スエードのブーツやスニーカー、皆さん持ってる方も多いと思います。
汚れが目立つし、手入れも大変で履くのに気を遣うかもしれません。
では、スエードのルーツってご存じでしょうか?
題名にある通り、戦争が大きく関わっています。
ルーツは第2次世界大戦の軍靴。もともとはスムースレザーのブーツでした。
しかしこういった靴は濡れると重くなり、乾くのも遅い。走ったり地面を這ったりするときに足元が重いと文字通り命に関わります。
そこで開発されたのがスエードのブーツでした。
スエードとは革の裏側を紙ヤスリで毛羽ださせた革のことです。そうすることによりつるっとした革の何倍も乾きが早くなります。戦闘中の晴れ間に一秒でも早く靴を乾かすために生み出された当時のハイテク技術でした。
足が濡れたままにしておくと不衛生になり、しかもしっかり紐を結んでいるので血行も悪くなり、どんどん足が腐っていってしまうのです。
まさに「生き延びる」ためにスエードは生み出されました。
以上を踏まえて言いたいことは、「雨の日にこそスエード」ということです。
起毛していると言うことは、撥水スプレーの効果をより受けられるということになり、つるつるの革に比べて数段水を弾きやすくなります。
そして濡れてしまっても素早く乾きます。
ゴムのいわゆる長靴より蒸れにくいです。
こういったワークブーツはガシガシ履きましょう!履けば履くほど汚れが味になります。もし気になるようでしたらクリーニングは当店が致します笑
雨の日も足元をおしゃれにしたい人にはおススメです。
通気性が良く乾きも早いということは、夏にも履けるということが言えますね。
また同じような起毛の革にヌバックがありますが、ヌバックはつるつるの革の表面を紙やすりで毛羽ださせたもので機能的には特別意味はありません。
ネイティブな発音だと「ニューバック」でファッションとして誕生しています。
唯一特徴を挙げるとすればスエードよりもキメが細かいのでより撥水スプレーが効くことです。
汚れが味になるということを言いましたが、白いスエードや高級感のある靴だと汚れが気になってしまうと思います。
スエードの手入れは結構自分でやろうとするとめんどくさいです。
馬毛のブラシでブラッシングして、汚れの大きいところをスエード用の消しゴムで擦って、毛羽だったところは400番~1000番台のサンドペーパーで擦って、仕上げに全体をブラッシングして最後に撥水スプレーをかける。
というのが基本的な流れです。
そういったケアを我々がやりますのでスエードの靴の汚れ目立つなあと思った方はお問い合わせください。
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