今回は仮想通貨取引所OKExが、IEOプラットフォーム「OK JumpStart(ジャンプスタート)」において第1弾となるIEOを実施するとのことで、対象となる仮想通貨Block Cloud(ブロック・クラウド)とその購入ルールをチェックしてみたいと思います!
目次
★銘柄概要
◎文字での銘柄概要説明
◎通貨情報
◎OKEx取引所によるIEOセール概要
★特徴
★プロダクト、ソリューション
★主要開発者、パートナー、ロードマップ
★まとめ
★各種リンク
IoTのためのサービスを中心としたブロックチェーンネットワークシステム。
2022年に200億に達するというIoTデバイスを見据え、IoTデバイスインフラを提供。特徴として分散型、動的、安全、公正、経済的な持続可能性。サービス中心型ネットワーキング(SNC)のアイデアをもとに世界各所のホスト(スマートデバイス)によりパフォーマンス、信頼性、スケーラビリティ向上を見込む。DAGの発展形であるCoDAG技術を開発。
パートナーにBlockVC、Youbi Capital、Origin X Capital、Bgogo、Bigcoin Capitalなど。
▼公式紹介動画
➡ブロックチェーンを基盤としたTCP/IPの進化とサブタイトルがついているようです。
◎通貨情報
通貨名:Blockcloud
ティッカー:BLOC
総合供給量:10,000,000,000 BLOC
循環供給量: 1,165,000,000 BLOC
プラットフォーム:イーサリアム
マイニング:PoS
IEO価格:1BLOC = 0.005 USD
IEO開始日:2019/4/10
IEO販売数量:500,000,000 BLOC(総発行可能枚数の5%)
(ICO価格:1 BLOC = 0.01000 USD ※)
(ICO開始日:2018/4/10 ※)
(ICO終了日:2018/10/17 ※)
取引所:OKEx
公式ウェブサイト:https://www.block-cloud.io/
公式ツイッター:https://twitter.com/BlockcloudTeam
ホワイトペッパー:https://www.block-cloud.io/whitepaper.shtml
※すでに2018年10月にICOを行っており全体の20%にあたる部分を販売し、5029ETH調達済み。販売が終了した10月17日段階で1ETHの時価=208.715USD換算で、100万ドル調達達成とのこと。詳細は公式記事参照。ICO価格は0.1ドルとするICO dropさんや、0.08ドルとするICO Ratingさんがあるようです。
トークンの配布状況▼
30% - Foundation(基金)
30% - Mining Award(マイニング報酬)
15% - Private Sale(プライベートセール)
10% - Team(チーム)
10% - Early Contributor Incentive(早期貢献者インセンティブ)
5% - Other Sale(その他セール)➡今回IEOでの販売分のイメージです
参考:ICO Rating
ICOgensさんの2018年9月23日付資料によるとICO時の評価はかなり高かったようです。
セール開始時間(日本時間:2019年4月10日 21:00)にサブスクリプション(予約購入手続き)セッションが開始され、30分またはIEOでの販売数量がすべて満たされた段階で次のセッション(割り当てセッション)に移行し、OKBが引き落としされる形でBLOCトークンの販売が行われます。
OKEx公式サイトのこちらの記事にてIEO参加方法・ルールなどが英語で詳細に説明されています。
また、コイン東京さんが『取引所OKExがIEOトークンセールの概要を発表|7日間のOKBトークンの保有、5段階割当て等』というタイトルで日本語での解説記事を書いてくれていますのでご参照ください👇
➡最低限のOKB保有量で最大限の割当て係数を得るには、「2500 OKBを4月4日~4月10日の間保有し続ける(2500×7=17500以上獲得)」という事になりますでしょうか。OKB保有量×日数としてIEO参加係数が計算され、最終的に17500 OKB残高が計上されていれば最大限IEOでの購入割り当て係数が獲得できるようです(逆に最低限のIEO割り当てを狙う場合 500 OKBを対象の7日間保有し続け、7日間で3500 OKB以上の保有量が必要となります)。
➡IEO参加には指定の時間に該当サイトへ行き、30分以内に割り当てられた数量のうちどれだけの数量を購入するか決定する手続き=サブスクリプション(予約購入)手続きを行う必要があります。30分間の予約購入手続き期間を経ると、30分後に開始する割り当てセッションにて自動的にOKB残高が引き落とされます。
