仮想通貨Veles(ヴェレス、VLS)とは？分散型VPNを開発するマルチアルゴのオープンソースプロジェクトを解説❕

昆布森ちゃん
2019/06/13 08:02

今回は仮想通貨（暗号資産）のVeles（ヴェレス）を取り上げてみたいと思います！
コイン名はVLSとなります。

オープンソースでプロダクトを開発、分散型のVPNネットワークを構築、マルチアルゴリズムの採用などに特徴のあるプロジェクトとなっているようです。

また、No ICO、No PreMine通貨になります。

1. 概要

◎文字での銘柄概要説明

VELES（VLS）の目的は、ネットワークの信頼性とネットワークの遮断の問題を解決するための分散型VPNシステムを構築することです。現在のところ、誰もが集中型企業によって提供されるサービスを介してネットワークにリンクしており、すべての情報は集中型サーバに転送されています。同時に、一元化されたネットワークの所有者はネットワークのアクセス許可を高度に制御できます。これは、「ウォール」などの大きな影響があります。上記の問題を解決することがVLSの目標です。

◎通貨情報

通貨名：Veles
ティッカー：VLS
総合供給量：2,500,000 VLS
循環供給量：958,854 VLS（随時変動。参照：リッチリスト）
プラットフォーム：Veles Mainnet
マイニング：PoW、マスターノード
ICO価格：-
取引所：Qtrade.io、Crex24、Bitmesh.com、Citex、Freiexchange.com
公式ウェブサイト：https://veles.network/
公式ツイッター：https://twitter.com/velescore
ホワイトペッパー：https://veles.network/whitepaper.en.html

2. 特徴

✅100％オープンソースソフトウェア
✅ICOなし
✅プレマインなし
✅メインネットローンチ済み（2018年11月6日）
✅51％攻撃耐性
✅PoW
✅マスターノード

☆みんなの評判

➡訳：光り輝くゲム（宝石）です！多くの開発が進んでおり、現実でのユースケース（分散型VPN機能）やカスタムな実装あり。最新のビットコイン0.17上に構築された数少ないマスターノードコインでもある！🚀🚀

➡とてもリスクが大きく、その分リターンも大きいとするツイート🚀🚀

➡$VLSについて、VPNと低時価総額、循環枚数が少ないことに特徴があり、BAG（鞄）を持っているいるとするツイート👜👜👜👜👜

3. プロダクト、ソリューション

Velesプロジェクトは、SSL/TLS、公開鍵方式、およびデジタル証明書を利用して、安全なポイントツーポイント（Point-to-Point）接続を確立するためにトンネリングプロトコルと仮想プライベートネットワーク（VPN）技術を採用しています。

Mainnet（メインネット）は2018年11月6日にローンチしており、独自チェーンを運営。

コンセンサスアルゴリズムの主な特徴として、51％攻撃を防ぐために報酬体系を工夫して、複数のマイニングを許容している点が挙げられます（マルチ-アルゴリスミック-マイニングという考え方）。複数のマイニングアルゴリズムを採用することでハッシュレートに基づいた報酬を付与することで、多数のマイナーへマイニングの機会を提供、同時に単一のマイニングアルゴリズムにありがちな51％攻撃への耐性をつけることが可能となっています。

◉マルチアルゴ・PoW

マルチアルゴリズムマイニングにより、GPUリグやASICなどのさまざまなデバイスを使用して多数のマイナーがネットワークを保護できるため、ネットワークの分散化と報酬の分配が向上します。マルチアルゴPoWを補完するために、追加のコンセンサスアルゴリズムとしてPoSの実装に取り組んでいます。

2019年6月時点でのPoW報酬は全体の87％となっており、今後マスターノードやPoSと報酬を分け合う形となります。

サポートされているアルゴリズム一覧：
・Scrypt　
・Lyra2z
・Sha256d
・X16r
・X11
・Nist5
（関連）マイニングプール

◉マスターノード

マスターノードは、分散型サービスのコアを提供することになるので、Velesネットワークで重要な役割を果たします。dVPNやその他のサービスを円滑に開始するには、十分な数のマスターノードにアクセスする必要があるため、マスターノードネットワークは着実に成長させています。
マスターノードに必要な枚数は2000 VLSでしたが、バージョン0.18実装後に500 VLSに引き下げられているようです。現在のマスターノード報酬は全体の8％前後となっており、今後5年かけてその割合が5%⇒60％まで増していく予定となっています。
より良いノード分散化のためにProof-of-Locationの概念を試しています。

（関連）Veles Masternode Guide

◉クラウドファンディングプラットフォーム

ビットコインおよびVelesを受け入れる形でのクラウドファンディング（公式の記載方法によると寄付）プラットフォームが稼働しているようです。

（関連）公式HP→クラウドファンディング

◉ウォレット

Linux、MacOS、Windows、RaspberryPiなどに対応した各種ウォレットを開発しています。

Wallet : https://veles.network/download.en.html

4. 値動き

時価総額は確認時点で950万円程度となっています。

5. 主要開発者、ロードマップ

主要開発者

創業者のAltcoinbaggins氏は20年以上経験のあるコーダーの方のようです。

ロードマップ

こちらをご覧ください。現在確認できるロードマップは以下の通りとなります。

2018年第4四半期　ネットワークブートストラップステージ
2018年11月　プロダクションネットワークの立ち上げ(メインネットローンチ)
2019年2月　VCIP01 PoWマイニングステージ
2019年2月　Velesマスターノードインストーラー
2019年3月　GUIクライアントアップデート
2019年4月　総合供給量を1250万VLSから250万VLSへ削減
2019年2～4月　Veles Coreアップデート V0.17.1
2019年第2四半期　Veles Core ウェブおよびインフラ
2019年第2四半期(予定)　VCIP02 PoS導入ステージ
2019年第3四半期(予定)　VCIP03 dVPN統合ステージ
2019年第4四半期(予定)　dVPN導入ステージ
2020年第1四半期(予定)　dVPNローンチステージ
2020年第2四半期(予定)　dVPNスケーリングステージ
2020年第3～4四半期(予定)　ガバナンスブートストラップステージ
2020～2023年(予定)　転換ステージ＝分散化、各プレーヤーの機能化
2024年～(予定)　コミュニティによる乗っ取り＝完全統治