ALiS内格差の問題点の本質を考えた3部作も今回が最終回となります。
この記事だけでも楽しめるように書いていますが、前回までの記事を読んでいただく事で、より楽しめると思いますので時間に余裕がある方は是非読んでみてください。
①萌え絵師ブロガーがALiS内格差の本質を探ってみた… | ALIS
②ALiS信者だけどALiSの評価システムの問題点を指摘してみる | ALIS
~前回までのあらすじ~
「ALiS内格差」がある。「インフルエンサーはずるい」といった意見がALiSブログ内で話題になりました。
「インフルエンサーはそれまで積み上げてきたものがあるのだから有利で当然。」
おそらく、ほとんどの人はその意見に納得でしょう。
しかし、我々の投稿する記事は『信用のおけないALiSのいいね数』とそこからはじき出される『ALiSの信頼度』で査定されます。
お金を稼ぐ場でそんな不公平な状況が許されていいのでしょうか?
納得いかないと思いつつも、ALiSの「信頼の可視化で人のつながりをなめらかにする」というビジョンに魅せられた自分をどうすれば納得させれるのかを考えます。
アニメや漫画、映画等を深~い洞察力で考察する考察厨と呼ばれる人たちがいます。
『信者』とよばれる熱狂的なファンがいる作品で発生する人たちなので、世間からは気持ち悪がられている印象ですが、私は考察厨による、こじつけが大好きです。
自分が気付かなかった作品の魅力を教えてくれたり、理解できない部分を解説していたりと有益な情報が多いからです。
場合によっては作者が考察を参考にすることだってありえるかもしれません。
作品の魅力を作者や関係者が語るよりも、ファンが熱弁している方が魅力的な作品に見えませんか? 食レポ同様、外部の人間が語るからこそ信頼できる場合だってあります。
私はALiSの魅力を少しでも多くの人に知ってほしいと思い、このブログをはじめました。
考察厨ほどの深い考察ができる訳ではありませんが、ALiSの『信者』として、ALiSの色々な部分を自分勝手に都合良く解釈してみたいと思います。
考察するポイントとして定番なのは、まず名前でしょうか。
ALiS CEOの安さんはどんな思いを込めてALiSという名前を付けたのでしょう?
ALiSという名前に信頼を可視化するロジックのヒントがあるかもしれません。
ALISはアリスと読みます。alliance(同盟)とwisdom(知恵)をかけ合わせて作った造語となります。
引用: ALISに関するFAQ
同盟って国と国が結ぶ軍事協定みたいなものですよね。強敵と戦う為に、本来敵対する相手と手を組むというジャンプのバトル漫画等でおなじみの関係性です。
ALISでは、運営、評価者、ブロガー、投資家のみんなが「信頼を可視化する世界の実現」の為に、同盟を結んでいる状態といえるでしょう。
特にブロガーは、報酬を取り合うという戦いを強いられる事になります。
報酬の取り分をみんなが納得できる形で分配するには「信頼を可視化する為のロジック」が必要です。
このロジックを実現するアルゴリズムを作り上げるものが「知恵」でしょうか。
このアルゴリズムでは、信頼を可視化するという事を最大の目的として組み立てられているはずです。
ALiSは「非中央集権型ソーシャルメディアプラットフォーム」を謳っています。
グロースのタイミングに適切なキードライバーが最⼤となるように報酬の割合に関するパラメータ調整を実施したいが、それを我々が⾏ってしまうと中央集権的になってしまう。よって、時期が来たら ALIS トークンを保有するユーザによる投票でどのようにパラメータを調整するかを決定したいと考えている。
引用:ALIS WHITEPAPER 3. 日本におけるプラットフォームのグロース戦略より
トークン保有量に応じた投票で報酬のパラメーターは決まって行くようです。
もちろん、大口投資家は沢山の票を持つことになりますが、無課金のブロガーや評価者だってトークン保有者です。
「信頼を可視化する~」というスローガンを実現するために、みんなで考えていこうぜって意味が込められているのかもしれませんね。
ところで「alliance」と「wisdom」で「ALIS」ってムリあると思いません?