ルールの英語原文を確認すると、サブスクリプションセッションでは、すべての権利対象者のうち、購入の意思が示された数量の合計がハードキャップに達するまで30分間セッションが続く、と書いてあるようで、言い換えると、入札が殺到しそうなIEOプロジェクトは権利対象者の中から更に早押し競争が行われるようにも読めるので、十分なOKB残高があるか確認するなど、予め準備をしておくことをお勧めします。
➡4月9日、OKExの公式ページが更新されていました。
IEO価格=0.005ドル、セッションでの供給量5億枚、オーバーサブスクリプション上限が10億BLOC、個人購入下限が10万~上限100万BLOCとのこと(👇図参照)
オーバーサブスクリプションというのが上で記載した、「サブスクリプション(予約購入)手続き」における各投資家の応募数量の上限という感じでしょうか。応募数量がオーバーサブスクリプションリミット10億BLOCに達すると、全応募者の中から各個人へ、今回の販売数量である5億BLOCがどれだけ割り当てがあるか加重平均で(※)決定されていくイメージです。
※加重平均…各応募者の「応募枚数×係数(17500 OKB持っていれば係数は5)」を合計して各応募者の割合を算出し、そこから購入可能枚数を各応募者へ割り振るという理解です。
➡4月10日、OKExから追加の情報更新あり。トークンの初期流通量はプレセール分が6.65%(6.65億BLOC)とのこと。また、1 OKB=2ドル換算とし、1OKB=400BLOCでの販売が決定しました。
7日間のOKB残高確認ページ:https://www.okex.com/activity/jumpstart
以下ではBlockCloudの技術的な特徴を概要できればと思います。
・SCN(Service Centric Networking、サービス中心ネットワーキング)
…何十年も進化していない従来のインターネットは、ポイントツーポイントのIPアドレスベースの通信モデルを使用しています。これは小規模で静的なネットワーク条件下では適していますが、デバイス数が膨大でIPアドレスがリアルタイムで変化するモバイルIoTアプリケーションには適していません。
この課題に取り組むために、Blockcloudはサービス中心ネットワーク(SCN)を導入しました。IPアドレスの識別情報をロケーションのセマンティクスから分離することで、複雑なIPアドレス管理を処理しなくても、アプリケーションはサービス名を使用して直接接続を確立できます。このアプローチは、既存のネットワークのモビリティとスケーラビリティの問題を解決し、パフォーマンスと既存のIPネットワークとの互換性の両方を提供します、としてSCNの導入に前向きのようです。
▼関連して気になるツイート
➡また、関連してYahooFinanceに掲載された広告記事では以下のように述べているようです。
BlockcloudはIPアドレスの識別情報をそのロケーションセマンティクスから分離します。複雑なIPアドレスを処理しなくても、アプリケーションはサービス名と直接接続を確立できます。ネットワーク上の全員が、分散ストレージ、コンピューティング、サービス、さらには価格設定やルール作成にアクセスし、それらに貢献することができます。これにより、信頼性などの問題を解決するだけでなく、長期的にはすべてのサービスプロバイダーに利益をもたらす、より公平で透明性の高いシステムが作成されます。
さらに、Blockcloudプロトコルは、その階層化設計とともに絶えず進化しています。各層は、異なるレベルの機能を提供します。コントロールプレーンに2つのレイヤとサービスプレーンに2つのレイヤを配置することで、Blockcloudは接続するデバイスのサイズにかかわらず、管理と安全性を大幅に向上させることができます。参照:YahooFinance
・CoDAG
…DAG技術をさらに進化させたもの。CryptoTimesさんの記事(【インタビュー】BlockCloud CEO 明さんにプロジェクトインタビュー)では言及されているようですが、Mediumなどで技術的な詳細を解説した記事などは確認できませんでした。
IoTを使ったユースケース/アプリケーションに以下のものがあります。
・Internet of Vehicles(IoV)/車のインターネット
・スマートヘルスケア
・スマートホーム
・親会社OudmonによるIoTプロダクトライン
親会社によるプロダクトがあり、きちんとした収益源が確保されている面もICOではプラスに評価されたようです。
