おい、プロの社会人戦士とやら。

おい、プロの社会人戦士とやら。

他者に寛容になれないほど仕事させられて、いっぱいいっぱいになっている自分に、いい加減気付けよ。

ワークライフバランス破壊されて、心身ともにギスギスな状態にされている現状を改善しようとせずに、障害を持つ人に「消えてくれ」だと？　

お前、自分が何を言っているのか、理解しているのか？

自分が言っていることが、どれほど恐ろしくて悲しいことなのか、分かってんのか？

このことが分からないほど、お前仕事に頭やられてないか？

お前、事故や病気や高齢化で自分が障害を持った時、いさぎよく自害する覚悟があるんだろうな？

お前は、お前の家族や恋人が障害を持った時も、「消えてくれ」と言い放つ覚悟があるんだろうな？

ないなら、こんな恐ろしいことは絶対に言うな。

他人だけでなく、自分まで滅ぶぞ。

お前、働いている俺は偉いって思ってるだろ？

残念ながら、それは間違いだ。

なぜならお前は、全く働いていないからだ。

働いているだと？　毎日会社で働いているだと？

違うね。

お前は奴隷にされているだけだ。

客だの上司だのとかいった、生殺与奪の権を持つ他人の顔色を伺って、他人の言いなりになっているだけだ。

本当の仕事というのは、会社だの国家だのといった狭い空間で、他人の目に怯えながら、不満を押し殺して処世術かまし続けることじゃない。

全ての人が共に生きてゆけるように行動することが、働くことだ。

誰がそう言ってる、だと？

俺がそう決めたんだ。

悪いか？

でも、よく言うじゃねーか。

はたらくとは、はたをらくにすることだって。

お前の周囲にいる人たちを、まずは楽にしてやってくれ。

そして忘れずにお前も、楽になれるように行動してくれ。

具体的に言うなら、客や上司と勇気をもって交渉して、仕事の量を減らしたり、うまく皆で仕事を分担したり、無理な納期のスケジュールを変更したりして、労働環境を変えてくれ。

これが本当の、働く、ということだ。