2022.4.16~18 山梨県へ出かけました。その時に参った神社を投稿します。
式内社・論社でもある大井俣窪八幡神社を詣でました。
鳥居の扁額には「大井俣神社」とあります。創建当初は大井俣神社と称していたようですが、後に現在の窪の地に移したため大井俣窪八幡神社、窪八幡神社といわれるようになったようです。
この神社、重要文化財がたくさんあります。
この鳥居は、なんと木造鳥居としては日本現存最古。 1535年(天文4年)、武田信虎によって厄壤祈願のため鳥居と石橋が建立されました。
神門 社号標は「縣社 大井俣八幡神社」。かわいい神門ですが、1511年(永正8年)または1542年(天文11年)の造営とされ、こちらも国重文です。
神門の前の石橋。花崗岩製。これも神門の附(つけたり)として国重文。1535年(天文4年)に信州の高遠石工によって造られたことが銘に書かれているようです。
石橋にも水の流れがありますが、神門をくぐっても水の流れがあります。境内全体が浄化されているかのようで少しヒンヤリとした空気が流れていました。
新緑がキレイです。
拝殿
右にも隣接して若宮拝殿があります。
拝殿・・・天文三年(1534年)武田信虎 造立 国重文
若宮拝殿・・・天文五年(1536年)武田信虎 再建 国重文
拝殿の扁額の字は「神徳惟馨」(しんとく これ かぐわし)。
奥に本殿が見えます。
拝殿内部
本殿 応永十七年(1410年)武田信満 再建 国重文
御祭神: 中殿/誉田別尊 北殿/足仲彦尊 南殿/息長足姫尊
若宮拝殿
若宮本殿 応永七年(1400年)武田信満 再建 国重文
拝殿・若宮拝殿の奥には、同じ並びで本殿・若宮本殿が並びます。摂社:若宮八幡宮
大井俣窪八幡神社(通称、窪八幡)は、清和天皇の勅願により貞観元年(859年)2月23日、宇佐神宮(大分県)の八幡三神を音取川(ねとりがわ、今の笛吹川)の中島の地へ勧請し、その地を大井俣といったことから神社の名称を大井俣大明神と称しました。その後、何回か水害で流されて現在の窪の地へ遷座して窪八幡宮となりました。創建当時の建物の規模は不明ですが、現在の社殿は室町初期から末期にかけて再建されたものです。
窪八幡は八幡信仰の型を整えた山梨県では最古の八幡宮であり、甲斐源氏、特に本流武田家代々の氏神として崇敬されました。https://kubohachiman.com/goyuisho.htmより。
鐘楼 天文二十二年(1553年)武田晴信 再建 県指定文化財 神仏習合時代のなごりですね。
境内社
如法教塔 天文元年(1532年) 武田信虎 造立 県指定有形文化財
写経した経文を納めるための塔。こちらも神仏習合時代のなごりです。
宗覚社・稲荷社
他に本殿裏にはたくさんの末社
本殿左 武内社 明応九年(1500年) 武田信昌 再建 国重文 祭神:武内宿禰
高良社 明応九年(1500年) 武田信昌 再建 国重文 祭神:高良明神
拝殿前より
境内に入って左側に末社・比咩三神(ひめさんじん)。
比メ三神 寛永二年(1625年) 徳川忠長 再建 国重文
神社の祭神を示すときに、主祭神と並んで比売神(比売大神)、比咩神、姫大神などと書かれる。これは特定の神の名前ではなく、神社の主祭神の妻や娘、あるいは関係の深い女神を指すものである。
比売神 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2020年11月23日 (月) 10:06
ここは八幡様で比咩三神となっていますから宗像三女神でしょうね。
いや~、コンパクトにまとまっている神社で、これだけ国の重要文化財のある神社は初めてじゃないかなあ。驚きました。建築物も重量感があるし、境内の空気・空間も清々しくとても良い神社に出逢えました。感謝感謝^^
藤の花がキレイと思ったら・・・ん???ネコちゃんが挟まってる?? この後、顔を出してホッとしました(笑)
+++++++++archives++++++++++
★「神社参拝リスト」
参拝した神社の投稿まとめです。
+++++シリーズ投稿の分類一覧 by matol+++++
・「シリーズ投稿の分類」一覧まとめ
・「HUAWEI P30 Pro」スマホHUAWEI P30 Proで撮った投稿まとめ
・「神社参拝リスト」参拝した神社の投稿まとめ
・「還暦過ぎのオヤジのつぶやき」日々のつぶやきのまとめ
・「ウミウシ」いままで出逢ったウミウシの紹介投稿まとめ
・「鳥(トリ)」 いままで出逢った鳥(トリ)の紹介投稿まとめ
・「植物探訪」いままで出逢った「植物」の紹介投稿まとめ
・「古物たちのお勉強」の紹介投稿まとめ
・「旅行記」今まで行った旅行記のまとめ
・「古物商に関するあれこれ」~まとめです
・「神社の基本知識をご紹介」「神社」に関して掘り下げて投稿
・[ネコの住むビトにゃん村] x[ALiS経済圏]/私的構想 私的な構想の妄想まとめ