チームを率いるIoTの親会社であるOudmonは、過去6年間稼動しており、約800万人のユーザーにサービスを提供しながら、スマートホームデバイスから車載通信モジュールまで100を超えるプロダクトラインを提供しています。同社はごく最近、年間売上高でおよそ1500万ドルを生み出しました。(中略)
Blockcloudは、親会社のOudmonがブロックチェーンの分野に参入するだけのものではないことに注意することが重要です。チームは、IoT業界が現在直面している課題に対する業界のプレーヤーとして認識しているニーズを満たすためのユニバーサルソリューションとしてIoTレイヤプロトコルを構築しています。OudmonがBlockcloudの立ち上げの出発点となる出発点を提供する一方で、チームは、現在のクライアントとパートナーのネットワークを通じて他のIoT企業のエコシステムを確立することですでに順調に進んでいます。
IoT部門で親会社Oudmonが提供している業界との関係はすでにさまざまな企業との間で30以上の署名されたパートナーシップ契約を結んでおり、これらの取り決めを拡大するための努力が進行中です。これらのパートナーの多くは、Blockcloudエコシステムでサービスプロバイダと顧客の両方として機能します。
(参考:Blockcloud ICO Review BLOC Token Analysis)
全くどうでもいいかもしれませんが、Blockcloud公式がアップロードしているToken2049というイベントでのインタビュー動画が興味深かったです。Tronのジャスティン・サンさんや様々なベンチャーキャピタル等が出てきます🎥
主要開発者:
CEO➡Zhongxing Ming氏。プリンストン大学客員研究員。清華大学博士号。中国コンピューター連盟(CCF)メンバー。1650万ドル調達したスタートアップの共同創業者。
会長、SCNラボプリンシパル➡Shu Yang氏。ケース・ウェスタン・リザーブ大学客員研究員。香港理工大学博士研究員。清華大学博士。
アドバイザー:
パートナー:
BlockVC、Youbi Capital、Origin X Capital、Bgogo、Bigcoin Capital、Blockchain I、Wandarin Capital、Zeniexなど。
ロードマップ:
以下の画像の通り、CoDAGアルゴリズムの設計やPoS開発は完了しており、2019年第2四半期にテストネットへ移行する予定のようです。
以上、BlockCloud(ブロッククラウド)を調べてみました。
OKExのIEOプラットフォーム『Jump Start(ジャンプスタート)』の第1号案件として期待のプロジェクトという位置づけになりますでしょうか。
過去に行われていたというICOではかなり評価が高かったようです。
特にトークンについて総発行枚数、初期流通枚数などの情報をかなり探したもののなかなか確定した情報が出てこず時間がかかりました。
IEO開始の段階ではそういった情報も出そろってくるとのことなので、情報更新できればと考えています。
最後までご覧いただきありがとうございます(`・ω・´)ゞ
公式サイト:https://www.block-cloud.io/
ツイッター:https://twitter.com/BlockcloudTeam
Telegram:https://t.me/BlockcloudTeam
Telegram(アナウンス):https://t.me/BlockcloudANNC
Medium:https://medium.com/blockcloud-official
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCOmvLRYIMbFbale_nNOHe4w/
Facebook:https://www.facebook.com/BlockCloud-2005259016468372/
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/blockcloudofficial/
Github:https://github.com/blockcloud
Reddit:https://www.reddit.com/r/BlockcloudTeam/
Bitcointalk:https://bitcointalk.org/index.php?topic=5120481.0
Etherscan:
あわせて読みたい▼
●Matic Network(マティック・ネットワーク)とは? バイナンス2019年4月IEO概要と抽選制度を解説☆
●【昆布森ちゃん】まとめ記事@ALIS【お気に入り登録用/随時更新予定】
ツイッター▼