アリスといえば誰もがイメージするのが「不思議の国のアリス」ですよね?
「不思議の国のアリス」を知らないで、たまたま「アリス」という名前を付けるって事はありえないと思うんですよ。
その名前に釣られた私は、ALISのICO感謝祭ミートアップの時、お祝いの意味も込めて「不思議の国のアリスとALISのロゴマークを組み合わせた、キャラクター」を描きました。
それが私のアイコンで使っているALiSちゃんです。(ちなみにCMOの水澤氏が命名してくれました…安直!?)
安さんはこのキャラクターを見るなり「今日イチ嬉しー!」と無邪気にはしゃいでくださって、他のメンバーを呼びよせては拡散してくれました。
そんな事があったから、私はALiSブログを必要以上に頑張っちゃっているような気がします。
私がALiSを始めたのは、この名前がキッカケと言っても過言ではありません。
ALiSは、評価のロジックをほとんど公開していません。
これはgoogleがSEO対策されないためにアルゴリズムを非公開にし、ルールを度々変更しているのに似ているかもしれません。
(まさに中央集権的な企業であるgoogleに似ているというのは、流石に抵抗があるのですが…)
SEO対策に詳しいALiSでおなじみのゆうきさんは次のような記事を書いています。
基本的に、グーグルは、本当のことを言いません。
もし、グーグルのアルゴリズムに関することを述べてしまうと、ハッカーに脆弱性を突かれる可能性があるので、多分そうかもしれないぐらいと、話をはぐらかします。
(ただし、プログラムでは対応できず、人でないと実行することができないとわかっていることに対しては、多少、正しい情報を発信してきます)
引用:「ALISは実はSEOに強いぞ!という話。」の問題点を指摘してみた
Google検索エンジンはユーザーの利便性を第一に考えるという理念の元、ユーザー満足度が高いサイトを上位に表示する為、アルゴリズムを日々作り変えているようです。
なので、長期的な視点で考えるならば、google検索でサイトに訪れたユーザーが満足するサイト作りこそが最大のSEO対策といえます。
ところが、検索順位を上げる為にGoogleを騙すようなSEO対策をすると、Googleにスキャム扱いをされ、検索結果から排除されてしまう場合があります。
この時代に検索エンジンで引っかからなくなるというのは、社会的な抹殺に近い事なので、Googleを欺くほどのSEO対策を考える人は少ないでしょう。
ALiSは「信頼できる記事と人々を明らかにする」という理念に基づいて、今まさにベータテスト中です。
この理念に沿って行動するユーザーには、信頼度が蓄積され報酬も出やすくなっていくはずです。(少なくとも、そうしたいと運営は思っているのではないでしょうか)
つまり、評価者は「面白い記事にいいねを押す」という当たり前な事を繰り返すと、いつのまにかALiSに信頼され報酬も多くなっていくでしょう。
でも、ALiSのシステムを欺いて自分だけが儲かろうとする悪い人がいたら、どうなってしまうのか? というのが前回の記事で問題視した点ですね。
ALiS CEOの安さんは次のように語っています。
合意形成アルゴリズムを知った時、性悪説でありながら信頼の下に記録を保存できるところに可能性を感じた
引用: ブロックチェーンで「信頼」のプラットフォーム ALISが目指す「なめらかな」インターネットと社会
これこそが合意形成アルゴリズムの面白いところですね!
たとえ悪人であっても損をするようであれば、ズルい行動はしません。
ALiSも世間に浸透していけば、信頼度スコアの影響力が高まり、ズルをするのが怖くなるようなサービスになるかもしれませんね。
それって悪だくみを考える人からしたらデストピアですが、そうでない人ならば様々な恩恵を受けられる楽しい世界だと思います。
自分の関わっていく世界を自由に選べる事こそがトークンエコノミーの醍醐味ではないでしょうか。
ALiSが肌に合わない人は違う世界に行けばいいんです。結果、ALiSには善人だけが残りユートピアになるかもね!
うさぎのALISさんが将来的なALiSの戦略を解説してくれています。
ALISで「信頼できる人」となれば、個人としてお仕事がもらえる
引用: ただのブログじゃない!ALISの戦略と新サービス展開構想とは?
