去年の2018年夏、オープン直後に行ったお台場のチームラボボーダレス。アートとデジタルとテーマパークを融合したような空間で、とても心揺さぶられる場所でした。僕はどちらかというと、美術館に行った感覚に近かったです。でもこれは、結構人にもよると思います。とにかくお花がたくさん咲き乱れている通路を歩きます。
しばらく歩いてると滝が出現します。水っぽいところは、手で触ると本当に水みたいに軌道が変わったりして、楽しいです。
ランタンがたくさんある場所もあります。
蓮の中に佇んでいたら、急にお花畑に変わったり、ここは相当癒されます。僕はここが一番好きだったかなぁ。ずっといた気がする。
疲れて休憩しようと、カフェに入ると真っ暗すぎて笑います。僕は紅茶を注文して、店員さんが器に注いでくれるのですが、ティーカップの中に花が咲きます。これは本当に、え?ってなってテンションあがります。暗がりの向こう側でも、みんな同じように盛り上がってます。でも、真っ暗すぎて表情までは分かりません。でも、みんなめっちゃ楽しそうなのは分かります。
和っぽい空間もあって、鳥獣戯画の中のうさぎさんたちが実際に動きだします。
最後は、葛飾北斎っぽい波の絵が実際に動いちゃってる壁に囲まれてるソファーで、まったり休んで会場を後にしました。
紹介したところ以外でも、子供が遊べるアトラクションっぽい場所や、創作活動できるワークショップのような場所もあるので家族できても全然楽しめると思います。チームラボボーダレスは、あらゆる境界をなくすことに成功していると思います。薄暗い中で、自分の物理的な身体や存在があまり目立たなくなり、いろんな部屋の中から飛び出してきたデジタルアートと自分自身が融合して、自分を含めたその空間そのものがアート作品になってしまうので、作品と自分との境界も曖昧だし、子供と大人どころか、国籍や性別などのあらゆる境界もあまり意味を持たない不思議な空間です。でもそれがなんだか、心地よいなぁと僕は思いました。
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