットコインがあるわけではなく、存在するのは異なるウォレットアドレス間での送金の取引記録だけ。自分の銀行口座に現金が存在しないのと同じ原理です。
ブロックチェーンの世界では「取引」のことを意味します。
一般的には「送金」にあたりますが、これ以外にも短いメッセージの記録領域を活用して新しいコインを定義したり、デジタル文書の存在証明などに応用したりできます。
具体的には、送金の取引を行なうトランザクションの場合、AのウォレットからBのウォレットに仮想通貨を移動させるという指図が記載されており、そのトランザクションが送り手によって正しく作られたことを証明するために、作成日時のタイムスタンプと電子署名が施されています。
「取引内容」「タイムスタンプ」「電子署名」の3つの構成からなるトランザクションのハッシュ値は、そのものがブロックチェーン全体で唯一性を指し示す「トランザクションID」となります。
※ハッシュ値とは、あるデータを変換して得られる固定長のデータのことで、ハッシュ化されたデータを元のデータに戻すことはほぼ不可能だといわれています。
一般的には「送金」の際に扱われると説明しましたが、このほかにも「お金の取引をせずに、なんらかの短いメッセージを記録する」「ある文書の存在を証明するためにハッシュ値を記録する」といった場合にも利用されます。
送金を目的としない際でも必ず送金の取引は行なう必要があり、その場合は自分宛に送金するかたちをとります。
なお、ビットコインには80biteほどの短いメッセージをトランザクションに添付できる領域があるため、これを利用することでビットコインの機能を拡張できます。
ビットコインの拡張機能を応用した例が「カラードコイン」と呼ばれる派生コインです。
・トランザクションとは、ブロックチェーンの世界では「取引」のこと
・一般的な「送金」以外に、「短いメッセージ」や「ハッシュ値」を記録することもある
・ビットコインには拡張機能がある
・拡張機能を応用した「派生コイン」が存在する
・知っておくと得するビットコイン・ブロックチェーン豆知識まとめ
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