『政治の世界』でも、『企業の内部』でも『人事権』を握った者がその世界での権力者となり、凄まじい影響力を持ちます。
ALiSの新サービスが上手くいって、ALiS経済圏がさらに発展した時には、ALiSの信頼スコアは日本社会に対しても、大きな影響力を持つことになるでしょう。
なぜなら『信頼度』以上に大切なことって世の中そんなに多くは無いからです。
最近では、企業も中途採用にSNSを使うことが多くなっているようです。
もちろん、その大半は募集情報を広める為に使われますが、今後はヘッドハンティングの為にSNSを活用するケースも増えていくことが予測されます。
ALiSはバイト代も稼げて就活にも役立つから合理的! という感じで大学生の間で常識になる時代が来るかもしれません。
そうなったら、ALiSの信頼度を採用基準の判断に取り入れたり、ALiSブログから人柄を判断してスカウトしてくる企業が出現するかも!?
そしてこの先、ALiSはフリーランスの人にとって、とても重要な存在になっていくでしょう。
終身雇用が怪しくなり、副業が当たり前となる世界ではALiSの影響力は益々上がっていくことになるのではないでしょうか。
そういえばALiSチームはメンバーにリクルート出身の人が多いのも特徴ですね。
安さんがとんでもない野心家に見えてきました…。
ALISが社会に影響力を持つようになれば、GoogleのSEOと同様に、ALISを欺こうと考える人は少なくなり『いいね』の信頼度は絶対的なものになるでしょう。
しかし、そうなる為にはALiSの根幹となる『いいね』が信用されるものになる必要があります。(みんなが信用できないと社会に広がらないから)
卵が先か鶏が先か問題のようですが、仮想通貨にはありがちですよね…。
そこで、社会的な影響力の無い段階で『いいねの数に信頼性を持たせる方法』を考えてみました。
※これから書くことは私の妄想として聞いてください。フィクションです。
今のALiSのシステムが『いいねの早押し大会』となっている事をALiSチームが問題視したとしましょう。
記事の内容も読まずに早押しをしている人の信頼度を上げる事はALiSの理念に反します。
そこで「記事にアクセスして5秒以内のいいねは無効」というルールを追加したとしましょう。(※あくまでフィクションです)
ALiSチームはこの新ルールを発表すると思いますか?
発表するわけないですよね。そのルールが知られてしまったら、記事を読まない人は5秒待っていいねを押すようになるだけで、この問題点の本質を改善することができないからです。
なので、このルールを秘密裏に付け加える事で、早押しゲームをしている人はいつのまにか稼げなくなってしまいます。
しかし、このルール変更により「ちゃんと記事を読んで評価している速読の達人」も稼げなくなってしまいます。
しばらくは、そんな被害者も出てしまうかもしれませんが、アルゴリズムをもっと複雑にしていくとか、将来的には深層学習をしたAIを使うといった方法で、ALiSの精度はより上がっていくでしょう。
「ALiSでズルをしても結局稼げなくなって信頼度も下がってしまう」といったイメージが付けば、自ずと悪だくみをする人は減っていき、ALiSチームが妙な対策を取らなくても信頼が可視化される状態になっていくと思われます。
私の仮説が正しければ「記事を読まずにいいねを付けていく」とか「つまらない記事でも、インフルエンサーならいいねを付ける」といった、ALiSの理念に反するような行動は、短期的には有効かもしれませんが、長期的には自分の信頼ポイントを減らして損してしまうでしょう。
そのようないいねが多発するとALiSの信頼度スコアには価値が無くなっていき、面白いブログの投稿は減って、トークン価格は暴落し、運営を続ける事も困難になってしまうので、何らかの対策が施されるからです。
さらに、ALiSのアルゴリズムはズルい行動を監視するだけでなく、AliSの発展にとって重要な活動をした人には報酬が勝手に発生する仕組みができるかもしれません。
例えば「みんなの目につかない過去の良記事を外部サイトに拡散させて、ALiSを知らない人にも読んでもらおう」といった『過去記事の発掘』や『外部サイトに対するアプローチ』はALiSにとって極めて重要で、このような行動を取る人にはより多くのインセンティブを払う価値があるからです。
ALiSチームは信頼度のスコアやトークンの報酬量で、評価者やブロガーを誘導し、ALiSをより良い形に導く事ができるのでしょうか。
前回取り上げたトンパさんの記事でもわかるように、ALiSの報酬にはWHITEPAPERに載っていない、何かしらのアルゴリズムがあるのは間違いないと思います。
AliSを発展させるという目的に向かって共創できる人が優遇されるのは当然の事で、AliSの発展を望む人なら、これに反対する理由は無いはずです。
というわけで、ALiSに可能性を感じる人はALiS信者となってALiSの発展に貢献しましょう! ALiSに忖度! 忖度!
