できるまで遠くへ行こう。そこに着けば、もっと遠くの景色が見えるはずだ。
どうも、J・P・モルガンこと、noDta(ノディータ)です。
1人の青年が負債14億円を抱え、絶対に倒産するといわれたメガネチェーンを買収し、再生させるまでの奮闘劇――
――みなさま、ご存じですか?
経営者は絶対読んだ方がいいし、絶対共感するに決まってる
by 堀江貴文さん
面白すぎて嫉妬した!『挑戦する人』は絶対に読んだ方がイイ! いや、マジで!
by 西野亮廣さん
唸った! 興奮した! 悔しい!
by 弘兼憲史さん
そう、それこそ飛ぶフェニックス(鳥)を落とす勢いで売れている半沢直樹的な小説です。実話をもとにエンタメ化したもので、その物語の主役こそ、破天荒なトップ――OWNDAYS(オンデーズ)の田中修治さん!!
【注意】表紙写真は俳優さんです! 田中さんではありません!!
先日(2019年1月12日)、田中さんのお話を直接聞く機会を得られました。それが大変面白かった(interesting)もので、みなさまにもその一部をお裾分けさせてさせていただきます。
【注意】写真は――はい、こちらはご本人です! 田中さんです!!
それでは以下にお話のポイントをまとめます。
いきなり大嘘です。完璧に私の意訳です!!
田中さんは "インフルエンサー" という単語すら口にしていません(笑)
(しかしあながち遠からず、かも?)
現在の小売業において商品でできる差別化は少なくなっています。コストと品質、どちらも突き詰められている感が強く、下手に奇をてらって他と違うものを作っても顧客の満足は得られません(客が求めているものから逆に離れてしまう)
メガネやアパレルでは、それこそ競合他社が同じ工場で商品を作っていることもあるそうで、つまりはどの会社のものであっても大差なく、実はどこで買っても一緒という状況なのだそう。
――となれば、差が生じるところはどこか?
"価値" や "信用" と聞くと、CryptoCurrency 界隈の方は、なぜだか自然と(良い意味で)胸がざわつくのではないでしょうか?(笑)
近い将来、コンビニを含め、人が行うレジ打ちの仕事は必要なくなります。つまりは店舗の必要性が薄れます。小売業は自動販売機やネット販売に収束していくのかもしれません。そうした未来に向け、従業員をブランド化し、それを店舗の価値とする。
田中さんのOWNDAYSでは社内教育でも、そうした内容を伝えているとのことでした。しっかりと未来を見据えておられます。さすがの戦略、さすがの破天荒です。
そういうわけでOWNDAYSでは店員のSNSがオッケーなのだそう。一時期は "バカッター" などといって店員が非常識なツイートを行い、お店が炎上するという事態がたくさん発生しましたよね。しかしだからといって他所と同じようにガチガチに規制をしいては誰もSNSを使わなくなってしまいます。だから田中さんはあえて大枠のルールだけを設定し、おおむね自由にやらせているのだそう。
当初は田中さんご自身でエゴサーチ的にみんなのツイートをチェックし、良くないものは個別指導していったそうで、今ではその甲斐あって、SNSが活発で、且つ、おかしな投稿も少ない、のだそうです。
規制ではなく、自由にやらせる。まず前進させ、そのうえで軌道修正する。ブレーキをかけず、スピードを落とさせない。さすがの戦略、さすがの破天荒です。
またまた大嘘です。完璧に私の意訳です!!
田中さんは "恋人" という単語を口にしていません(笑)
(しかしあながち遠からず、かも?)
会社トップの仕事とは、当たり前ですが、「良い人材を確保すること」や「適切なストレッチ目標を設定すること」だそうです。そしてもう1つ、大切なことがあるとおっしゃられていました。それが――
田中さんは「こういう社長がいればいいな」と己が思う社長を意識して演じている、のだそう。当たり前のようで、これをできていない人が(特に中小企業の経営陣に)けっこう多いようです。
たとえば高級料理店で同じような中小企業の経営陣や政治家と会食をし、その様子をSNSにアップする。日本の未来について話し合いました、などと記して。
ゴルフなどの投稿も同義です。これらは社員がそれを見たらどう思うのか、がまるで考えられていません。だからこそ投稿してしまうのです。社員の側からすれば大半の人が「そんな金があるなら給料あげろよ!」「そんな暇があれば仕事をしろよ!」と感じるにきまっているのですから。
田中さんは「自分が社員ならそんな投稿を見たらムカつくだけ」とおっしゃっていました。さすがの肌感覚です。さらには「そういうことをする社長ってモテたくてホステスへ向けてアピールしてるんじゃないのかな?」とも。なかなか核心を突いていそうです(笑)
これは各所でよく見聞きする言葉ですが、実際、そのとおりです。それをよく理解し、徹底しておられる。実践しておられる。さすがの戦略、さすがの破天荒です。
田中さんは、もちろん受ける取材もしっかりと選定しているそうです。『ドン底から這い上がった成功者』として、現在の暮らしぶりを取り上げようとするメディアが多いようなのですが、そういうプライベートアピール的なものは当然すべて却下。もう、さすがですよね!
