「不要不急の外出を控えるように」
と世間で騒がれている。
それに伴い、コンサートやイベントなどが相次いで中止や延期となっている。
しかし、果たしてそれらは「不要不急」のものなのだろうか。
音楽好きの自分にとって、ライブやイベントは日常の中の生きていく糧といっても過言ではない。
所詮趣味じゃないか、という人もいるかもしれない。
しかし、僕の行くライブハウスにはそれで生活をしている店長をはじめとしたスタッフたちがいて、もう少し大きい会場なら、設営や運営、プロモーターなどのスタッフがいる。
そして、何より「所詮趣味」ではない、命をかけて音楽と向き合うミュージシャンたちがいる。
そんな人たちに「君らは不要不急の存在だ」といえるだろうか。
僕はそんなことは、到底言えない。
彼らが、今日まで僕を生かし続けて、人生に喜びをくれた人々なのだから。
この先、外出の自粛で飲食店などの経済打撃も増えていくだろう。
先行きの見えない不安は終わらない。