お預かりの際にまず検品をします。
いくつかチェックするところがあり、カカト部分はダメージが出やすいので破れている状態のものが多いです。
カカトを見たら靴が足に合っているかわかります。
靴は消耗品なので履けばダメージは蓄積されていきますが、足に合っていないとすぐカカトが破れてしまいます。
靴が足に合ってないということは靴の中で足が必要以上に動いてしまいます。足が動くということはカカト部分に隙間ができて、靴から足が抜けてしまいます。
そうすると歩くときに靴がすっぽ抜けないように指を上に持ち上げてひっかけるように歩くようになります。
カカトに隙間ができるのでそのままにしておくと写真のように穴が空いてしまいます。
カカトが抜けるので踏み出す時にカカトを地面に擦りやすくなり、ソールの減り方もこのようになります。
以前カカトの減り方と歩き方の関係についてまとめたのですが 、なぜその靴がそのようなソールの減り方をして靴への負荷がかかってしまうのかはその靴の持ち主にしかわかりません。
意外に自分の靴の中を見ることは少ないと思います。週に1度でもいいので自分の靴の状態をみてあげることは靴を長く履く上で大切なことです。
特に今回紹介したカカトやアウトソール、あとは歩く時に足が曲がるところには負荷がかかるのでチェックしてほしい部分です。
もし今履いている靴が大きくて足が抜けてしまうという場合には靴紐をしっかり結ぶことで足の甲が固定され、靴内の足が動くのを抑えられます。
新品の靴ではなく実際に履いている靴には色々な情報が詰まっているのでそれを妄想しながらクリーニングするのはおもしろいです笑
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