もずく・Ð・図解屋です。
最近時間がなくてぜんぜん図解記事が書けてないので、そろそろ名前を変えようかと思っています…
今日は妻子が1時間ほどお出かけなので、その隙を狙ってALISにLP(Lightning Post)したいと思います。
お題はプリンさんの痛恨の記事について。
引用いたしますと、
BitcoinやRippleの”決済機能”だとか、Ethereumの”スマートコントラクト”みたいに、ALISにも特別な優れた機能があって、それがALISのメディアなどの信頼性の可視化を支える、と思っていました。
記事の原稿の著作管理や原稿料や使用料の管理なんかを、スマートコントラクトで実現するのかと。
(略)
現状のALISは、どう見てもブロックチェーンやスマートコントラクト機能を必要としていない方向。
ということで、
ALIS=SNSそのもの
SNSがALISの正体で、ALISトークンは必須ではない
という裁きがくだされています😆
いや~ 現状を見ているとそのように解釈されて当然ですよね…
nemlogと比較されてしまう時点で「ALISプロダクト=トークン報酬付きSNS」というイメージになっているわけで、そうすると、その“トークン”の部分は別にALISじゃなくていいんじゃないの…と。
さて、ALISチームがその点についてどう考えているのかを(勝手に)推測するには、AMAでの質疑のやりとりが一番参考になるかと思います。
12月17日のAMAは私もタイミング良く視聴していたのですが、その中の「信頼の可視化について」の部分の話を聞いて、私が「あ、そうなのか、それは期待できるな…」と感じたのです。
上記のAMA議事録にはしっかり明記されていない(省略されたのか私の期待感による空耳なのか)のですが、私が12月17日のAMAで聞いた記憶があるのは、ALISチームが目指しているのは「ALIS=トークン報酬付きSNS」ではなく
「ALIS=信頼スコアのエコシステム」
だということです。(※この表現は私の意訳です)
最近のALISチームの発言や発表の中に、複数の信頼スコアを扱うようにしていく話がよく出てくることからもそうではないかと思います。
だから、現状のALISプロダクトのSNS(ブログ)の部分は飾りであって、核となる部分は「信頼スコアに関するデータ構造や処理(API)の定義(=信頼のプロトコル)」にあると私は考えています。
つまり、最終的には、ALISブロックチェーン上には様々な信頼スコアのロジックがスマートコントラクトのように記述できるようになって、それを各自のウェブサービスなりビジネスなりで使用できるようになるのではないか…と。
図解するとこんな感じです。
ここからは完全に私の想像ですが、独自に定義された信頼スコア毎にALISベースのトークン(もしくはポイントに当たるもの)が発行されて、それらのトークンを仲介して流動させるのがALISトークンという位置づけです。
ERC20トークンにおけるETHみたいな感じで。
そうしないと、信頼スコアのロジックが複数あるのにALISトークンが1種類では、簡単にALISトークンを取得できるロジックが書けてしまうので。
もしくは、KyberのようにALISトークンを一定量リザーブして、その範囲でALISトークンを配布する独自の信頼スコアロジックを定義できる…とか。
そういう意味では、ALISはEthereumというよりはKyber Networkに近いようなエコシステムになるのかもしれません。
…と、語り出すと小難しくなってしまいそうです。
もしそのような独自のブロックチェーン(Plasmaでもいいと思いますが)をALISチームが開発するというのであれば、プリンさんの言われた「ALISにも特別な優れた機能があって…」という部分も満たされるかと思います。
ま、実際ところはどうなるのか(ALISチームがどう考えているのか)わかりませんけども、私は「ALIS≠トークン報酬付きSNS」ではない方向性に期待したいと思います:)