続きです。
温泉に向かう時って、どんどん山深い方に向かって行ってとか、海を過ぎて見えてきたのは、とか、向かった先の到着地点なイメージがあるが、途中にいきなり現れた建物群が温泉街だったり、住宅地?かと思ったら温泉街、っていうこともある。
玉造温泉などもそうだった。
なんかすごい風情のある奥まったところにでもあるのかと思ったら、道の途中みたいなところだった。
別所温泉も、え?って思うくらいいきなり。どこかからどこかへの途中みたいな場所にあった。
唐突に、着いた。まだ日暮れ前。
2月の下旬で、お雛様が飾られていて、もうそんな時期かと思った。
宿の人が、まずは、と案内してくれた。
冬の庭、割とこんな色の庭が多いよな。
ずいぶんと回廊があちこち伸びている。
お風呂も何か所かある。
ここのお風呂はかなりレトロなのが売りで。
(・・・サイトページ、華やかすぎ)
登録有形文化財の宿で、宮大工が作ったそう。大正6年創業。
長野のお土産で有名な「みすゞ飴」の会社が経営しているらしい。
これは、食事運んでくれた方と話している時に知った。
とにかく広くて、似たような通路が何本も伸びている。
このポスター、いつのなんでしょうね。
温泉宿に、昭和なポスター貼ってあること、多いが、どこが始めたことなのだろう。
広い。しかし歩き回っていても、歩いている人にはあまり会わない。
客はいるはずなのだが。
一度案内してもらった時、わかった気になったが、その後でちょっと迷った。
一緒に行った友人は、あとあとも、廊下が寒くて、お風呂に行くにも寒かったってことをあとあと言っていたが、自分は、そこまで寒い寒いと感じなかった。
春に向かっていく信州の気持ちよい空気の冷たさ。どちらかというと、温かみがある。
夕方着いたので、お風呂に入って、ご飯食べて、寝た。
お風呂は、大理石のお風呂と、外のお風呂に入ったが、外のお風呂はいまいちくつろげず・・・風呂周りがなんかまとまりなく、ほっとしなかった。
お湯は良かったが、浴槽の周りとか下とか・・・・明かりも気を使ってない感じだったし。
露天好きなのだがな・・・。
大理石のお風呂は、当初、男湯と女湯だったのだろうが、なぜか、どちらも男湯または、女湯という風に時間で入れ替えてる。
ふたつとも男湯の時間と、女湯の時間、という入れ替え制。
お湯はまろやか系だが、長くずっと使っていたいというお湯ではなく、わりと短時間で足りる感じ。気持ちよいが、強い印象は残らなかった。
レトロな浴室は豪華で、熱海の起雲閣を思い出した。
翌朝。朝ごはんを食べるところへ。
よく見ると色々あって組み合わせが面白い・・・温泉旅館って変わったもの置いてあったりする。まさか近所の物置状態?ってところもある。
優雅な朝ごはん~みすゞ飴の会社関連なので生ゼリーがついていたり、料理、可愛らしかった。
天井凝ってる。家族連れが多かった。
廊下で人に会わないが、浴室と、食事室には結構客がいた。
床、ぴっかぴか。
そしてやはり、女優さんのポスター。鉄道会社の。
やはり売りは、大正ロマン感いっぱいの、ロビー?(っていうのかしら)と浴場なんでしょうね。お土産コーナーで、みすゞ飴の色んなバリエーション売ってた。
どの角度でも絵になる感じ?全体のバランスの問題なんだなぁ。細々と見ると、文化財だらけなわけでもないから。全体で、レトロ感出してるのだな。
春の明るさ。観光しに出かける。
花屋、Gotoキャンペーンやってるのね。