2020.11 長野・新潟方面へ行った際、小菅神社・奥社へ参ってきました。里社は後ほど投稿します。小菅神社は、戸隠・飯綱とともに信州三大修験霊場のひとつといわれています。
講堂(県指定文化財)
赤い屋根の建物です。里宮の下に建っています。元隆寺中之院に属していて僧侶たちが学問する「講堂」として建てられました。現在の講堂は元禄10年(1697)に飯山城主松平忠喬が修復したとの記録が残ってます。講堂の中には阿弥陀三尊像が安置され、3年に1度の7月の中旬に柱松柴燈神事がこの講堂庭の祭式場で斎行されます。
奥社へ参道が一直線に向かっています。
「新聞受け」ごくろうさまです^^
干し柿が良い感じです。
かつては小菅神社の別当寺である小菅山元隆寺大聖院の一坊・桜本坊だった「菩提院」。真言宗豊山派の寺院で大日如来を本尊としています。
白菜が置かれています。パンパンに詰まった枯葉の袋も^^
参道坂道のドン付きに鳥居が見えてきました。
左は茶処『浅葉野庵』。この茶処も古そうです。
神仏混淆(神仏習合)の空気満載です^^
振り返ると飯山の町が広がっています。
ここからいよいよ小菅神社奥社本殿まで1200m、標高差約310mを登っていきます。
杉並木の階段をひたすら登ってゆきます。約800mほどの区間に、180本もの杉の大木が並木を作っています。江戸時代造営で、大きなものでは高さ45m、樹齢は300年。
階段が終わり山道が続きます。
恋愛成就をかなえるという愛染明王が祀られている「愛染岩」
蝦暮石(がまいし)
ガマガエルに似ていることから・・のようですが、目も口も赤く塗られてました^^;;
青々とした千曲川が見えました。
奥社手前に登山道の別れ道があり、右に行くと急斜面の鎖場があり、左に行くと緩斜面の登山道。鎖場を登り緩斜面登山道を下りました。
飯山市街が木々の間から望めました。
奥社 小菅神社本殿
着きました~^^
岩に寄り添うように建てられています。
奥社 小菅神社本殿
標高900m付近、奥社である小菅神社の本殿に到着。天正19(1592)年の修復記録があり、小菅神社の祭神8柱を祀る。本殿と附属宮殿は室町時代中期のものであり、昭和39(1964)年に国の重要文化財に指定。
建物は、南側を正面にして妻入りの入母屋造で、 北面に岩窟を背負って建てられており、庇は北側にはついておらず、西側の階段から社殿に上るようになっています。。背後の岩場からは水が滴り、本殿の中には甘露池があって、この池がまず信仰の対象になったのではないかと言われています。また、上杉謙信が川中島出兵の折、必勝祈願の願文を捧げており、新潟県にも崇拝者が多いそうです。ご本尊は馬頭観音。
建物の奥の「鼓岩」。
手を打つと太鼓の音が聞こえる、とのことでチャレンジしましたが聞こえなかったなあ。でもこの岩から水がしたたり落ちていましたよ。
更に登り小菅山山頂を経て北竜湖を回って帰るルートもありましたが天候が悪化しそうだったので登ってきた参道を戻りました。途中でカモシカに遭遇。雨も降ってきて濡れた参道階段は滑り易かったです。
無事に講堂前戻ってきました。次回、カモシカの写真と里社等を投降します。
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