屋根裏・納戸の整理が続いています。あまり値の付かない古物だらけですが、一応、整理もしようと、このカタゴリーで投稿がてら勉強している次第です。
そんな中、二つの「紋章」が出てきました。一つは我が家の「家紋」の額、もう一つは「????の紋章」です。
「丸に抱き葉沢瀉の紋」(まるにだきはおもだか)
沢瀉(おもだか)
水田や沼、沢などの水辺に自生するオモダカ科の多年草。オモダカは別名「勝ち草」といい、戦陣の縁起物とされ多くの武将に好まれた。毛利氏も副紋にこの「沢瀉紋」を使用している。「面高」とも書く、水辺に自生し夏には白い花を咲かせます。花弁は三枚が基本。群生が弓矢を立てたように見えることから、武将に人気がありました。初めて家紋としたのは、越中椎名氏といわれています。また、江戸大名は十数家、旗本では百家あおりが用いています。
この沢瀉を使った「沢瀉紋」は、日本十大家紋と呼ばれるくらい多くの人に使われるようになりました。
こちら様のhpを見ると・・・・
豊臣秀次の「抱き沢潟紋」豊臣秀吉の姉の子であり、後に秀吉の養子となります。秀次が沢瀉紋をしようしていたことから、秀吉も木下藤吉郎時代には沢瀉紋をしようしていたのではないか?と推測されています。家紋は「抱き沢瀉紋」。
こちら様のhpを見ると・・・・
・戦前は旧民法の下、「家制度」が存在しており、自家の家紋が入った紋付袴が日本の正装とされていたため、家紋付きの着物や羽織、小物など多く見られ、仏壇に家紋が付いているご家庭もあ。
・家紋とは先祖から代々伝えられてきた家を表す紋章で、今風に言えば「我が家のロゴマーク」。・一方、「田中」という名字の方が皆同じ家紋というわけではなく、同じ名字でも出身地や家系・家業などによって様々な種類の家紋が伝わっており、名字は違っていても同じ家紋が伝わっている家も多く存在しています。
そういったことから、家紋は名字と合わせて自分の家系やルーツを実感できる親しみやすいシンボルになっています。・古くから伝わる我が家のシンボルマークである家紋。その種類は6000種類とも、さらに細かい紋様の違いまで区別すると2万種類もあるといわれています。
・縄文土器や弥生土器に見られる文様・造形は多種多様で、考古学者の間ではそれぞれの文様に意味があったともいわれています。つまり日本では、家紋が生まれる前から作り出すものに文様を用いる「文様文化」があり、そのことが家紋の発生にもつながっていくことになります。
・その後、中臣鎌足が中心となり大化の改新が行われ、律令国家が成立した奈良・平安時代になると、朝廷に仕える貴族(公家)達が、自分好みの「文様」を装飾としてあしらった衣服や家具等を使うようになったのです。このことが家紋が生まれる一つのきっかけになりました。(家紋のルーツは平安時代の頃に公家(貴族)が自分達の衣服や持ち物に独自につけた「目印」としての紋が由来となっています。)
・武家の家紋が生まれた時期にも様々な説がありますが、一般的には鎌倉時代初期の源頼朝の時代には武家の家紋はまだなく、これ以降に起こったものではないかといわれているのです。
・公家では周囲に権威を示すために華美な装飾のものが好まれた一方、武家では必要性の関係から合戦でもわかりやすい実用的でシンプルなものが好まれるという違いがありました。
・戦国時代が終わり、家紋が権威を持つ中、豊臣秀吉は天正19年(1591)に菊桐紋禁止の規制を出すほどになります。鎌倉時代初期の後鳥羽天皇の時代から皇室の象徴であった「十六葉八重菊(菊紋)」はもちろんのこと、桐紋である「五七桐(桐紋)」は菊紋の替紋としてとても権威のある紋だったため、使用できるものを制限したのです。
・しかし豊臣秀吉の時代が終わり、徳川幕府が統治する戦のない平和な江戸時代が到来すると、武家の家紋は戦での実用性が求められない権威の象徴となります。さらに江戸幕府のもとでは家紋の規制は緩いものとなり庶民・町民にも家紋が広がっていくことになります。
・明治初期には「菊は栄える、葵は枯れる」という流行歌があったことからも、当時は徳川の葵紋の権威が落ち、皇室の菊紋が復活を遂げた様子がうかがえます。
・戦後にいたっては「菊花紋章」の使用を禁じる法律は存在しませんが、今でも菊紋が皇室の事実上の紋章とされ、宮家ごとに優美な菊紋が描かれています。さらに「十六八重表菊」は慣例として日本の国章に準じた扱いを受けています。かつて皇室の副紋だった桐紋も「五七の桐紋」は日本政府の紋章として、より一般的な「五三の桐紋」は法務省で使われていることから、家紋は日本文化のシンボルとしてまだ生き続けていることになります。
この「重木端」と書かれた木箱に入っていた???の紋章。いろいろとググってみたのですが、どうしても判りませんでした。花だとは思うのですが、菊ではないような・・・?中心の雄蕊の辺りはハスのような・・・?