山岳同好会の春の企画は上高地徳沢でキャンプ宴会。私と仙人は中の湯から焼岳を縦走し、他のメンバーは仕事やリハビリや単にしんどいなどの理由でバスで上高地へ直行、現地で合流となった。
仙人と車で登山口に移動中、彼のヤマレコ情報によるとまだハシゴがかかってなくて上高地に下れないらしいとのこと。え〜!聞いてないし。
8時になって上高地ビジターセンターに問い合わせすると、
「問い合わせが多く、2〜3日前に取り付けました」
あ〜、よかった。ろくに調べもせずもしハシゴがかかっていなかったら大変だったろう。まぁ、現地で確認したら残置ロープがあって行けないこともなかったし、下は雪だったから落ちても問題なかったろう。しかし、登山ルートの事前確認は大事、気をつけよう。
登山口から樹林帯を抜けて広場という平で開けたところにでると、焼岳山頂に出会う。焼岳は北峰と南峰があり左の南峰のほうが高いが、危険なため登頂禁止となっている。
焼岳は現在も活動を続ける活火山だ。山頂近くまで来ると噴気孔も確認できる。そんなに硫黄臭くはない。ガスは人体に良くはないだろうから、いつまでも近くにいない方が良い。
さて、写真をとって休憩したら上高地へ向けて下山しよう。山頂直下は雪で夏道がふさがれ踏み跡もかすかで、一部ルーファイが必要であった。
上ってきた南斜面には雪が豊富だったが、下りは北面なのに雪がほとんどない。傾斜が急だからであろうか。北風が強く雪が積もりにくいからであろうか。中尾峠からの眺めはダイナミックではある。
焼岳小屋を過ぎると崩落斜面を一望できるようになる。
焼岳はこれですべての道を歩いたが、一番おすすめなのは今回の中の湯からではなく、中尾温泉から山頂へ登り、下りはこの崩落斜面を見てから小屋へ戻って中尾温泉へ下るコース。焼岳は前後の穂高と乗鞍に比べたら小さいが、焼岳の力強さを感じさせるコースだと思う。焼岳の噴火でできた大正池や梓川の蛇行もよく見える。
無事上高地登山口まで下り、河童橋まで歩いてきた。あの山頂からここまで歩いてきた。結構遠いね〜と仙人と話していると「odkさ〜ん!」と声をかけられた。
バスチームもちょうど河童橋に到着して合流した。
バスチームは先にテン場へ行ってテント張ってくれているだろう、楽できるねと期待していたのに、、、。
しかし、徳沢までの約2時間、ダラダラ平坦な道をおしゃべりしながら飽くことなく歩くことができた。
2019/5/18土
8:25 1603m中ノ湯P
11:20 2431m焼岳
12:30 焼岳小屋
14:05 田代橋
14:30 河童橋
15:20 明神
16:10 徳沢キャンプ場着
上昇量 1570m
下降量 1610m
距離 17.2km