初めてALISで記事を書かせていただくとけいです。
一番最初に、やっぱりALISへの期待を熱く語りたいと思いました。
そこで、「ALISへの期待と分析」と題して記事を書きたいと思います。
なお、この記事は個人ブログ「とけいの仮想通貨で賢く生きたい」の記事の編集版です。
ぜひ、オリジナル版もご覧ください。
ALISは記事に対して、執筆者と早く見つけた評価者に対してALISトークンの報酬を多く払うとしています。
ここで、考えられる分析点が二つ浮上します。
・速報性のある記事の扱い
・専門性が高い記事は速報性の伴う記事と比較して、評価されにくいのではないか
という点です。
例えば、芸能人の熱愛発覚などのゴシップ記事などを中心に扱う書き手がいた場合、その日の速報として、その記事が短文であったとしても非常に評価が高く、初期発見者もすぐに反応すると思います。
ですが、この記事はその日限り有用な記事であって、あまり持続性の高い記事とは言えません。この場合、他の特性を持つ記事と並列に評価されるのかが気になるところです。
仮に、速報性の高い記事でも並列にトークンを支払うと仮定すると、注目度は他の記事に比べて、そちらの記事に軍配が上がってしまいます。
その結果、専門性の高い記事が少なくなり、速報性の高い記事ばかりがALIS内の記事欄を埋め尽くしてしまうことを懸念します。
初期段階において各ジャンルのプロフェッショナルな目利きを集客しておくこと、がニッチな分野が輝ける第一条件だと考察します。
また同じ分野の記事に関しても、多少の制度作りが必要と考えます。
私自身が将棋が趣味ですので、今回は将棋を例に挙げさせていただきます。
例えば、メジャーで人気の取れる記事だけを考えて将棋記事を考えた場合、将棋の駒の動かし方や羽生善治棋士の永世10冠達成の記事を書くと思います。
なぜなら、ルールを知っている競技人口やその記事の注目度を考えた場合、どうしてもマイナーにあたる将棋の戦法の記事などは書きづらいからです。
その結果、将棋の戦法に関する記事はだんだん敬遠されるのではないかと考えます。他の人と多少、記事の中身が重複してでも、よりポピュラーな記事が増えていくのではないかと推測します。
そして、ALIS内には、大衆受けする記事ばかりが羅列するのではないかという疑問が残ります。
ALISのホワイトペーパーを読んだ時、一番最初に思い浮かんだのは、小説家が救われるのではないかと感じました。たくさんの良作を生み出していても、発行部数を重ねないと生計を立てていけない問題が解決できると感じました。
それは、漫画家や画家など全ての芸術家に言えることだと思います。その本人ではなくても、専門性の高い記事がさまざまなジャンルで書かれることで、本当に評価されるべき記事から、その対象が個人へ繋がっていくと期待しています。
そういう意味でもALISと芸術家の相性は良いと考えています。
評価経済は、今までの経済で評価されにくかったジャンルが輝ける舞台だと信じています。その上で、評価経済は「評価される」よりも「評価する」方が難しくなると考えています。
ALISは評価に関しての設計を非常に大事にしているため、とても期待しています。本当の実力が評価される経済をALISが創っていってほしいと心から願っています。