寒い冬に活躍するムートンブーツ。寒くなってくるとクリーニングに出される方が多くなってきます。
クリーニングに出す際に多く聞かれるのが、「雨の日に履いてしまってシミになってしまった」「雪の日に履いてシミになってしまった」です。
寒い冬の雨の日や雪の日は防寒の意味でも暖かいムートンブーツを履きたくなりますが、そもそもムートンブーツというのは、オーストラリアのサーファーが考案したというのはご存じでしょうか?
ムートンブーツといえば思いつくのがUGGやEMUですがどちらもオーストラリアのブランドです。
冷たい海に入って波に乗り、陸に上がって冷えた足元を素早く暖めるために通気性もあり、柔らかく足を通しやすいムートンブーツが重宝されました。サーファーにとってみればムートンブーツはブーツという種類ではあるけれど感覚はほぼ「サンダル」なのです。シミになっても気にしない。汚れても気にしない。ガンガン履いて履きつぶすというのがサーファーたちの感覚です。
それでも大切に履きたい方に知っておいてほしいことは「雨の日、特に雪の日にはムートンは履くな」です。ゴムの長靴やナイロンのブーツを履くことを強くおススメします。
またスキー場に行くときにムートンブーツを履いて行ったら悲惨な事になります。雪道だと路面の凍結防止のために塩化カルシウムがまかれている場合があり、雪が解けて塩化カルシウムが混ざったものがブーツに染みてしまうと素材自体の変質が起きてしまい元に戻すことはほぼ不可能になってしまいます。
しかし、素早く対処をすればシミを防げる可能性があります。
水分を拭き取ることです。ここで注意してもらいたいのがトントンとたたくように水分を取ってください。水分を拭き広げてしまうとシミの範囲が広がってしまいます。
粘り強くトントンしてください。ドライヤーも有効ですが、傷めてしまう可能性があります。タオルで水分を十分に取ったら陰干ししてください。ここまでを素早く行えればシミを最小限にすることができるはずです。
それでも、もし写真のようにシミになってしまった場合はあきらめて当店にご相談ください。
お預かりの状態にもよりますがここまでの仕上がりにはできると思いますのでぜひ参考にしてみて下さい。
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