★日本人の睡眠時間について
平均睡眠時間の国際比較によると、日本人の平均睡眠時間は7.4時間とOECD諸国の中でも一番短いと言われます。
また、日本人の5人に1人は「日中、眠気を感じた」「睡眠時間が足りなかった」「夜間、睡眠途中に目が覚めて困った」など睡眠の問題を抱えていると報告されています。
睡眠には、疲労回復、エネルギー保存、身体の成長、免疫機能増加などの役割がありますが、睡眠不足や不眠になると倦怠感や頭重感、交通・産業事故の誘因、仕事・学業の能率や生産性の低下などをきたします。
さらには生活習慣病やうつ病の誘因・増悪、認知症発症の誘因を起こすとされています。
米国の研究では、わが国の経済損失は約15兆円といわれ、GDPに占める割合ではワースト1位となっているという報告もあります。
とくに仕事などのパフォーマンスに注目すると、慢性的な睡眠負債では眠気を自覚しにくく、徐々にパフォーマンスを低下させるとされています。
たとえば17時間覚醒では、血中アルコール濃度0.05%のパフォーマンスに相当し、24時間覚醒では血中アルコール濃度0.10%に相当するという報告もあります。
ちなみに血中アルコール濃度0.05~0.10%はビール1~2本、日本酒1~2合に相当します。
皆様、お忙しいときも多いでしょうが、寝られるときはしっかり眠りましょう!
と、最近自分にも強く言い聞かせています(^_^;)