毎日いろいろな靴をお預かりしますが、状態によってはクリーニングを受けられないものも少なくありません。
キャンセル条件
・合皮劣化
・ソール等靴の破損
・素材変質による改善不可
があります。
【合皮劣化】
合皮の中敷きがベロンと剥がれてしまっています。
ブーツのファスナーの裏側部分。ここは合皮でできていることが多く、アッパーは天然革でもこの部分は合皮という靴が多いです。まだ剥がれるまではいってませんがかなりひび割れています。少し触っただけでもボロボロ剥がれてしまいます。
【ソール等破損】
右足の母指球のあたりに穴が開いてしまっています。こちらも悪化の恐れがあるのでキャンセルとなります。
ブーツのソールに隙間が空いているのが分かりますか?このまま履いていくと剥がれてしまう可能性があるので修理を先にしたほうがいいですね。
【変質による改善不可】
ところどころ黄ばみがあるのが分かると思います。
具体的な原因は見ただけではわかりませんがおそらくは経年変化によるものと思われます。キャンバス生地自体が変質してしまったことによる黄ばみと判断してキャンセルとなります。
黄ばみは日光による紫外線が化学反応を起こして起きます。
クリーニングでの改善は難しいのでお断りしています。
これは完全に個人的な意見ですが、キャンセルされてしまった靴はイコール「その靴の寿命」と考えたほうがいいと思っています。
ソールの破損はまだ修理すれば履くことができますが、変色や劣化してしまったものはクリーニングや修理でもとに戻すことはほぼ不可能です。
残念ですが別の靴を履きましょう。
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