これからこれまで巡って印象に残った神社の御朱印のことを書いていこうと思ったのですが、ちょっと気になったことがあるので先に書いておこうと思います。
神社(もちろんお寺もですが)は信仰の場でもあります。
私のように、例えば神道とか仏教とかを深く信仰している、というわけでなくても神社やお寺を巡っている方も多いと思います。
一方で非常に敬虔に信仰しておられる方と「場」を共有している事を忘れてはいけません。
この点について非常に痛い思いをしたことがあります。
以前ある神社に御朱印を頂戴した際に、宮司さんにかなり厳しく叱られたことがあります。
その理由は、
1.参拝を済ませる前に写真撮影をしたこと
2.御朱印を受ける際の初穂料(300円)におつりが必要だったこと(ぴったり出さなかったこと。)
こんなに失礼なことはない!と厳しく叱られました。
これまで数百を超える神社を巡って、ここまではっきりと叱られたことは初めてで、強く反省したことを覚えています。
正直、上記の理由で叱られることはほとんどないとは思います。
しかしながら、それ以来私が心がけているのは以下の参拝方法です。
1.まず必ず本殿又は拝殿にて参拝を済ませ、神様にお礼を申し上げてから写真撮影を行う。
2.参拝旅行を行う場合は、事前に十分に小銭を用意しておく
誤解を招かないようにしていただきたいのは、神社の参拝はそれほど堅苦しいものではないですし、気軽に、という言い方が正しいかはともかくとして、自分の思いや感謝の気持ちを神様に聞いていただく為に参拝するのですからそれ自体決して悪いことではありません。
ですから、初穂料におつりが必要であれば、ほとんどの神社では喜んでおつりを出していただけます。
ただ、上記のような行動を不快と捉える方も実際にはいらっしゃると言うことです。
「お参りをさせていただいている」感謝の気持ちで、明るく楽しく、時にはピリッとした気持ちの中で全国の素晴らしい御朱印を頂戴してはいかがでしょうか?
これまで形式的に初詣に出向かれていた方も、御朱印を頂戴することでよりその神社やお寺に親近感が湧くと思います。
参考までにですが、神社によっては御朱印帳を出すと「お参りはもうされましたか?」と聞かれることがあります。
比較的規模の大きい神社に多いのですが、御朱印の希望者が多いため、御朱印帳を社務所で預けて下付されるまでに少し時間がかかります。
その為、参拝を前に御朱印帳を社務所等に預けておき、参拝後に下付を受ける、というパターンがあるのです。
私の知る限り、極めてはっきりしているのは神奈川県箱根町の「箱根神社」です。
御朱印を本殿の階段下にある専用の窓口に事前に預け、参拝終了後に窓口で受け取る形です。
ですから、郷に入っては郷に従え、ということですね。