さらには会社トップとして以下にも気をつけているそうです。
会社に親族をいれない。
異性の社員に手を出さない。
異性の社員をえこひいきしない。
普通です。至極真っ当です。しかしそれができない経営者が多い中で、できている。そこがすごいのです。当たり前のことを当たり前に、これは本当に難しいことなので。
他にも気をつけていることとして「社員といるときは自然な範囲でお金を払う」だとか、「管理職には部下を連れ歩くなら割り勘せず、おごれ、と教えている。割り勘をするくらいなら自己満足のためだけに部下を誘うな、と」などが挙げられました。
会社の成長にとって一番大切なものは社員のモチベーション、それを明確に意識した経営スタイル。さすがの戦略、さすがの破天荒です。
またまたまたまた大嘘です。完璧に私の意訳です!!
田中さんはそんな言葉では語っていません(笑)
(しかしあながち遠からず、かも?)
田中さんは「己の心に従い、"やましさなく" 社員へ向けて理由を説明できるか。胸を張って答えられるか」で行動を決めておられるのだそうです。
とどのつまり、その行動をとっても「社員(恋人)に愛想を尽かされ、フラれてしまわないか」で決めているのでしょう。
たとえば会社に貢献した社員が癌になってしまったケースがあったそうです。そこで田中さんはとある社員に会社で設定されたルールを上回る待遇を施したそう。(もちろん会社でなく自分のお金で)
けれど、当然ながらすべての社員にそれを行う(行える)わけではありません。しかし、それを見て「不平等だ!」と不満を言う社員がいれば、田中さんは「あいつは俺にとって特別で、それだけ会社に貢献してくれたんだよ!」とはっきりと答えるのだそうです。社員教育でも「特別待遇してもらえるか否かはあなた次第です」と公言している、とのこと。
これは社員のブランド化の促進にもつながるはずです。このあたりも、実にすごいです。さすがの戦略、さすがの破天荒です。
さらにこんなこともおしゃっておられました。「絶対にやってはいけないのは、社内に愛人をつくり、会社の金で、不倫相手にあれやこれやを買い与えること。こんなものどうあっても(社員にも、家族にも)胸を張って説明できない。こうしたことをしてしまう会社役員らは想像力が欠如している。社内で異性に手を出すことで被るダメージ(失われるものの大きさ)、そのリスクを正確に把握できていない」と。返すカタナで「ガッキーからオファーがあれば速攻でやましい関係になるけどね」ともおっしゃておられましたが(笑) もしもそれを社員に突っ込まれたなら「だってガッキーだぞ! 仕方ないだろ! お前らだってわかるだろ!!」と胸を張って答えるそうです(笑)
冗談もお上手で、そのあたりのお話も大変面白かった(funny)です!
田中さんはおっしゃっていました。
良いひとを演じていればいい。
そのうちそれが本物になる。
良いひとのほうが "自分が" ラクだ。
よく耳にする言葉ではあります。しかし田中さんが使うと言葉に乗るパワーが段違いです! 胸を打つ破壊力がハンパじゃない!!
そして、なにより私が感じたのは「田中さんはもっぱら "I message" でお話をされる」ということ。ここが私が一番共感でき、一層ファンになったポイントです。「"俺は" かなり打算的だよ、社員に好かれるために(笑)」とか、そういうことをオープンに言っちゃえるあたりも好きです!!
おいおい、"I message" とはなんぞや、という方はこちらをご覧くださいませ。
その他にもたくさんの学びを得ることができ、短い時間でしたが大変有意義でした。
「おい、ここは違うぞ!」とかあれば、SNSでもなんでもよいのでご指摘ください。すぐに修正しますので! えい、えい、OWNDAYS!!
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