そうすればきっと、自動的に儲かります。
(※保証はできません)
「信者」と書いて「儲」…つまりALiS信者は儲かるのです!※
(※注意「儲」という字の本当の語源は「イ(人偏)」+「諸」です)
さらにお布施(投資)すれば益々ご利益がでるかも!?(投資を促す意図はありません)
キリスト教徒はクリスチャンと呼ばれます。
ならば、ALiS信者の呼び名は『アリスチャン』でしょうか・・・
あれ?
そういえば、私の描いたALiSの擬人化キャラは、水澤CMOに『アリスちゃん』と命名されたような…
なんということでしょう!
『アリスちゃん』という名は安直な命名どころか、私がALiSの信者になることを予言していたのかも…
水澤さんは預言者だったんですね!
信頼のプラットフォームを実現させる為には、サービスを受けるみんなに「ズルができそうだ」と思わせない事が重要です。
「信頼できる記事と人々を明らかにする」というコンセプトが実現できていれば、自ずと「ALiS内格差」を問題視する人は減っていくでしょう。
ALiSに否定的で「記事を読まずにイイねをしている人たち」にもいつの日かALiSの魅力に気づいて、ALiSの発展に貢献するような存在になって欲しいと心から思います。
ジャンプのバトル漫画のように敵対する存在に友情が芽生えたら、面白くないですか?
私はALiSブログ内で、面白い記事を読むととても嬉しく、同時に何か悔しくも思えてさらにウキウキします。自分の脳内で勝手にライバル視して楽しんでいるからです。
(島本和彦先生の漫画「アオイホノオ」のような感覚でしょうか…ALiSから将来有名人になる人が大量に出ることを大いに期待しています!)
私にはコレが新しい体験のような気がしてなりません。
そんな訳で「ALiS内格差の本質」シリーズ3部作はこれで完結です。
記事の内容には、見識の間違いが含まれている可能性がありますのでご注意ください。 問題点等ありましたら、Twitterにて教えていただけたら幸いです。
このシリーズでは「ALIS内格差」という問題から入ったので、媚びた女の子キャラで釣るようなズルい事はしないという縛りをしていましたが、記事を書き上げたら、やはり少しでも多くの人に読んで欲しいと気が変わり、漫画を描いてしまいました…。
やはり本気で報酬を取りに行かないとライバル達に失礼ですしね!
ALiSに未来を感じている沢山の方からのいいねをお待ちしてます。
(この記事の内容に賛同できる方は、ALiSのいいねの信頼度向上の為にも拡散していただけたらと思います。)
でも、面白くないと思った方はいいねしない方がいいですよ!
※この漫画はALiSのアルゴリズムを私の解釈でイメージしたものであり、事実とは異なる印象を与えてしまう可能性があります。
この記事内に右寄せで貼ってある画像は「かわいいフリーイラスト素材集 いらすとや」のイラストを使わせていただきました。
この記事を書いて描いた人
ALiSでトークンエコノミーや評価経済の世界を勉強していきたいと思います。
ちなみにICOで購入したALiSトークンは生涯売る気がありませんので、ブログの記事でALISをどれだけ称賛しても、DISっていてもポジショントークではありません。(そんな訳ないか…)
※本記事は個人的な見解です。また、投資を勧誘するものではありません。